工学院大学附属高等学校自動車部が白浜ECO-CARチャレンジで総合とエキスパートクラスで3位
@Press / 2022年9月28日 10時30分
工学院大学附属高等学校(校長:中野 由章、所在地:東京都八王子市)の自動車部は、9月23日から24日にかけて旧白浜空港特設会場(和歌山県西牟婁郡白浜町)で開催された「白浜ECO-CARチャレンジ」に参戦し、エキスパートクラスで第3位に入賞しました。社会人や大学生、高専生からなるソーラーカーチームに交じり、他クラスを含む総合でも3位に入る健闘を見せました。
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白浜ECO-CARチャレンジで快走する工学院大学附属高校自動車部
レース初日は台風16号の影響による激しい雨と強い風に見舞われ、全チームが走行できないまま2日目の本戦を迎えました。工学院大学附属高校自動車部は、加減速の回数が多いコースの特徴を考慮して、モーターの負担を軽減するモーター冷却装置と温度モニタを備えて参加しました。計器や戦略システムは、IT化、情報工学のネットワーク技術を導入して製作したことにより、効率が良い状態で安定した走りを続けることができました。大会運営の都合で、走行時間が急遽1時間短縮されたものの、一周2,540mのコースを5時間で104周し、最上位クラスのエキスパートクラス3位、別クラスを含めた総合3位でゴールしました。
参戦にあたり、工学院大学ソーラーチームが事前の車両調整から当日のレース展開まで全面的にサポートしました。大学附属高校ならではの連携は、高校生にとって、授業での学びと技術が結びつき、今後の進路を深く考える得難い機会となりました。
同校自動車部は、10月には中学生の部員とともに、別のマシンでエネルギー効率を競う大会と、乾電池を動力に運転するレースに参戦し、さらなるチャレンジを続けます。
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大学生から教わる工学院大学附属高校自動車部の生徒たち
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白浜ECO-CARチャレンジに参戦した、工学院大学・附属高校メンバー
■高校生コメント:加山 智士さん(高校2年、自動車部部長)
ドライバーを務め、初めて時速90kmで走行しました。緊急ピットインでは今回参加した部員9名全員で修理できて楽しかったです。機械工学などを専門に学ぶ大学生が私たち高校生にもわかるように説明してくれたので、整備やエネルギーマネージメントを理解できました。車両は、2013年に世界大会に出場した車体を大学から譲り受けたので、一から作ることを考えると経済面・作業時間でとてもありがたかったです。加えて、タイヤ・ホイール・モーター、そして一番重要なバッテリーは、多くの皆さんからのご支援のおかげで購入できて、貴重な参戦経験をさせてもらえました。足回りは、サーキット走行が可能な状態に強化し、レースに挑みました。
高校卒業までの約1年半は、ベストを尽くして、後輩に形として何らかのものを継承できるように頑張ります。
■高校コメント:島田 浩行 副校長(技術科教員、工学院大学附属中学校・高等学校自動車部顧問)
自動車部は、大学の協力を得て2021年8月からソーラーカーレースに挑戦しています。準備での学びはもちろん、レース当日は、完走のためにピット運営やドライバーの支援を全員体制で行うこと、無線でのやりとりから一回で伝わる表現を考えるなど、多くの気付きがあったようです。太陽光を利用して走ることから環境問題を考えるきっかけとなり、本校生徒による取り組み「ソーラーカーの実用化と自動車の脱炭素化」は、脱炭素チャレンジカップ2022でレンゴー最優秀脱炭素未来づくり賞を受賞しました。SDGsを自分事と捉えて挑戦し、解決方法を創造し、社会に貢献することを目標に、今後も大学とタッグを組み、効果的な教育の場を設ける所存です。
■大学ソーラーカーチームコメント:濱根 洋人 教授(工学部機械システム工学科、工学院大学ソーラーチーム監督)
大学生にとっても初めての会場で試行錯誤する面もありましたが、無事故で完走することができました。他チームの走りから学ぶことは多く、高校生は驚くことばかりだったようです。高校生部員はこの大会に向けて、6月から大学の施設で部品作りや太陽光パネルの扱いなどを学んできました。理解力、好奇心ともに今後が楽しみな生徒が多くいます。その姿は、ITネイティブで近い世代の大学生に大きな刺激となっています。大学チームの技術とチーム力向上のためにも、高校自動車部との連携は続けていきたいと思っています。
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プレスリリース提供元:@Press
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