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アメニティ・テクノロジー、「カビ指数」の活用でカビ予報から防カビ対策までをプログラムする新ビジネス登場

@Press / 2013年6月14日 9時30分

カビトロニクス
 クリーンルーム設計施工を始め、コンタミ制御技術を専業とする株式会社アメニティ・テクノロジー(所在地:神奈川県川崎市、代表取締役社長:永安 克志、以下 アメニティ・テクノロジー)はコンタミ等の可視化装置、「カビ指数」(※1)を利用してカビの発生時期を予測する装置などを発売しており、この度、それらの技術を結集して、カビ予報から予防までのプロセスを一元化したビジネスを開始いたしました。

URL: http://www.amenity-technology.com


■背景
 近年、カビは梅雨時に限らず発生し、文化財に及ぼす汚染から食の安全性への脅威、病院や介護施設内における患者や高齢者への日和見感染等の問題を引き起こしています。室内を温暖に保つため密閉性の高い建築が出来たことと引き換えに風通しが悪くなり、調湿効果の少ない建材によりカビが好む環境を助長してしまったことが大きな要因であります。
 対策として、各種の防カビ剤が開発されていますが、70,000種にも及ぶカビ菌の全てに有効な防カビ剤は開発されていません。また、単一薬剤では耐性菌の発生を呼び、強力な薬剤を使用した建材はシックハウス症候群の問題から姿を消してしまいました。防カビ剤によるカビ菌の制御は慎重に進めなければなりません。
 カビ菌は通常でも空気中を浮遊しており、主に糸状の菌糸と植物の種子に相当する胞子からなっています。栄養源があり、温度と水分が適当な発育に適した場所に着けば、2~3日で目に見えるかたまり(集落)となり、成長するに従い膨大な量の胞子を形成し分散されて増殖します。
 古来、日本の建築物は高温多湿の季節(夏季)に対応することを考えて作られました。有名な収蔵庫建築とされる正倉院は1200年以上もの間、その御物をカビに汚染されることなく保管し、土蔵は衣類や漆器、掛け軸などの財産を保管してきました。土壌からの水分を遮断する高床、優れた調湿効果の有る檜の校倉造り、漆喰などが日本の伝統を守ってきました。


 アメニティ・テクノロジーのカビ対策は、原点に立ち戻り、「カビ指数」の計測等によるカビの生えやすさの予測から始め、カビ発生の根本原因を排除し二度とカビが生えない環境を設計、必要な防カビ対策を提案します。カビ予報のノウハウとクリーンルーム設計施工のテクノロジーが一体となった予報から予防までの新しいサービスの提供が、このビジネスの骨子となります。

(※1)「カビ指数」:カビの発生しやすさを予測する数値。微生物細胞生理学が専門で、酵母菌の形態変化についての研究で日本農芸化学会研究奨励賞を受賞した阿部 恵子博士により開発されたもの(特許2710903)で、1~400までの数値で示され、主に室内におけるカビの生育環境を定量的に表す目的で用いられています。


■カビ予報
 生えてしまってからのカビ対策を繰り返すのでは莫大な費用を覚悟しなければなりません。生えてしまってからでは遅く、そこにカビが「いつ生えるか」を知ることで、的を射た対策が可能となります。
 昨年、発売したカビ指数を簡単に計測出来る「カビトロニクス」を使用し、更に付着菌の測定、気流の測定をすることで、低予算で、建物を傷つけず、尚且つ安全なカビ対策が可能になります。
 申し込みにより「カビ予報士」(※2)が訪問し、カビの予報と防カビ対策の提案をします。

(※2)「カビ予報士」:カビの発生時期や、すでに発生しているカビ・細菌、汚染の状況を計測して、最適なカビ対策を提案します。アメニティ・テクノロジーが阿部 恵子博士の指導の下に作成したプログラム。


■クリーンルーム設計施工会社の防カビ対策(カビ発生原因を根絶する)
 クリーンルームの設計施工には温湿度・気流・汚染を高度に制御する技術が必要です。特に微粒子や微生物に関しては、浮遊しているものの排除、堆積物の除去方法などが重要なポイントとなります。アメニティ・テクノロジーはそれを実現するために、気流の制御・堆積した汚染の清掃方法、清掃道具の開発・安全な消毒方法の研究に取り組んできました。クリーンルームで培われてきた道具及び清浄化機器を使用することで、効率よく、制御することが可能になります。


■業務の概要
・カビ指数計「カビトロニクス」を使用してカビ指数を測定し、カビ発生時期を予測する。
・温湿度を測定して、カビの生えにくい温湿度環境を提案する。
・室内の気流方向や強さ、乱流強度を解析し、カビが沈着しにくい気流になるよう提案する。
・付着真菌、浮遊真菌、落下真菌を測定し、真菌汚染の状況を把握する。
・「ビオスコープ」(※3)等の光学機器を使用して、清掃状態を評価し、除菌を目的とした清掃方法、清掃道具、清掃頻度などを提案する。
・真菌や細菌除去を目的とした清掃・消毒方法を提案する。
・ATP法にて細菌の測定をする。
・カビの流入を最小限に抑えるための居室やクリーンルームを提案する。
・カビ発生となる空調機やダクトの清掃方法を提案する。
・カビの発生しにくい空調システムを提案する。
・厨房や流し、まな板や流しのごみ入れなどの除菌方法を提案する。
・真菌が流入しないよう、エアカーテン・エアシャワーの設置を提案する。
・環境の改善が難しい場合やカビの発生を極力抑えなければならない場合、目的に対して効果的な防カビ剤を選定し、施工を提案する。

(※3)「ビオスコープ」:2波長の紫外線光を使用して尿汚染・タンパク質汚染などを励起発光させ、微生物発生の原因となる汚染を可視化する装置。一般財団法人北里環境科学センター推奨の汚染検査ライト。


■講習会を7月下旬に計画中
 「カビ予報から予防対策」の講習会を開催の予定です。場所は東京都内で、カビの専門家をお招きして有料で実施。内容は・カビ予報の手法・カビの対策・カビが生えない環境作り・カビの害・防かび剤の功罪etc.
 近日中にホームページで発表いたします。 http://www.amenity-technology.com


■阿部 恵子博士のプロフィール
 農学博士。環境生物学研究所所長。兵庫県生まれ。千葉大学園芸学部農芸化学科卒業。東京大学大学院博士課程修了。専門は微生物細胞生理学。1985年、酵母菌の形態変化に関する研究で日本農芸化学会研究奨励賞を受賞。室内のカビ発生予測が出来る「カビ指数」を開発。環境生物学研究所を設立し、環境制御によるカビ制御活動に取り組んでいる。
(※)調査や論文、学会発表、著書等については、下記「環境生物研究所」のホームページをご参照ください。
http://www1.kamakuranet.ne.jp/kabi/


■株式会社アメニティ・テクノロジーについて
 株式会社アメニティ・テクノロジーは、クリーンルームにおけるコンタミネーションコントロール技術にて、半導体工場の0.1μm粒子でクラス1と言われる超清浄クリーンルームをはじめ、微生物制御が必要な食品や病院向けバイオロジカルクリーンルームの製作、及びそれらの設備を維持管理するための計測機器や消耗品の製作販売、同時に計測業務やクリーンルームのコンサルタント等を行っています。
 専門分野として定評のあるクリーン制御技術を活かした高度な空気清浄技術は、国内の家電・空調メーカー等の機器に利用されています。今後も、独自のクリーン制御技術をパーソナルな分野に応用し、被災地などの移動用感染防止設備、花粉症対策やシックハウス対策機器等の製品開発を通じて、居住空間の環境改善に貢献することを目指します。

●会社概要
社名   : 株式会社アメニティ・テクノロジー(Amenity Technology Co,.Ltd)
代表者  : 代表取締役社長 永安 克志(ながやす かつし)
本社所在地: 〒215-0018 神奈川県川崎市麻生区王禅寺東3-46-6
資本金  : 1,000万円
TEL    : 044-986-7670
FAX    : 044-986-7633
URL    : http://www.amenity-technology.com


■一般向けお問い合わせ先
株式会社アメニティ・テクノロジー 営業部
〒104-0041 東京都中央区新富2-4-5 川名ビル3F
TEL  : 03-5542-0393
FAX  : 03-5542-0394
E-Mail: info@amenity-technology.com

(※)「カビ予報士」は株式会社アメニティ・テクノロジーの登録商標です。

@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press

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