画像生成AI社内ワークフロー「IST Infusion」を開発 画像イメージ制作のハードルを下げ、作業効率を大幅に向上
@Press / 2024年2月16日 11時15分
株式会社 博報堂アイ・スタジオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO 兼 CCO:川又 昌弘、以下、博報堂アイ・スタジオ)は、画像生成AIを使った画像イメージ制作のハードルを下げ、作業効率を大幅に向上することができる社内ワークフロー「IST Infusion」を開発しました。
これにより、株式会社LIFULL様のSNS企画「LIFULL『しなきゃ、なんてない。』AI 10,000変化」において、1万種類のビジュアルコンテンツを完成させるために、その何倍もの数の画像を納期に合わせて生成することに成功しましたので、その社内ワークフローをご紹介いたします。
企業のWebサイトやSNSでのビジュアルコンテンツは、メッセージ伝達やブランディングに欠かせない要素です。近年、画像生成AI技術が急速に進展し、その結果、ビジュアルコンテンツの制作においてもその活用が多く見受けられるようになりました。しかし、画像生成AIを使って特定の画像を生成するためには、専門的な知識や高性能なPCなどの環境が求められるため、ハードルが高いと感じるデザイナーやプランナーも少なくありません。そこで博報堂アイ・スタジオは、この課題解決のために、画像生成AIを活用するための環境整備と社内ワークフローの開発を行い、クライアントワークにも活用いたしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/385125/LL_img_385125_1.png
IST Infusion
■「IST Infusion」の特長
(1)並行作業が可能なスケーラブルなAIシステムの整備
GPUクラウドサービスに画像生成AIツール環境を構築することにより、複数のプロジェクトやクリエイティブチームが同時並行で作業を行うことを容易にしています。また、ツール利用に際して起動時の設定を自動化することにより、スピーディーに環境構築し、作業を行うことができるようにしました。これにより必要なときのみクラウドを利用することができるスケーラブルな画像生成AIシステムの構築を実現しました。
(2)セキュリティ面でのガバナンスにも対応
画像生成AIが生成した画像は著作権や権利侵害の恐れなど、リスクコントロールが必要です。本環境を利用することにより、画像生成AIモデルの制御、出力された画像ファイルの一元管理、利用ログによるトレーサビリティなど、適切な生成AIの利用のためのガバナンス業務設計を反映しています。
(3)高度な技術統合によるリソースの最適化
バッチ処理による自動化の仕組みを導入。社員が生成される画像の方向性を事前に決めた上で、パラメータ違いによるバリエーションや複数のプロンプトパターンの指示を、バッチ処理によって実行させることで自動化処理を可能にしました。これによって社員はよりクリエイティブな作業に集中することができ、効率的に高品質なコンテンツを輩出することを可能としています。
(4)豊富なガイドとサポート
画像生成AI利用において、意図した画像を生成するためには「プロンプト」作成がハードルの一つです。博報堂アイ・スタジオでは、画像生成AI利用に熟練した「プロンプトエンジニア」がベースとなるプロンプトを作成。さらにそのバリエーションとなるプロンプトをChatGPTが生成し、引用、アレンジできるようなワークフローにすることによって、AIに未経験・未熟者の社員でも各画像生成AIの特性を理解し、品質のばらつきを軽減した高品質なコンテンツの生成を実現することができるようにしています。
博報堂アイ・スタジオの新しい画像生成AIワークフローは、クリエイティブプロセスの未来を先導するものと確信しています。引き続き、技術とクリエイティブの融合を追求し、クリエイティブ業界が直面する課題の解決を目指してまいります。
■株式会社LIFULL様からのエンドースメント
株式会社LIFULL ブランドコミュニケーション部 コーポレートブランドユニット長の畠山 大樹 様より、以下のエンドースメントをいただきましたので、ご紹介いたします。
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「昨今、生成AIの活用に注目が集まっております。一方で、その活用におけるワークフローの整備やガバナンスへの課題も顕在化してきております。
そのなかで今回、株式会社 博報堂アイ・スタジオ様が開発された「IST Infusion」により、短期間にもかかわらずタレントを起用した1万種類のビジュアルコンテンツを安定したクオリティで生成いただきました。
この取り組みは、今後、生成AI活用を検討する多くのプロジェクトの成功に寄与できることと確信しております。」
企画に関する詳細はこちらをご覧ください: https://lifull.com/news/28720/
■博報堂アイ・スタジオについて
博報堂アイ・スタジオは、オウンドメディアを中心に、データを起点としたマルチタッチポイントでの顧客体験(CX)設計とUIデザイン、企画制作、テック活用、システム開発、PDCAマネジメント運用までをクロスボーダーで提供することで、クライアント企業の「ブランド創造」と「顧客創造」に貢献するデジタル領域のスペシャリスト集団です。
また、蓄積したノウハウからイノベーションを吹き込み最適なクリエイティブを提供する研究開発と新たなビジネスを生む自社事業にも積極的に取り組んでいます。
━━ 会社概要 ━━
【社名】 株式会社 博報堂アイ・スタジオ
【所在地】 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 新国際ビル5階
【URL】 https://www.i-studio.co.jp/
【広報Fb】 https://www.facebook.com/hakuhodoistudio.pr
【代表者】 代表取締役社長 兼 CEO 兼 CCO 川又 昌弘
【設立年月】 2000年6月
【資本金】 2億6,000万円
【事業内容】 インタラクティブ・クリエイティブ業務、システム開発業務、CRM業務
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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