日本事務器、知識・情報の共有で変化に対応できる「新しい漁業」へ「MarineManager +reC.」を8月23日に提供開始
@Press / 2022年8月23日 10時0分
日本事務器株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:田中 啓一、資本金:3.6億円、略称:NJC)は、漁業者視点で勘と経験に培われた知恵を記録し、長期的に漁業活動を把握できるアプリ「MarineManager +reC.」(マリンマネージャープラスレック)を、2022年8月23日より提供開始いたします。
◆「人」中心ビジネスで水産業課題にアプローチ
日本の水産業は、漁業者の高齢化・後継者不足に資源減少など、多くの課題に直面しています。
2021年に農林水産省から発表された、2018年漁業センサスによると、漁業就労人口は、65歳以上の人が最も多く、仕事に対する価値観の多様化から、新規参入による若年層の増加がみられるものの、そのスピードは遅く、漁業者の高齢化や後継者不足が叫ばれています。
漁業生産量も、昭和59年をピークに減少傾向となり、日々進む環境や生態系の変化、毎年食べていた魚が食べられなくなるなど、私達の生活を通しても解決は急がれるものばかりであると同時に、歴史ある産業の1つである日本の水産業は、古くから根付く魚食文化、日本ならではの多種多様な魚種、地域社会の維持など、まもり・つくり・つなげていくべき大切な産業です。
近年では、漁業従事者の意識の変化、ICTやAIなどの技術の活用で、効率化・省人化・省力化といったデジタルトランスフォーメーションに向けた取り組みや、成長産業化が少しずつ進んでいます。
こうした中、NJCでは最新のIT技術と「人」中心のビジネスデザインを武器に、スマート・デジタル水産業の推進、ひいては「SDGs14 海の豊かさを守ろう」への貢献と、漁業の持続発展を支援します。
NJCは、海で陸で、それぞれの持場でたたかう漁業関係者を支えるサービスとして「MarineManager」の提供をスタートし、40年以上にわたり、漁業協同組合向け業務システムを販売してまいりました。
今回、新たに提供開始いたします「MarineManager +reC.」(マリンマネージャープラスレック)は、こうした長年の活動の中でNJCが蓄積したノウハウと「漁業者の大切な勘と経験を支えるサービス」を通して、もっともっと良い未来へアプローチしていきたいという思いから誕生しました。
ITを活用し、漁業者一人ひとりが新しいアイディア・気付きと共にデータを利活用することで、環境や人、働き方など多様な変化に対応した「新しい漁業」への第一歩となるよう、水産従事者とのサービスの共創に努めてまいります。
◆MarineManager +reC.(略称:プラスレック)を“漁具の1つに”
「MarineManager +reC.」を漁具の1つに、日々の漁業活動をデジタル化し、「新しい漁業」へと導きます。
「まもり・つくり・つなげられてきた知恵」や「勘と経験」、日々変わりゆく自然環境など、知識・情報を形にして残し、共有し、これからの漁業に繋いでいくことで、いつまでも続いていく豊かな海と笑顔を守り、皆で「変化に対応できる漁業」を作りあげていく未来に向かっていきたい、そのような思いを込めたサービスです。
本サービスの開発においては、デザイン思考やアジャイル開発でのアプローチも行い、多くの漁業者様と漁業協同組合様に意見交換やインタビュー、体験入力のご協力をいただきました。
本サービスは、漁業協同組合様を通して漁業者様向けにご利用いただくアプリとなります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/321926/LL_img_321926_1.png
システム全体図
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/321926/LL_img_321926_2.png
利用者 画面イメージ
■サービス詳細
「MarineManager +reC.」は漁業従事者に向けて開発された、日々の漁業活動を記録するアプリです。
勘と経験で培われた漁業活動・独自の体験を、簡単に楽しく記録。日々漁業を行うなかでの、わずかな海の変化や気付き、ふとしたひらめき、ちょっとしたメモなども、画像・数字・コメントなどと共に残すことができます。記録された情報は、デジタル技術によって蓄積されていくため、振り返りたい時にすばやく確認することができ、技術継承の手助けだけでなく、今日の漁業に役立てることができます。
記録項目は、自由にカスタマイズすることが出来るため、馴染みのある言葉や独自のプロセスを入力時の選択肢として設定することが可能です。オリジナルの入力内容で、日々の漁業活動を違和感なくデジタル化へと導きます。
入力されたデータは、漁業者独自の視点で見た情報や環境観測データとともに活用することにより、漁業協同組合と漁業者の円滑な情報共有や、効率的な漁業活動をサポートすることができます。即時のデータ共有が、一人ひとりの気付きと共に早い判断へと導き、行動変容を促します。
なお、本サービスはクラウドサービスとしてのご提供になります。セキュリティ面や個人情報の保護については、NJCが万全の体制で運用しますので、安心してサービスをご利用いただけます。
◆「MarineManager +reC.」の詳細情報
https://marinemanager.njc.co.jp/
◆価格
月額 25,000円~(税別)
※料金は、利用者数と機能・サービス内容により変動いたします。
◆販売目標
今後3年間で20,000ライセンスを予定
◆今後のサービス強化/拡張計画
本リリース後も、ご利用いただいている漁業者様・漁業協同組合様からのご意見をもとに、引き続きサービスをブラッシュアップし機能を強化してまいります。
また現在は、漁業者・漁業協同組合などの水産従事者を主なお客様としてサービス設計しておりますが、将来的には、その他の場面でもご利用いただけるよう市場のリサーチと開発を行う予定です。
※「MarineManager +reC.」は、日本事務器株式会社の商標又は商標登録です。
※本資料中の他社製品およびその他記載されている会社名・製品名は各社の商標または登録商品です。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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