~布製品に付着したウイルスの不活化への応用に期待~ウイルスの不活化効果を発揮する技術を新たに開発

@Press / 2013年7月22日 9時30分

図1
ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)ファブリックケア研究所は、日本大学生産工学部環境安全工学科 神野 英毅教授と共同で、布製品に付着したウイルスを不活化する技術の開発を進めてきました。この度は、衣類の“仕上げ処理”において効果を発揮する技術として、カチオン界面活性剤の塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(炭素鎖長10、以下、「DDAC」と略す)と特定のアミノカルボン酸系キレート剤とを併用することで、ノロウイルスの代替として試験で一般的に用いられるネコカリシウイルスに対して高い不活化効果を発揮することを見出しました。
本研究に関する内容は、9月10日~11日に開催される日本防菌防黴学会 第40回年次大会で報告予定です。
なお、当社はすでに“洗濯時”に効果を発揮する技術として、漂白活性化剤のラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(以下、「OBS-12」と略す)に高いウイルス不活化効果があることを見出し、2011年に学会で報告しています。
当社は今後も、“洗濯”および“仕上げ処理”などの衣類ケア分野におけるウイルス不活化技術の開発を進めてまいります。


1.研究の背景

近年、生活者の衛生意識が高まる中、新型インフルエンザやノロウイルス、風疹の流行によりウイルスに対する不安はさらに高まっています。その対策として、うがいや手洗いに加えて、タオルの共用をさけることが勧められており、布製品に付着したウイルスへの対策の重要性も注目されています。
当社が行った調査では、約7割の女性が「衣料品・布製品に付着するウイルス対策を実施したい」と答えており、ウイルスの付着が気になる衣類・布製品としては、「洗面所やトイレで使う手拭タオル(68%)」「食卓やキッチンで使用するふきん(47%)」「トイレマット/キッチンマット(43%)」等が挙げられ、普段、自宅で洗濯している衣類や布製品に付着するウイルスに対して不安に感じていることが伺えました。また、衣類を介して家の中に持ち込みたくないものとしては、「花粉」「菌」に続いて「ウイルス」が挙げられ(図1)、毎回は洗うことができないアウター類に付着するウイルスに対しても不安に感じています(当社調べ)。
そこで、当社ファブリックケア研究所は、衣類や布製品に付着するウイルスを“洗濯”、およびスプレーなどによる衣類の“仕上げ処理”において不活化する技術の開発を行ってまいりました。

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