西武バス×伊藤忠エネクス 廃食油等を原料とする「リニューアブルディーゼル」で走る日本初の旅客バスが誕生!
@Press / 2022年7月6日 13時30分
西武バス株式会社(本社:埼玉県所沢市、代表取締役社長:塚田 正敏、以下「西武バス」)と伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田 賢二、以下「伊藤忠エネクス」)は、世界最大級の再生可能資源由来の燃料(以下「リニューアブル燃料」)メーカーであるNeste OYJ(本社:フィンランド、CEO:Matti Lehmus、以下「NESTE社」)グループと協働で、リニューアブルディーゼル(Renewable Diesel、以下「RD」)の旅客自動車(大型の一般乗合バス)での使用を開始し、2022年7月14日(木)より、西武バス所沢営業所にて「リニューアブルディーゼルで走る日本初の旅客バス」として運行を開始します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/316860/LL_img_316860_1.png
RDを使用して運行するバス(外観イメージ)
西武バスは、7月14日(木)より、同社所沢営業所の路線バスの一部において、従来の軽油に代わる燃料として、RDを100%使用いたします。営業運行する旅客自動車での、温室効果ガス排出削減が可能なRDの燃料の使用は、国内業界で初めてとなります。本取組は、伊藤忠商事株式会社がNESTE社とRDの日本国内向け輸入契約を締結、伊藤忠エネクスが国内のRD輸送及び給油に係る一連のサプライチェーンの構築を行ったことにより実現したものです。
西武バスは、安全安心を第一に、環境や社会情勢が抱える課題を解決する取り組みを推進し、社会に貢献する企業を目指しております。これまでも、ハイブリッドバスや燃料電池バス、バイオディーゼル燃料の導入、エコドライブの実施など、地球環境負荷の軽減に努めており、引き続き環境にやさしく、地域に調和できる公共交通機関であるべく、この度、次世代バイオディーゼルであるRDの導入を決定いたしました。
なお、詳細は以下の通りです。
1.運行概要
【運行営業所】 西武バス所沢営業所
【運行台数】 一般乗合バス(大型路線バス)1台
【運行時期(予定)】 2022年7月14日(木)~
【運行系統(予定)】 [所52]所沢駅東口~東所沢駅~志木駅南口
[所55]所沢駅東口~安松~東所沢駅
2.NESTE社・RDについて
NESTE社は、食品競合のない廃食油や動物油等を原料とした、RDや持続可能な石油代替え航空燃料<Sustainable Aviation Fuel(以下 SAF)>などを製造している世界最大級のリニューアブル燃料メーカーで、伊藤忠商事とは過去数年の協働を経て、2020年10月のSAFの日本国内向け供給を実現しました。さらに、循環型低炭素社会の実現に向けた取り組みを強化するため、このたびRDの分野での拡大に至りました。
NESTE社のRDは、食品競合のない廃食油や動物油等を原料として製造され、ライフサイクルアセスメントベースでのGHG排出量で石油由来軽油比約90%削減を実現いたします。RDは主に輸送用トラック・バス等での使用が期待され、いわゆる「ドロップイン」燃料として、既存の車両や給油関連施設をそのまま利用開始することが可能です。既に欧米を中心に、広く流通実績があります。脱炭素施策に係るコストを最小限に抑え、GHG排出削減にも大きく貢献できる「次世代リニューアブル燃料」として、今後の陸上輸送分野での更なる利用拡大が期待されます。
3.西武バスの目指す姿 ~社会課題解決につながる公共交通機関として~
西武バスは、安全安心を第一に、環境や社会情勢が抱える課題を解決する取り組みを推進し、社会に貢献する企業を目指しております。今後も、安全安心を第一に、引き続き環境や社会情勢が抱える課題を解決するため、サステナビリティアクションを推進してまいります。
<これまでの主な取り組み>
【温室効果ガスの削減につながる取り組み】
・ユーグレナ社のバイオディーゼル燃料の『サステオ』を導入
・水素を動力源とした量販型燃料電池バス『SORA』を導入
【安全安心のバス輸送実現に向けた取り組み】
・乗務員教育のためデジタル技術を活用した『S-tory prologue』の導入
【少子高齢化による人材不足に備えた取り組み】
・『自動運転の実証実験』の実施
4.西武グループのサステナビリティアクションについて
この取り組みは西武グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして積極的に推進している「サステナビリティアクション」の一環としても位置付けることができるものです。
■西武グループのサステナビリティに関する取り組みについて
https://www.seibuholdings.co.jp/sustainability/
5.伊藤忠エネクスグループのサステナビリティアクションについて
伊藤忠エネクスグループは、経営理念「社会とくらしのパートナー~エネルギーと共に・車と共に・家庭と共に~」のもと、より良い地球環境と社会との共生を実現するため、サステナビリティ重要課題の一つに「気候変動への対応~カーボンニュートラル社会実現への貢献~」を掲げ、環境ビジネスや次世代エネルギーへの取り組みを進めております。今後も当社グループは、新しい時代に合う事業の推進と社会課題の解決を通じて、人々の豊かな暮らしと持続可能な社会に貢献し続けてまいります。
■伊藤忠エネクスグループのサステナビリティに関する取り組みについて
https://www.itcenex.com/ja/csr/policy/index.html
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
カクヤスグループがオリジナルSDGsロゴマークを作成、飲食店とともにSDGsに貢献していこうという想いを込め、「飲食店× SDGs」に決定!
PR TIMES / 2024年6月24日 15時15分
-
カクヤス、家庭や飲食店から出る廃食用油の回収サービスを6月24日(月)より開始!回収した廃食用油は、SAF(持続可能な航空燃料)等に再資源化
PR TIMES / 2024年6月24日 14時45分
-
次世代バイオ燃料「RD(リニューアブルディーゼル)」を導入します
PR TIMES / 2024年6月7日 18時45分
-
いすゞは普通AT限定免許で乗れる『エルフmio EV』を出展、FCVやICEVへの取り組みも紹介……人とくるまのテクノロジー展2024
レスポンス / 2024年5月30日 10時0分
-
NYK Bulkship (Asia)がSAFを初めて船積み
PR TIMES / 2024年5月27日 14時45分
ランキング
-
1「ポテポテハッシュポテハッシュ」の癖になるリズム マクドナルド公式X、朝マックのアピール動画話題に
J-CASTニュース / 2024年6月25日 19時48分
-
2「鹿児島県産」を「兵庫県産神戸牛」表示で販売…卸売業者に是正指示 「ホルスタイン種」を「和牛」にも 誤った個体識別番号表示で農水省近畿農政局も勧告
MBSニュース / 2024年6月25日 19時20分
-
3青森のサクランボ農園で実が割れる被害、佐藤錦は1〜3割が裂果…9園が一般客の受け入れ断念
読売新聞 / 2024年6月25日 23時0分
-
4テスラ、新型EVリコール 1万台超、不具合相次ぐ
共同通信 / 2024年6月26日 7時12分
-
5新NISAで人気の「NTT株」が5月から急落した深層 個人株主は急増も、海外投資家と思惑のズレ?
東洋経済オンライン / 2024年6月26日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)