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幻覚療法の効果速報!ケタミン点滴から幻覚療法へ 東京にケタミン幻覚療法クリニックを開院予定

@Press / 2024年7月3日 10時0分

ケタミン幻覚療法(1)
名古屋麻酔科クリニックは、最新のケタミン点滴療法を進化させた幻覚療法を導入。無意識に働きかける新しいアプローチで、精神疾患治療における画期的な成果を報告しています。

ケタミンクリニックは全世界で注目され急増しています。1年半前には米国で約100か所のケタミンクリニックが存在しましたが、1年後には300か所に増え、最近では500~750か所にまで達する急成長を遂げています。

約10年前から、ケタミン点滴がうつ病に効果的であるとされ、使用され始めました。多くの研究と臨床データにより、うつ病に対して画期的な治療効果があることが示されており、不安障害、PTSD、強迫性障害、希死念慮、物質使用障害など多くの精神疾患にも効果的とされています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/399979/LL_img_399979_1.png
ケタミン幻覚療法(1)

■日本初の幻覚療法クリニック
名古屋麻酔科クリニックは、15年前に麻酔科、ペインクリニック科および心療内科として開院し、痛みの治療や心理的アプローチを行ってきました。2023年初頭にケタミンクリニックを開設し、メンタル疾患治療に積極的に取り組んでいます。

最近では、ケタミン点滴を幻覚療法の一環として用いる方法を取り入れています。幻覚療法は、LSDやMDMA、マジックマッシュルームなどを用いて幻覚を引き起こし、心理療法と組み合わせることで効果を高める治療法です。当院では、ケタミンによる副作用として知られる幻覚や夢を見る体験を、治療の一環として積極的に活用しています。


■ケタミン点滴と幻覚療法の違い
ケタミン点滴では、幻覚は副作用として扱われます。しかし、ケタミンを用いた幻覚療法では、幻覚を効果の主体として捉え、より幻覚が出やすいように調整し、その幻覚を分析することで効果を高めます。以前にケタミン点滴を受けていた方に幻覚療法を行うと、多くの方(50人中45人)がより効果的かつ持続性があると報告しています。また、新たに治療を受けた方でも、従来のケタミン点滴よりも効果率や持続率が高く(80%→90%)なっています。


■無意識とソーシャルペイン
幻覚や夢は精神医学では無意識の象徴とされています。無意識は言語を持たない心の状態を指し、夢や映像、音楽を通じて表現されます。無意識と意識のバランスが崩れると、うつ病や不安障害などのメンタル疾患が発生します。

当院では、ケタミン点滴中に見る幻覚や夢を無意識からのメッセージと捉え、この体験を治療の一環として活用しています。これにより、無意識の力を直接引き出し、患者の治療に活かすことが可能になります。

ペインクリニックでは痛みを次のように分類することがあります:

1. 侵害受容性の痛み:物理的な損傷や生理的な影響によって発生する痛み
2. 神経障害性の痛み:神経の損傷により引き起こされる痛み
3. 心理的な痛み:心理的ストレスや感情的な問題が原因で発生する痛み
4. スピリチュアルペイン:生命の終末に関わる精神的な苦痛や人生の意味に関する痛み
5. ソーシャルペイン:社会的な相互作用や人間関係の断絶が直接的な原因となる心の痛み

この分類では3、4、5の心理的な痛みとスピリチュアルペイン、ソーシャルペインは心因性ということで同様のものと考えられがちです。そのため、心理的な痛みと明確に区別するために、ソーシャルペインを「無意識レベルで人間本来に刻まれている、他人の存在によって生じる痛み」と私たちは考えます。ソーシャルペインは痛みや苦しみとして表出されますが、うつ症状、不安症状、希死念慮などといった具体的な症状としても表れます。

人間がまだサルだったとき、社会という大きな仕組みは存在せず、家族単位、親族単位など小さい集団でした。その後、より大きな集団や都市化が進むにつれ、組織としてルールや規制、罰則が必要となり、それが人間にとって無意識レベルの痛みや苦しみになっていると考えています。ソーシャルペインの観点からすれば、サルの頃のように家族単位のような小さな集団だけでずっと生活することを無意識は望んでいるとも言えます。いえいえそのような事を望んでいないという方は、社会的な頭(意識)で考えていることになります。それらは一長一短あり、バランスが重要とも言えます。

また、スピリチュアルペインも無意識レベルの痛みとして捉え、他人との関係性の喪失に起因する痛みと考えています。(スピリチュアルペインの観点からは孤独は辛いので誰かと共に、集団の大小はそれぞれですが、絆をもって生きたいと言えます。)それらは進化し社会を形成していく過程で身に付いた痛み苦しみであり、心因性といっても意識レベル(思考や社会性に関連)とは異なり無意識レベル(情動や心)にあります。ケタミンを用いた幻覚療法は、その無意識をターゲットとした治療と捉え、ソーシャルペインやスピリチュアルペインに対しての治療と考えています。

人間は他人の存在なしにはうまく生きていくことが難しいとされていますが、他人がいること自体で苦痛を生じさせる側面もあります。現代のように人口密度が極めて高い社会では、ソーシャルペインの影響が顕著になると考えます。不都合な環境や制度などを調整できないとき、ソーシャルペインとしての痛みや苦しみが生じることがあります。心理的な痛みだけでは説明がつかないような痛みや苦しみが無意識からの表現として出ているのかもしれません。


■ソーシャルペインのもうひとつの側面
人類が都市国家を形成してから約1万年が経過しましたが、この進歩はある側面で成功と言えます。特に産業革命以降、科学と技術の発展により自然の脅威を支配下に置き、人類を頂点に据えた世界構造が築かれました。しかしながら、人々の間の争いは絶えず、国や集団間の戦争も絶え間なく発生しています。科学技術が大きく進歩し、かつての大きな課題であった食物供給も解決できるようになった現代でも、多くの人々はさらなる権力や覇権を求めて争い続けています。貧富の格差はより明白になり、過密した社会では少数が希望に満ち溢れている一方で、多くの人々が軋轢を感じ、痛みや苦しみに希望を見出せない状況が続いています。

人類の社会的発展は、私たちの優れた知能(意識)の賜物ですが、この進歩が必ずしも無意識が捉えている本来あるべき姿とは異なる可能性があります。この点を明確にするためには、無意識の理解を深め、正しい方向性を見出すことが必要だと考えてきました。この観点から、ソーシャルペインに対処するためには、無意識を明確化できる幻覚療法に期待を寄せています。この治療法は、個人の苦しみだけでなく、社会の歪みや苦しみに対しても良い方向に変化をもたらしてくれるかも知れません。


■ご協力のお願い
今後、一般社団法人を設立し、東京にケタミン幻覚療法のクリニックを開設する予定です。このビジョンに共感し、協賛いただける企業や団体様を募集しております。また、ケタミン幻覚療法にご興味をお持ちいただき、クリニック運営に携わっていただける医師、臨床心理士の方も募集しております。当院のHPのお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
皆様のご協力を心よりお待ちしております。


【クリニック概要】
名古屋麻酔科クリニック
所在地 : 〒464-0837 愛知県名古屋市千種区丘上町2丁目49-4
URL : https://nagoyamasui.com/
Mail : mail@nagoyamasui.com

●ケタミンクリニックについて
URL: https://nagoyamasui.com/ketalar

●首こりボトックス
URL: https://nagoyamasui.com/botox

●テニス肘PRP療法
URL: https://nagoyamasui.com/prp


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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ケタミン幻覚療法(2)ケタミン幻覚療法(3)ケタミン幻覚療法(4)

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