ベルシステム24、Belong社と共同で、DCT(分散型臨床試験)におけるリモート臨床試験をサポートする「デバイスマネジメントサービス」を提供開始
@Press / 2022年8月4日 11時30分
株式会社ベルシステム24(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:野田 俊介、以下:当社)は、コロナ禍を背景に急拡大する、被験者の来院を必要としないリモート臨床試験の支援として、ePRO(患者報告アウトカム電子システム)*1やeCONSENT(電子的同意取得)*2などデジタル活用のためのスマートフォンやタブレット等のデバイス端末や通信回線の調達、管理といったプロビジョニングからMDM(モバイルデバイス管理)*3、被験者向けのヘルプデスクも含めた一連の業務をワンストップで提供する「デバイスマネジメントサービス(以下:本サービス)」の提供を開始します。
これにより、DCT*4におけるリモート臨床試験を促進し、CRO企業でのデバイス端末調達や管理にかかる工数削減、また臨床試験での被験者の利便性向上への貢献を実現します。
本サービスの展開に向けて、中古携帯端末のオンライン流通事業を展開する株式会社Belong(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上 大輔、以下「Belong」)と連携するとともに、同社を通じて、デバイス端末のSIMカードの準備やMDMのライセンス管理などで株式会社NTTドコモにもサポートいただきます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/320666/img_320666_1.png
サービスイメージ
*1 ePRO:
electronic Patient Reported Outcomeの略。患者報告アウトカム電子システムと呼び、ウェブブラウザで動作するシステムで、リアルタイムで被験者の主観的なデータを収集することができる。
*2 eCONSENT:
テキスト、画像、音声、ビデオ、生体認証デバイス等、複数の電磁的なツールを使用することで、被験者へ情報を提供し、同意を得る手順。
*3 MDM(モバイルデバイス管理):
スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を業務で利用する際に一元的に管理するための仕組み。
*4 DCT(分散型臨床試験):
医療機関への来院に依存する臨床試験(治験)から、オンラインや訪問などにより、医療機関に来院しない、もしくは来院回数を減らした臨床試験(治験)の取り組み。
■サービス開始の背景・目的
新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、製薬業界でも新薬開発のスピードアップと効率化のためのIT化が加速しています。その中でも臨床試験においては、従来、被験者が医療機関に来院するケースがほとんどでしたが、スマートフォンやタブレット等のITデバイス端末を活用し、被験者の自宅や近隣の療養施設等で行うことで、臨床試験の地理的・時間的な制約を取り除き、被験者に寄り添った臨床試験を実現するDCTの取り組みが進んでいます。一方で、DCTを進めるためのePROやeCONSENTを実施するには、デバイス端末の調達や管理、また、セキュリティ担保のための電話機能やインターネットの制限といった臨床試験の用途に合わせた仕様設定などが必要となるため、臨床試験を進めるCRO企業の工数や負担の増加が課題となっています。
このような課題を解決すべく、35年以上にわたり症例登録や薬剤割付業務を通じて臨床試験に携わってきた当社の運用ノウハウや知見と、Belongでのスマートフォンやタブレットの調達スキームを融合し、被験者へのデジタル端末の貸与から臨床試験に必要な仕様設定、端末紛失時のリモート制御や遠隔での仕様変更といったMDM、被験者の端末利用サポートまでを一気通貫で行うサービスを提供することとなりました。
■今後の展望
本サービスを皮切りに、ウェアラブル端末の活用や訪問介護での遠隔確認など、今後広がっていくDCT領域への展開を見込んでいます。今後も、激変する医薬品開発環境に対応していくため、パートナー企業との協力や提携も進めながら、次世代の臨床試験のニーズに合った最適なソリューションを提案・推進し、医薬品開発のパートナーとして医薬品開発を支援し続けます。
ベルシステム24について 企業URL:https://www.bell24.co.jp/
全国で3万人を超える従業員を擁し、1982年に国内初の本格的コールセンターサービスを開始以来、企業と生活者との接点となって、様々なサービスを展開して参りました。2020年には『中期経営計画2022』により、在宅コンタクトセンターの4,000席への拡大や、データ活用をはじめとしたDX推進、戦略提携などのアライアンス強化を重点施策として掲げています。
今後も業界のリーディングカンパニーとして、「ヒト」と「テクノロジー」の力を掛け合わせることで培ってきた運用知見をもとに、様々なソリューションの開発・提供を通じ、当社の使命である「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を実現して参ります。
本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本件に関するお問い合わせ
株式会社ベルシステム24ホールディングス 広報IR室
E-mail:pr@bell24.co.jp / TEL:03-6896-619
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
日本CTX研究会、「日本におけるDCT普及に向けた提言」を公開
PR TIMES / 2024年9月20日 14時15分
-
欧州臨床腫瘍学会年次総会においてCancer Research UK が がん免疫療法候補薬HTL0039732の第I/IIa相臨床試験に関して発表予定
PR TIMES / 2024年9月13日 18時15分
-
IBM×神戸医療産業都市推進機構、AIと医療RWDで臨床開発業務を変革 - 治験短縮
マイナビニュース / 2024年9月11日 6時0分
-
CTBE社、脱細胞化技術を用いた膝前十字靭帯再建用の組織再生型靭帯治験開始のお知らせ
PR TIMES / 2024年8月29日 10時45分
-
富士通、ドラッグ・ロスの解消に向け治験領域でデジタル化を支援
マイナビニュース / 2024年8月27日 7時29分
ランキング
-
1PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
-
2「うどんみたいな布団」が突如爆売れ、Xで16万いいね 「売れたらラッキーくらいに思ってた」と担当者
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月21日 7時40分
-
3キオクシアHD、1200億円の融資枠設定=三重・岩手の投資に活用
時事通信 / 2024年9月20日 22時41分
-
4日経平均は9月下旬以降再び下落する懸念がある それでも中期での日本株の魅力は変わらない
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時30分
-
5「コンビニは高い」払拭目指すセブン-イレブン 松竹梅の“梅”重点強化
食品新聞 / 2024年9月20日 9時57分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください