停電時、HV・EVなどの外部電力と連携し多くの家電製品が使用可能なマルチ入力型ハイブリッド蓄電システム「Enerezza(R)Plus」(エネレッツァプラス)を今春より販売開始
@Press / 2024年2月19日 14時30分
京セラ株式会社(代表取締役社長:谷本 秀夫、以下 京セラ)は、このたび、蓄電システムの新製品「Enerezza(R)Plus」(エネレッツァプラス、以下「本製品」)を製品化し、今春より販売開始しますのでお知らせいたします。
本製品は、世界初※1の半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池を内蔵した高安全・長寿命が特長の「Enerezza(R)」(エネレッツァ)を、新たにマルチ入力型ハイブリッド蓄電システムとして開発しました。太陽光パネル、蓄電池だけではなく、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)・発電機・ポータブルバッテリーなどの外部電力を、本製品のマルチ入力型パワーコンディショナと連携し集約させることで、停電時それら外部電力を自宅内で使用することができます※2。さらに6.0kVA ※3の高出力対応で、多くの家電製品を同時に使用することができるため、非常時の備えとして安心です。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/385456/img_385456_1.png
左より、マルチ入力型パワーコンディショナ、蓄電池ユニット、
リモコン、通信モデム
【Enerezza Plus(エネレッツァプラス)の特長】
1.日本製の半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池内蔵で、高安全・長寿命
2.マルチ入力型パワーコンディショナにより、外部電力を自宅内で使用可能※2
3.業界トップレベル※4の高出力(6.0kVA※3)で、停電時も多くの家電製品が使用可能
※1 半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池として(2021年3月、京セラ調べ) 。
※2 連携にはオプション品のEXボックス・ケーブルが必要です。また、車載コンセントは車種により接続できないものもあります。
※3 太陽光発電の発電量や蓄電池の設置容量・外部発電入力機能の使用の有無により出力値は変動します。接続する負荷(家電製品など)の特性によっては使用できないことがあります。
※4 国内住宅用定置型リチウムイオン蓄電池において(2023年12月、京セラ調べ)。また、燃料電池が設置されている場合、燃料電池の発電電力も使用できます。
■開発背景
日本国内の太陽光発電市場は、2019年11月以降、住宅用太陽光発電設備の固定価格買取制度(FIT)における10年間の買取期間満了を迎えるユーザーが増え、エネルギー自家消費型の市場へと転換しています。また、災害などによる停電時の太陽光発電システムの有効利用策として、夜間等でも電力を活用できる蓄電システムの需要も高まっています。
こういった需要を踏まえ、当社は、太陽光発電システムやその他エネルギーを最大限に活用できる商品として、マルチ入力型ハイブリッド蓄電システム「Enerezza(R)Plus」(エネレッツァプラス)を開発いたしました。災害時のレジリエンス需要への対応はもちろん、脱炭素化へ貢献すべく、本製品を積極的に展開してまいります。
■マルチ入力型ハイブリッド蓄電システム「Enerezza Plus」(エネレッツァプラス)の特長
1.日本製の半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池内蔵で、高安全・長寿命
電極を粘土状にする京セラの独自技術により、従来の液系蓄電池に代わる世界初※1の半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池の開発に成功し、2020年に生産を開始しています。これにより、可燃性である電解液では電池が変形すると液漏れを起こし燃えやすいという課題に対し、電解液をはじめから練りこんだ電極とすることで高安全性を実現しています。また、本製品では従来品比約1.6倍となる2万サイクル※5の長寿命化を実現しており、長期間安心してご使用いただけます。
※5 当社所定の条件で充放電を繰り返し、定格容量が60%に劣化するまでの回数となります。あくまで目安の数値であり、実際はお客様の設置状況や使用状況により異なります。またサイクル数を保証するものではありません。
2.マルチ入力型パワーコンディショナにより、外部電力を自宅内で使用可能※2
マルチ入力型により、これまで太陽光発電システムと蓄電システムそれぞれに必要だったパワーコンディショナを1台に集約できます。さらに、停電時は太陽光発電システムや蓄電池以外の外部電力も連携可能なため、HVやEV・発電機・ポータブルバッテリーなどの電力を自宅内で使用でき※2、非常時の備えとして安心です。
3.業界トップレベル※4の高出力(6.0kVA ※3)で、停電時も多くの家電製品が使用可能
本製品のパワーコンディショナは業界トップレベル※4の6.0kVA※3まで出力可能なため、停電時(自立運転時)でも多くの家電製品を同時に使用できます。また、京セラの特許技術により、燃料電池との連携動作ができるため、燃料電池を設置されている方は6.0kVA※3の電力に加えて、燃料電池の発電電力も使用可能です。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/385456/img_385456_2.png
■製品概要
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/385456/img_385456_3.jpg
● 製品仕様は2024年2月現在、本リリース時であり変更になる可能性があります 。
● LTEは、ETSIの商標です。
●「エネレッツァ」「Enerezza」「Enerezza(ロゴ)」は京セラ株式会社の登録商標です。
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プレスリリース提供元:@Press
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