モンタビスタ、CentOS 7に対するMVShieldの対応を延長 最短でも2034年までの10年間サポートを継続へ
@Press / 2024年7月1日 10時30分
モンタビスタでは、CentOS 7 オペレーティングシステムへの対応を2024年6月のコミュニティ標準サポート終了(EOL)後も、さらに期間を延長してサポートすると発表しました。同社によるMVShieldの提供により、お客様は長期にわたり重大なセキュリティ脆弱性を迅速に解決することができ、また攻撃対象となる領域を大幅に削減することができます。
カリフォルニア州サンノゼ、2024年6月27日(現地時間発) -- 商用 Embedded Linux(R)ソリューションのリーダーであるモンタビスタ (MontaVista(R) Software, LLC https://www.mvista.com/ ) は、MVShieldによるCentOS 7.9の重要なCVEアップデートならびにバグ修正・テクニカル サポートに対するコミットメントを更新し、少なくとも2034年までの10年間、サポートを継続するとしました。
モンタビスタでは、お客様が必要とする長期のCentOSライフサイクル、および特定のSLA (Service Level Agreement) をカバーするためMVShieldを提供しています。MVShieldは、ミッションクリティカルなデータ処理を行うセキュリティセンシティブなお客様に広く利用されています。MVShieldの利用により、標準のコミュニティ サポートが終了した後も、お客様は固有の変更・追加を含むCentOS 7.9のコンテンツを含めたまま、セキュリティを継続的に維持することが可能です。
■セキュリティアップデートの重要性
モンタビスタは20年以上にわたりのセキュリティの向上に注力し、SELinuxでの初期のコラボレーションからHardHat Linux、MVShield、ゼロトラストイニシアチブに至るまで、この戦略的な目標にむけて継続的にリソースを投入してきました。
継続的なセキュリティアップデートの重要性は、いくつかの事例により明らかになっています。2020年の各国政府および企業ネットワークを侵害したSolarWinds ハッキングや、2021年に米国東部全域の燃料供給を混乱させたColonial Pipeline ランサムウェア攻撃など、最近のサイバー攻撃からみてもその重要性が増しており、修正パッチを適用していないシステムの脆弱性を浮き彫りにしています。ごく最近の例としては、15,000店にもおよぶ自動車販売店の業務が深刻な侵害を受けたCDK Global(米国)に対するサイバー攻撃があります。これらのケースでは、モンタビスタによる支援があれば、悪用された脆弱性の迅速な復旧や、多くの場合は被害を軽減できたと考えられます。
Kaspersky社が実施した調査によると、Linuxシステムに対するエクスプロイトを使用したサイバー攻撃が大幅に増え、Linuxユーザーを標的とした攻撃は前年比で約130%増加しています。さらに過去4年間で登録されたCVE (Common Vulnerabilities and Exposures) は65%増加しており、Linuxの脆弱性が増加傾向にあることを示しています。
さらに、EUサイバーレジリエンス法といった新しい規制や、米国の国家サイバーセキュリティ向上に関する大統領令やNISTゼロトラスト イニシアチブといった法令で、堅牢なサイバーセキュリティ対策の必要性が要求されています。これらの規制とガイドラインでは、進化するサイバー脅威から保護するために、組織が安全で回復力のあるシステムを維持することが求められています。
MVShieldでは、これらすべてのセキュリティ上の懸念に対するワンストップソリューションを提供しており、さらにモンタビスタのMVSecureプロフェッショナルエンジニアリング設計サービスにより、カスタムセキュリティの実装と詳細な政府および商用認証の取得も可能です。
■Supporting Quotes:
モンタビスタ製品管理担当Vice PresidentであるIisko Lappalainenは次のように述べています。
「モンタビスタはこれまで、常に長期のサポートを提供してきました。CentOS 7.xのお客様にもこのサポートを継続して提供するのは当然のことです。セキュリティに対する需要がますます高まる中、アクセス可能なシステムを使用しているすべてのお客様が、MVShieldの提供する重要なCVE修正をベースラインに含めることでメリットを得られると考えています。」
CentOS 6/7/8 用MVShieldはすぐにご利用いただけます。関心をお持ちの方は、 sales@mvista.com までお問い合わせいただくか、 https://www.mvista.com/ にアクセスして詳細をご確認ください。
当リリースに関するご質問は、当社ホームページからお問い合わせをお願いいたします。
URL: https://www.mvista.com/jp/contactus
Linuxの課題と解決策については、以下のページで詳しくご紹介しています。
https://mvista.jp/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/400230/LL_img_400230_1.png
MontaVista ロゴ
■米国MontaVista Software, LLCについて
MontaVista Software, LLCは、組込みLinux商用化のリーダーです。MontaVistaは20年以上にわたり、商用品質、統合、ハードウェアの有効化、専門家によるサポート、MontaVista開発コミュニティの専門家リソースを追加することで、組込み開発者がオープンソースを最大限に活用できるよう支援してきました。
MontaVistaのお客様は、市場投入までの時間の短縮、競争力の高いデバイス機能、総コストの削減といったメリットを享受できます。
MontaVistaの詳細については、 http://www.mvista.com をご覧ください。
当報道資料は、2024年6月27日(現地時間)にMontaVista Software, LLCが発表したプレスリリースを参考にしています。詳細については、 https://mvista.com/en/about_press/ (英語)をご覧ください。
MontaVista(R)は、MontaVista Software, LLCの登録商標です。
Linux(R)は、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
Zabbixベースのシステム監視ソフトウェア最新版「MIRACLE ZBX 7.0」と10年の長期サポートを提供開始
PR TIMES / 2024年7月3日 16時45分
-
DevSecOpsの推進を強化するSaaS型アプリケーションセキュリティ・プラットフォーム「Polaris Software Integrity Platform(TM)」、国内初の販売代理店契約を締結
PR TIMES / 2024年7月3日 11時0分
-
VicOne、ASRGと共同で自動車脆弱性データベース「AutoVulnDB」を立ち上げ
PR TIMES / 2024年6月19日 18時45分
-
チェック・ポイント・リサーチ、2024年5月に最も活発だったマルウェアを発表 国内首位は先月に続きAndroxgh0st、以下多種のマルウェアがひしめく結果に
PR TIMES / 2024年6月19日 15時45分
-
脆弱性最新情報 - Check Point VPN、FortiSIEM、Linuxカーネルで悪用確認
マイナビニュース / 2024年6月7日 7時25分
ランキング
-
1小田急線「都会にある秘境駅」が利用者数の最下位から脱出!超巨大ターミナルから「わずか700m」
乗りものニュース / 2024年7月1日 14時42分
-
220年ぶりの新紙幣に期待と困惑 “完全キャッシュレス”に移行の店舗も
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 22時4分
-
3メルカリの「単発バイトアプリ」利用者伸ばす世相 「何が利点なのか」利用者と店舗の声を聞いた
東洋経済オンライン / 2024年7月3日 13時30分
-
4ローソン、7月24日上場廃止 KDDIとポイント経済圏の拡大などを目指す
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月3日 17時46分
-
5「新札ゲットできました」新紙幣求め銀行やATMに行列 導入の狙いは「偽造防止の強化」と「使いやすさ向上」 1万円札は渋沢栄一 5000円札は津田梅子 1000円札は北里柴三郎
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月3日 12時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)