香杏舎銀座クリニック、独自製法の漢方丸剤を院内で製造

@Press / 2013年6月10日 13時0分

製丸機による丸剤製造
香杏舎銀座クリニック(所在地:東京都中央区銀座2丁目2-4 ヒューリック西銀座第2ビル3階、院長:医学博士 日笠 穣)は、医院内で生薬を丸剤化にすることに成功しました。
医師自身が独自に処方を組み、新しい処方を創薬していくというスタイルを確立し、その独自処方により多くの患者さんの支持をいただいています。
http://www.higasa.com


【背景】
漢方は漢(現在の中国)で発達し、日本に伝来して以降、独自に発展してきた伝統医学で、患者さん個々の症状に着目し処方されます。患者さんが本来持っている自然治癒力を高めることで病気を治す治療法です。

日本では漢方薬が保険収載され多くの医療機関では日常診療に漢方が取り入れられ、現代医学に欠かせない治療法となっています。漢方薬は「湯剤(煎じ薬)」「散剤」「丸剤」などの種類がありますが、現在、医療機関で処方される薬剤は、湯剤(煎じ薬)からエキス成分を抽出し製剤化したもので、これはインスタントコーヒーに例えることができます。

エキス製剤は服薬時の利便性や携帯性、保存性などに優れ、日本において漢方を普及させるために大きく貢献してきました。

しかしながら、エキス製剤は生薬を煎じてエキスにする間に、どうしても有効成分が抜けてしまうという課題があり、また湯剤(煎じ薬)の場合は生薬を20分~30分ほど煎じ、上澄みを使用しますが、この場合も有効成分の多くがまだ生薬の中に残ったままになってしまいます。一方で丸剤は熱を加えて抽出しないために有効成分がそのまま丸剤の中に残り、生薬をそのまま飲むことになりますので少量で高い効果が期待できます。

このように丸剤には多くの利点がありますが、残念ながら医家向けに市販され日本国内で利用できるものはごく限られています。


【クリニックでの丸剤製造の経緯】
医師は製剤をすることが医師法で認められていることから香杏舎銀座クリニックでは丸剤製造のエキスパートである薬剤師を顧問に迎え、院内で丸剤の製造を開始しました。

製造工程は、下記の全10工程を掛けて製造します。
(1) 生薬を混合する
(2) 生薬を粉砕して粉末状にする
(3) 賦形剤と練り合わせる
(4) 製丸機により成形する
(5) 乾燥機にかけ乾燥させる
(6) 糖衣機で水研ぎを行い、丸剤の表面をさらに丸くする
(7) 水研ぎした丸剤を乾燥機で再度、乾燥させる
(8) 糖衣機で表面をコーティングする
(9) 表面をコーティングした丸剤を再度乾燥機に入れ乾燥させる
(10) 形の悪い丸剤を選別する

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