「医学物理の理工学 上巻」発売 ~ 医学物理に興味のある人、医学物理士を目指す学生に最適の啓蒙書 ~

@Press / 2012年9月24日 10時30分

『医学物理の理工学 上巻』表紙
株式会社養賢堂(所在地:東京都文京区、代表取締役:及川 清)は,「医学物理の理工学 上巻」を発刊しました。欧米諸国ではがん患者6割は放射線治療を受けており、がん治療主幹をなしているのに対し、日本は4人に1人にとどまっています。今後、わが国でも放射線治療の需要が高まり、現場において医学物理を習得した医学物理士の活躍が期待されています。
http://www.yokendo.com/book/978-4-8425-0503-9.htm


■「医学物理の理工学 上巻」について
 医学物理学とは具体的には、
 (1)小さな画像を鮮明に画像化する、特に人体の機能を画像化して正確な診断を実現する人体の画像化に対する学問
 (2)放射線や温熱を利用して副作用なく効果的にがんを消滅させる治療を達成する学問
 (3)医学に利用される放射線の害を最小限に抑える学問
、といえます。

 医学物理士とは、基礎から応用までの物理学の専門的観点で高品質・高精度の放射線治療を患者へ提供するために貢献する職種です。ここでいう貢献とは臨床業務に対する貢献、研究開発に対する貢献、教育に対する貢献の3つです。資格の認定は医学物理士認定機構が行っています。

 最近まで、医学物理士は魅力的な資格とは言い難く、臨床現場は、放射線治療医、診療放射線技師、看護師などによって支えられ、医学物理士の入り込める余地は少ないのが現状です。日本における放射線治療は臨床・研究・教育いずれも先進欧米諸国に比べ、10年から20年遅れているといわれています。

 欧米諸国ではがん患者の6割は放射線治療を受けており、放射線治療ががん治療の主幹をなすことは世界的常識となっています。他方日本においてはがんの代表が胃がんであったこと、胃が手術に適した部位であったことから「がん治療=手術」という考えが定着していたこともあり、がん患者の4人に1人が放射線治療を受けているにすぎません。しかし、生活習慣の欧米化により状況は大きく変わろうとしています。10年後にはがん患者の半数が放射線治療を受けると試算され、日本人の4人に1人が放射線治療を受ける計算になります。

 今後、臨床現場での高度な治療システム管理による安全確保、最新機器の開発、研究教育の現場において医学物理を習得した人の活躍が期待されます。

 下巻は来春発売予定で、内容は治療、診断、治療における放射線生物作用、放射線医薬品送達システム、生体シミュレータ、安全工学、社会受容性とビジネス化、です。

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