モンタビスタソフトウエア、インテリジェントエッジ向エンドツーエンド・ソリューション「MVEdge」を新投入
@Press / 2022年5月12日 9時30分
米国カリフォルニア州サンタクララ 2022年4月26日(現地時間発) - 商用Embedded Linux(R)製品およびサービスで市場をリードするMontaVista(R) Software, LLC(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ/以下、モンタビスタ)は、英国ファウンダリーズアイオー社(Foundries.io)とのパートナーシップにより、主にゲートウェイ・タイプの機器を対象としたフル・プラットフォームソリューションである「MVEdge」(MVエッジ)を新規に発表しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/309692/LL_img_309692_1.png
MVEdgeロゴ
MVEdgeは、展開後すぐに利用可能な組み込み機器向けLinuxオペレーティングシステムで、オプションとして商用レベルのサポートとメンテナンスが選択でき、セキュリティとソフトウェアアップデートの最新技術を用いたインテリジェントエッジ向けの画期的なソリューションです。
MVEdgeの利用によりお客様は自社の開発リソースをLinuxプラットフォーム上でのコア製品開発や拡張に専念させることができ、お客様に代わりモンタビスタが、ランタイム・プラットフォームおよび製造セキュリティプロセス向けのサポートを含め、ソースコードの確保から製品展開までの幅広いDevOpsを提供いたします。
MVEdgeでは、Linuxディストリビューションのメンテナンスに向けたアプローチや最終製品のライフサイクル要求に対し柔軟に対応可能で、加えてCVEメンテナンスの異なるサービスレベルやSLAにより規定されるサポートの各種標準の認証レベルに合わせたセキュリティ構成等のオプションを含みます。
MVEdgeは、これまでに発表済であるモンタビスタと英国Foundries.io社の先進的なパートナーシップによる成果で、2社が事業のコアとして持つ能力を併せて提供します。これらは、幅広いレンジの組み込み用ハードウェアボートをサポートし市場で立証済であるモンタビスタによる商用組み込みLinuxのディストリビューションと、Foundries.io社のエンドツーエンドOTAアップデートテクノロジーおよびコンテナベースのCICDを含むクラウドネイティブ・ツールスイートにより構成されます。
MVEdgeはモンタビスタが提供するフィーチャーリッチなLinuxがベースであり、組み込み機器市場で20年以上の実績があるCGX(キャリアグレードエキスプレス)と同じインフラストラクチャー上で開発されています。MVEdgeはインストール後からすぐにモンタビスタCGXの持つ商用グレードのサポートや、高い技術専門性支援、堅牢な品質、そして10年を超えるサポートオプションなどをご利用いただけます。
MVEdgeに含まれるLinuxベースラインは、クラウドベースのビルドインフラストラクチャーを提供する革新的なDevOpsツールスイートである“FoundriesFactory”ビルドシステム、そして先進的で迅速な管理機能を備えるセキュアなOTAアップデートと共に提供されます。この組み合わせにより開発者は、業界をリードするLinuxプラットフォームとセキュリティおよび構成情報をサポートするサービスを活用でき、複雑なクラウドIoTプロジェクトの確実な展開と管理が可能になります。
当ソリューションの価値は、最終製品のライフスパン全般に渡って付加価値の高いソフトウェアを迅速に展開し、確実に保守・維持ができるエンドツーエンドのプラットフォームを提供することにあります。
MVEdgeによりお客様は、事前にインテグレートされたソリューションとソフトウェアツールを利用でき、フィールド展開済の機器に対しモンタビスタから提供されるシームレスなCVEパッチストリームを10年以上の長期に渡り適用しサポートを受けることができます。
メンテナンスのパッチには、お客様により展開されたベースラインに合わせ、脆弱性に対応した最新のセキュリティに対するバックポートサポートが含まれます。このアプローチによりフィールドに展開済の機器をセキュアに保つことができ、Rebaseに伴うリグレッションのリスクを大幅に低減することが可能です。
モンタビスタによる商用グレードのプロセス活用により、ライフサイクルマネジメントに対するセキュアなOTAと併せ、MVEdgeはサイバーセキュリティ関連の認証に要求されるだけでなくIoT製品に対するCommon CriteriaやIoTSFといった機能安全に対する理想的なLinuxベースラインを提供します。
MVEdgeのイニシャルバージョンはYoctoプロジェクト3.1 ユーザースペースベースラインを基とし、数々の賞を受賞したモンタビスタのプロフェッショナルサービス・チームにより提供されるカスタムBSPオプションと併せ、IA/x86、ARM、PPC、およびMIPSといったアーキテクチャーを広くサポートするLinux Kernel 5.4をベースに提供されます。
Supporting Quotes:
モンタビスタ社で製品担当ディレクターであるIisko Lappalainenは次のように述べています。
「既に提供を開始している弊社MVShield製品群に加え、新たに組み込みLinux市場のゲームチェンジャーとなるMVEdge製品を投入できることをとても嬉しく思います。Foundries.io社の革新的な技術とモンタビスタの非常に安定したセキュアで多機能、そして市場で立証済のLinuxのベースラインが組み合わされ、これまで難しかった問題が短時間に解決できるようになります。これはセキュアなプラットフォームであることが既に証明され市場要求に即座に対応できるだけでなく、長期サポートのパイプラインやセキュアなOTAプロセスがすぐに使える事によります。これによりお客様はエッジ上の組み込み機器をセキュアで最新の状態に保つことができ、サイバー攻撃の脅威に対する回復力を効果的に改善できます。」
またFoundries.io社CEOであるGeorge Greyは以下のように述べています。
「モンタビスタ社と新しいMVEdge製品のサポートに向け、FoundriesFactory DevOpsプラットフォームを利用した協業ができることを嬉しく思います。モンタビスタLinuxとその専門的なサービスに、Linuxソフトウェアの開発・展開・保守作業にクラウドテクノロジーを利用する弊社の画期的なアプローチを組み合わせることにより、エッジ市場にセキュアなインテリジェントデバイスを開発・展開するOEMメーカーが、より早く市場に製品を供給し新たなビジネス機会を得られるようになります。」
MVEdge製品は試用版が既に用意されており、一般向には2022年第3四半期の出荷を予定しています。
MVEdge製品にご興味、あるいはご質問がございましたら、弊社ホームページからお問い合わせください。
■米国MontaVista Software, LLCについて
MontaVista Software, LLCは、20年以上にわたって商用品質のLinuxと卓越した技術サポートを提供し続ける組込Linuxのリーダーです。コンシューマ機器・通信インフラ・家庭やオフィスの機器に至るまで、幅広い分野で数多くの組込製品に採用されています。
お客様はモンタビスタの開発プラットフォームを利用することにより、早期の開発着手、開発期間の短縮、高い品質の製品機能提供、トータル・コストの削減といったメリットを得られます。
詳しくは https://mvista.com/ をご覧ください。
当報道資料は、2022年4月26日(現地時間)にMontaVista Software, LLCが発表したプレスリリースを参考にしています。詳細については、 https://mvista.com/en/about_press/ (英語)をご覧ください。
MontaVistaは、MontaVista Software, LLCの登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。
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プレスリリース提供元:@Press
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