「経営」と「知的財産」の双方を理解し、架橋する新しい高度専門職 コンテンツビジネス領域の「知的財産アナリスト」の養成を開始

@Press / 2012年10月1日 16時0分

 知的財産教育協会(東京都千代田区、代表理事会長:棚橋 祐治)は、新しくコンテンツビジネス領域に対応した、企業経営・ファイナンス・知的財産の専門知識を基礎に企業の戦略的経営に資する情報を提供できる専門人財「知的財産アナリスト」を養成する、『知的財産アナリスト養成講座(コンテンツ)』を2012年11月より開始します。

 この講座の開講により、わが国のコンテンツ分野における無形資産投資を拡大し、無形資産大国の実現に貢献したいと考えています。


【知的財産アナリスト養成講座(コンテンツ)】 http://ip-edu.org/ipa_con


■コンテンツ領域における知的財産と経営を架橋する人財の必要性
 企業の知的財産マネジメントにおいて、「経営」と「知的財産」を連動させる必要がある、という点には異論がありませんが、実践できている企業は大企業・中小企業を問わず、未だに少ないのが実情と言われています。この原因を分析した結果、企業経営・ファイナンス・知的財産という少なくとも3つの領域の専門性を持って「経営活動と知的財産活動を結びつけられる人財」、「知的財産の価値評価をできる人財」が世の中にほとんどいないことが大きな要因の一つである、という仮説に行き着きました。

 そこで、当協会では、2011年よりそのような人財の育成を目的とした養成講座を創設し、また2012年より知的財産アナリストを資格化し、人財育成に取り組んできたところ、現実の企業においてそのような人財に対する強いニーズがあること。そして、それは特許を中心とした技術の領域に限定されず、映画・アニメ・音楽・ゲーム・放送・出版等のいわゆるコンテンツビジネスを行う企業の領域まで広く存在することが判明しました。

 現在のコンテンツビジネスにおいては、デジタル化、インターネットの普及などのIT技術の進歩に伴い、コンテンツの創造や流通、視聴まで、事業環境が非常に速いスピードで変化しています。この事業環境が激しく変化する中で、コンテンツ事業を成功させるために、ヒットしているコンテンツやビジネスモデルを解析し、成功に導く法則(モデル)の可視化やコンテンツの経済的な価値評価を行い、経営戦略や知的財産戦略の策定・提案などができる人財が求められています。


■知的財産アナリストとは
 知的財産アナリストとは、企業経営・ファイナンス・知的財産に関する専門知識を有し、国内外の他社・自社の各種知的財産関連情報の収集・分析・評価・加工、知的財産あるいは企業の価値評価等を通じて、企業の戦略的経営に資する情報を提供できる特殊スキルを持つ職種のことをいいます。

 このような専門人財が、仮に「企業」の中にいれば、「経営」と「知的財産」の間、言い換えればジェネラリストの「経営陣」とスペシャリストの「知的財産部門」または「ライツ管理部門」とのギャップを埋めるインターフェースとなり、「経営」と「知的財産」の連動を促進する重要な役割を担います。

 また、金融機関においては、これまでオフバランスの資産としてほとんど考慮されてこなかった知的財産の価値(あるいはそれに伴うビジネスモデル)を適正に評価して、本来の企業価値をより適正に評価できると考えられます。

 さらに、弁理士・弁護士・公認会計士等、企業に様々な助言をする外部専門家がこのようなスキルを持てば、その企業に対して従来以上に的確かつ有効なアドバイスができると考えられます。

 ただし、複数領域の高度かつ広域の知見を必要とするため、基礎となりうる専門性を既に保有する所定の国家資格者(知的財産管理技能士・弁理士・弁護士・公認会計士等、一部に公的資格を含む)に受講対象者は限定されます。


■現在実施している「知的財産アナリスト認定講座」との違い
 現在実施している「知的財産アナリスト認定講座」は、特許を中心とした技術領域を対象とした内容となっており、資格認定を行う「認定講座」です。これに対し、今回開始する「知的財産アナリスト養成講座」は、コンテンツビジネス領域を対象とした内容となっており、資格認定を行わない「養成講座」とし、並行して実施します。ただし、本養成講座についても、回を重ね、将来的に「認定講座」とする予定です。

 また、すでに認定を受けている知的財産アナリストも本養成講座を受講し、さらに専門領域を拡張していくことが予想されます。


■知的財産アナリスト(コンテンツ)の活躍の場
 本養成講座を修了した知的財産アナリストは、高度な専門知識を基礎にコンテンツ企業の戦略的経営に資する情報を分析・提供できるため、その活躍が期待される場は、コンテンツ企業の経営企画部門、ライツ管理部門を筆頭に、シンクタンク、金融業界、会計・経営コンサルティング業界にまで広がっています。

 具体的には、企業の経営企画部門あるいはライツ管理部門の戦略・情報部門の専門職、知的財産コンサルタント、シンクタンク研究員として活躍、あるいは銀行等の融資業務、証券会社等の投資業務における高度専門スキルとして役立てることが想定されます。


■どのような人が目指すべきか
 所定の有資格者のうち、コンテンツ企業の経営企画部門やライツ管理部門の方、マーケティング関連企業で情報関連業務を専門とされてきた方(例えば、リサーチャーの方)、産業調査を担当するシンクタンクの研究員、経営コンサルティング会社のコンサルタントの方、銀行・証券・保険会社等で企業の経営状態・将来性を分析・評価する必要のある方、知的財産コンサルティング業務や価値評価を行う弁理士の方(知的財産鑑定書の作成等)、無形資産の時価評価やM&A業務を行う公認会計士の方等が身に着けるべき特殊スキルと考えられます。


【知的財産アナリスト養成講座(コンテンツ)・実施概要】
講座名   :知的財産アナリスト養成講座(コンテンツ)[第1期]
日時    :2012年11月3日(土)、11月4日(日)、11月18日(日)、12月2日(日)
会場    :金沢工業大学 虎ノ門キャンパス1301講義室
       (東京都港区愛宕1-3-4 愛宕東洋ビル13階)
会場協力  :K.I.T.虎ノ門大学院
申込受付期間:2012年10月1日(月)15:00~2012年10月22日(月)15:00(予定)


講座内容:
●「企業戦略」
講師:森 祐治氏(株式会社電通コンサルティングディレクター 常務取締役)

●「知的財産戦略」
講師:山内 明氏(株式会社三井物産戦略研究所 知財戦略室 室長 弁理士)

●「知的財産法」
講師:村尾 治亮氏(東啓綜合法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士)

●「マーケティング」
講師:後藤 啓一氏(株式会社ビデオリサーチ 経営管理局 経営企画部専門職部長)
   福島 泰氏(ジェネシス株式会社 事業開発部 技術開発グループ グループ長)

●「コンテンツ価値評価(解析)」「まとめ(ワークショップ)」
講師:田中 康之氏(博士(環境学)、AIPE認定知的財産アナリスト、
金沢工業大学大学院客員教授、株式会社TBSテレビ編成制作局メディアライツ推進部 担当部長)

●「コンテンツファイナンス」
講師:仙石 実氏(税理士法人AKJパートナーズ パートナー、公認会計士・税理士)
   塚越 雅信氏(インクタンク・ジャパン株式会社 代表取締役社長)
   黒川 裕介氏(株式会社All Nippon Entertainment Works COO)

受講資格:弁護士/弁理士/知的財産管理技能士(3級を除く)/技術士/
     公認会計士又は会計士補/税理士/米国公認会計士(CPA)/
     銀行業務検定合格者
     (法務・財務・税務・信託のいずれか。ただし、3級及び4級を除く)/
     中小企業診断士/証券アナリスト

知的財産アナリスト養成講座(コンテンツ)の詳細・申込はこちら
【知的財産アナリスト養成講座(コンテンツ)】 http://ip-edu.org/ipa_con


<関連サイト>
知的財産教育協会ホームページ  : http://ip-edu.org/
知的財産教育協会ニュースリリース: http://ip-edu.org/newsrelease

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