ウクライナ大統領の評伝を邦訳 6人の側近が語る『ゼレンスキーの素顔』発売
@Press / 2022年9月14日 11時0分
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『ゼレンスキーの素顔』書影
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022 年8月25日に『ゼレンスキーの素顔――真の英雄か、危険なポピュリストか』(セルヒー・ルデンコ 著・安藤清香 訳/税込 1,980 円)を発売しました。2019 年までは軍務はおろか、政治経験すらなかったゼレンスキーが、ロシア侵攻後、突如として世界中の注目を集めますが、その過去や人物像はあまり知られていません。ウクライナを代表する評論家でジャーナリストのセルヒー・ルデンコ氏は、ゼレンスキー大統領の側近6人を徹底取材します。豊富なエピソードから、政治家として、指導者として、そして人間としてのゼレンスキーとは、どんな人物なのかに迫ります。
ゼレンスキー大統領の唯一の評伝
本作『ゼレンスキーの素顔』の原著は、元々2021年はじめに本国で出版され、幼少期から第6代ウクライナ大統領になるまでがまとめられたものです。2022年のロシア侵攻を受け、無名の国家元首が戦時下の大統領になっていく様子を加筆し、改訂版は世界17カ国で出版が決定しています。著者のセルヒー・ルデンコ氏は、ウクライナ元大統領や政治家についての評伝で数々の賞を受賞したジャーナリストです。本書では、ウクライナの内政を切り口にゼレンスキー像に迫ります。なお、日本語訳出版にあたっては、ウクライナ人の国際政治学者であるアンドリー・グレンコ氏が解説文を寄せています。
6人の側近が語る36のエピソード
著者は、ゼレンスキー大統領の6人の側近に徹底取材を行ない、36のエピソードを紹介します。
1)ルスラン・リャボシャプカ:ゼレンスキー政権下、最初の検事総長
2)ロマン・ベスメルトニー:ドンバスに関する3者間交渉で大統領の代理人を務める
3)アンドリー・ボフダン:ゼレンスキーの政界入りを支えた政治顧問
4)ヴィクトル・ボビレンコ:ゼレンスキーが大統領になると予言した政治顧問
5)ヘオ・レロス:ウクライナ議会の副議長であり、ゼレンスキーの元同僚
6)コンスタンチン・ボンダレンコ:政治顧問
本書には、説教じみた話や偏見、情報操作などは含まれていない。事実だけだ。私はただ、第6代ウクライナ大統領の素顔の肖像画を描きたかったのだ。その出来栄えは、読者の皆さんにご判断いただこう。 ――セルヒー・ルデンコ (本文より)
『ゼレンスキーの素顔』について
著者
セルヒー・ルデンコ (Sergii Rudenko)
ウクライナの時事評論家、テレビジャーナリストで、独『ドイチェ・ヴェレ』で毎週著者コラムを執筆し、インターネットテレビ局「エスプレッソ」の編集長を務めている。「ラジオリバティー」のウクライナ・サービスに勤務していた。ヴィクトル・ユシチェンコ、ユリヤ、ティモシェンコ、ヴィクトル・ヤヌコヴィチの側近に関する書籍は、雑誌『コレスポンデント』が選ぶ最高の本トップ20に選ばれた。2009年には著書『ユリヤ・ティモシェンコの政府(仮邦題)』が雑誌『コレスポンデント』が選ぶ最高の本の1冊に選出された(ジャーナリズム部門第3位)。
2012年にパブリックドメインで公開された著書『ヤヌコペディア(仮邦題)』は、15万4000人の読者を獲得する。本書『ゼレンスキーの素顔』は、世界17カ国で出版が予定されている。
訳者
安藤清香(あんどう さやか)
東京外国語大学外国語学部ロシア東欧過程ロシア語専攻卒業、英国プリストル大学大学院政治学研究科修了。国際関係論修士。外務省専門調査員として、在ロシア日本国大使館経済部、在ウクライナ日本国大使館経済班に勤務。
書誌情報
タイトル:ゼレンスキーの素顔
サブタイトル:真の英雄か、危険なポピュリストか
著:セルヒー・ルデンコ
訳:安藤清香
解説:アンドリー・グレンコ
判型:四六判並製
定価:1,980円(税込)
発売日:2022年8月25日
ISBN:978-4-569-85249-2
発売元:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85249-2
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