日本薬学会第133年会にて一般学術発表~ノニ(Morinda citrifolia)果肉および含有成分のイリドイド配糖体DAAに免疫賦活作用を発見~
@Press / 2013年3月29日 11時0分
モリンダ ワールドワイド インク(本社:米国ユタ州プロボ、社長:ジョン・ワズワース)とその共同研究機関である近畿大学薬学部は、3月28日、日本薬学会第133年会において「ノニ(Morinda citrifolia)果肉の細胞性免疫応答に及ぼす影響」の演題で一般学術発表を行いました。
免疫機能を低下させたマウスにノニ果肉を経口投与して行う2種類の実験により、ノニ果肉に細胞性免疫賦活作用・免疫調節作用が認められ、その後の成分探索の結果、イリドイド配糖体DAA(脱アセチルアスペルロシド酸)※が有効成分のひとつであることが明らかになりました。
※ 脱アセチルアスペルロシド酸(deacetylasperulosidic acid)
【概要】
(1)塩化ピクリル誘発接触性皮膚炎(PC-CD)試験
マウスの耳に皮膚炎を起こす薬剤を塗布し、発症した耳浮腫を計測した。正常なマウスは、アレルギー反応が起こり耳浮腫を起こす。免疫機能が低下している場合は、耳浮腫は起こりにくい。そこで、事前にノニ果肉を経口投与し、免疫抑制物質を投与したマウスで確認したところ、クレスチン(免疫賦活剤)を使用したマウスと同程度の耳浮腫の低下を抑制することが認められた。したがって、ノニ果肉に細胞性免疫応答の低下抑制作用が認められ、その後の成分探索によりイリドイド配糖体であるDAAが有効成分のひとつであることを明らかにした。
(2)サイトカイン産生試験(ELISA法)
サイトカインは細胞性免疫の調整機能を持っており、サイトカインの種類のバランスが重要となる。正常なマウスにノニ果肉およびDAAを経口投与したところ、サイトカイン産生量には影響はなかった。
免疫を低下させるとマウスは細胞性免疫応答を活性化させるといわれている代表的サイトカインである「IL-2」の産生量が低下した。事前にマウスにノニ果肉およびDAAを経口投与し、免疫抑制物質を投与したところ、低下は抑えられた。したがって、ノニ果肉およびDAAは免疫機能を調節する作用があることが示唆された。
@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
順天堂大、花粉症などのアレルギー性鼻炎を抑制できる生体成分を発見
マイナビニュース / 2024年4月26日 13時4分
-
肝臓の炎症を防ぐ特殊なマクロファージを発見
PR TIMES / 2024年4月25日 10時45分
-
「R-1 EPS」がインフルエンザウイルス感染による病原体の侵入を防ぐ肺上皮バリア機能の損傷を抑制
共同通信PRワイヤー / 2024年4月23日 14時0分
-
薬物による副作用が皮膚で起こりやすい原因を発見~ヒト白血球抗原を介した細胞内からのストレスが引き金~
PR TIMES / 2024年4月15日 15時45分
-
Healthy Agingを目指して FPPが『テロメアを伸長するための組成物』として日本国特許取得
@Press / 2024年4月11日 17時0分
ランキング
-
1周りの人にどう思われているか気になります…他人の評価に「一喜一憂」しないためにはどうしたらいいですか?【現役住職の“天晴れ”な答え】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月4日 13時0分
-
2箱根にフロントもない「無人ホテル」開業 〝不便さ〟感じる? 記者が体験してみた
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年5月4日 18時38分
-
3Xがニュース投稿をAIで要約…活用する対話型AIグロックは「間違える可能性もある」
読売新聞 / 2024年5月4日 19時24分
-
4【お得で安心】メーカー“公式中古品”の魅力 家電や服、ピアノも『every.気になる!』
日テレNEWS NNN / 2024年5月4日 9時30分
-
5「工程見直しや調達先変更…」円安が中小企業を直撃、工夫も限界に
産経ニュース / 2024年5月4日 18時27分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください