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GSアライアンスが、植物由来のセルロースナノファイバー複合生分解性樹脂フィラメントを3Dプリンター用に販売開始

@Press / 2024年5月29日 10時30分

セルロースナノファイバー複合ポリ乳酸(PLA:Polylactic Acid)製 3Dプリンター用フィラメント
脱炭素、カーボンニュートラル社会構築のための、環境、エネルギー分野向け最先端技術を研究開発するGSアライアンス株式会社は、同社で開発する植物、天然由来の材料を応用し、セルロースナノファイバー複合生分解性樹脂フィラメントを3Dプリンター用に開発、販売を開始いたします(2024年6月3日発売予定)。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/396244/LL_img_396244_1.jpg
セルロースナノファイバー複合ポリ乳酸(PLA:Polylactic Acid)製 3Dプリンター用フィラメント

人口爆発に伴う地球温暖化、環境汚染や森林破壊などの環境問題は深刻な問題であり、プラスチック汚染も生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。既に我々人体の中に、大気中からナノプラスチックが入りつつあり、健康への悪影響が懸念されています。ナノプラスチックとは、環境中に放置されたプラスチックが自然に分解、変性して形成されたプラスチックの微小粒子のことを指します。これらのプラスチックの多くは、摂取、呼吸によって私たちの体内に入ると言われています。最近は、これらのナノプラスチックが原因で、心臓発作や脳卒中のリスクを高めたり、消化器系の炎症反応を起こしたり、免疫反応にも悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。

一方で、生分解性プラスチックは、使用、廃棄後、生分解され、土などの自然環境中に戻る材料であり、このようなプラスチック汚染問題を解決できる可能性のある1つの手段です。どの生分解性プラスチックが、コンポスト条件、土、淡水、海水中、及び、人の体内中で生分解するかなど、より厳密に試験していく必要はありますが、医療用に使用されている乳酸系、ラクトン系の生分解性材料などは、人体に既に使用されている生分解性プラスチックの類です。

このような状況の中、GSアライアンスの田中 大貴研究員は、同社で開発する植物、天然由来の材料を応用し、植物由来のセルロースナノファイバー複合生分解性樹脂フィラメントを3Dプリンター用に開発、販売を開始いたしました(販売サイト: https://www.nano-sakura-shop.com/ )。材質は、ポリ乳酸(PLA:Polylactic Acid)にセルロースナノファイバーを複合化した素材となっており、セルロースナノファイバーの濃度が高いときには、生分解性が通常のPLAより向上することも見出しています。同社の植物由来の非可食性バイオマス由来であるセルロース系生分解性樹脂をフィラメント化した製品もありますが、印刷性、密着性などに課題があり、現在改良中です。
よって、まずは、PLA+セルロースナノファイバー系の生分解性樹脂製のフィラメントを販売いたします。今後は、異なる生分解性樹脂製のフィラメント、着色したような生分解性フィラメントも3Dプリンター用に開発していきます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/396244/LL_img_396244_2.jpg
セルロースナノファイバー複合ポリ乳酸(PLA:Polylactic Acid)製 3Dプリンター用フィラメントの原料である樹脂ペレット

■会社概要
商号 : GSアライアンス株式会社
代表者 : 代表取締役 森 良平博士(工学)
本社所在地: 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容 : カーボンニュートラル、脱炭素、SDGs課題に取り組む
環境、エネルギー分野の最先端技術の研究開発
(国連のスタートアップ企業支援プログラムUNOPS GIC KOBEに
2020年に採択)
URL : https://www.gsalliance.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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セルロースナノファイバー複合ポリ乳酸(PLA:Polylactic Acid)製 3Dプリンター用フィラメントの原料である樹脂ペレット

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