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東京国立博物館にて「博物館でアジアの旅 アジアのおしゃれ」を2024年10月1日(火)~11月10日(日)開催

@Press / 2024年8月5日 14時0分

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東京国立博物館(台東区上野公園)は、「博物館でアジアの旅」と題した今年11年目を迎える秋の恒例企画を、2024年10月1日(火)~11月10日(日)に開催します。アジアの美術・工芸・考古遺物を展示する「東洋館」を舞台に、毎年独自のテーマを掲げ、それにちなんだ作品を館内随所に展示します。
今年のテーマは「アジアのおしゃれ」です。アジア各地の仏像や工芸品、絵画作品に見られるおしゃれな姿や、華やかな衣装や装飾品から、それぞれの時代の美や風情、遊び心を感じてみてください。

小冊子(*1)と「博物館でアジアの旅 アジたびマップ2024」(*2)を手に、東洋館で作品たちのおしゃれをお楽しみください。

*1 館内の各ミュージアムショップにて販売予定。
*2 会期中、東洋館インフォメーションで無料配布予定(数に限りがございます)。
当館ウェブサイトからもダウンロードできます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_1.jpg
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●主な展示作品● ※すべて東京国立博物館蔵、通期でご覧いただけます。
東洋館の各展示室では、「アジアのおしゃれ」にまつわる作品のそばに「博物館でアジアの旅 アジアのおしゃれ」の札を添えています。ご観覧の目印としてお役立てください。

【東洋館13室】
コート 濃紺ヴェルヴェット地花卉文様金銀糸刺繍(のうこんヴぇるヴぇっとじかきもんようきんぎんしししゅう)
インド・ジャイプール マードー・シーン2世着用
19~20世紀
絹糸を細かく起毛させた艶やかなヴェルヴェット地に、重厚な金属のモール糸と宝石を密に留めつけ、ペイズリーや花唐草文を表しています。真珠、ルビー、エメラルドなどがふんだんに用いられた、インドのマハラジャ(藩主)にふさわしい豪華な衣装です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_2.jpg
コート 濃紺ヴェルヴェット地花卉文様金銀糸刺繍

【東洋館1室】
重要文化財 観音菩薩立像(かんのんぼさつりゅうぞう)
中国河北省 隋時代・開皇5年(585)
高さ2.5メートルを超える大理石製の大きな像です。二重に重ねた首飾りや、ペンダント状の飾りを中心にクロスするアクセサリーが、さわやかな雰囲気を作り上げています。前時代の流行をさらに洗練させた隋時代の新たなスタイルが、すらりとスマートな長身を際立たせます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_3.jpg
重要文化財 観音菩薩立像

【東洋館3室】
菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)
パキスタン、ガンダーラ クシャーン朝・2世紀
仏陀が出家する前は王子だったことから、この菩薩像には堂々と気品に満ちた王族のイメージが重ねられています。斜め掛けしているのは護符紐(ふごひも)です。飛び出すライオンをかたどった耳飾りやドレッドヘア風の垂髪など、まさにガンダーラのファッションです。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_4.jpg
菩薩立像

【東洋館3室】
婦人頭飾断片(ふじんあたまかざりだんぺん)
伝エジプト、テーベ出土
新王国時代(第18王朝)・前15世紀
金製のロゼット文様の土台に色ガラスや宝石を嵌(は)めこんだジュエリーです。ひとつずつ綴(つづ)って細長い帯とし、それを髪の上から何本も垂らして身を飾りました。エジプト王、トトメス3世に嫁いだ西アジア出身の王妃たちが身に着けたと考えられます。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_5.jpg
婦人頭飾断片

【東洋館5室】
三彩女子(さんさいじょし)
中国 唐時代・8世紀
鈴木榮一氏寄贈
にっこり微笑む表情と白い花の模様があらわされたスカートが愛らしい若い女性の像です。結い上げた髻(もとどり)には金の髪飾りがつけられています。東西交易で繁栄した唐時代、その勢いを映すように高貴な女性たちのあいだで高く大きく結い上げた髪形が流行しました。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_6.jpg
三彩女子

【東洋館8室】
売貨郎図軸(ばいかろうずじく)
筆者不詳 中国 明時代・15~16世紀
石島護雄氏寄贈
行商人(貨郎)が子ども相手に雑貨やおもちゃ、小動物を売っています。背景には贅沢な庭石や花木が置かれ、商人も子どもたちも色とりどりの豪奢(ごうしゃ)でおしゃれな衣装をまとっています。市井の風景でなく、役者が行商人に扮装(ふんそう)した宮廷での遊びの様子を伝える、おめでたい画題と考えられています。

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売貨郎図軸

【東洋館10室】
頸飾(くびかざり)
韓国梁山夫婦塚出土
三国時代(新羅)・6世紀初頭
古墳に葬られた婦人が着用した頸飾です。瑪瑙(めのう)製の勾玉(まがたま)を中心に、水晶製切子玉(きりこだま)や金製の空玉(うつろだま)など、異なる素材と形で構成されています。色と形のコントラストが際立ちながらも一体感があり、当時の高い美的感覚が窺(うかが)えます。

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_8.jpg
頸飾

【東洋館9室】
如意形時計(にょいがたとけい)
中国 清時代・18~19世紀 広田松繁氏寄贈
銅製の如意に色ガラス、真珠、エナメル絵などを嵌(は)め込んでいます。柄(え)の中央の時計およびエナメル絵はヨーロッパ製です。清時代には、広東(カントン)の港を通じて、ヨーロッパの製品が中国にもたらされ、皇帝は時計を好んで集めました。

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如意形時計

【東洋館13室】
アウラングゼーブ帝立像(ていりゅうぞう)
ビーカーネール派 インド 18世紀後半
アウラングゼーブはムガル帝国第6代君主です。頭には宝石で飾ったターバンを巻き、胸元には大きなネックレス、腕にはブレスレットやアームレットを着けています。

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アウラングゼーブ帝立像

【東洋館10室】
円衫(えんさん/ウォンサム)
朝鮮 朝鮮時代・19~20世紀
朝鮮時代の女性が婚礼の際に着用した上衣です。袖先の白い裂は汗衫(ハンサム)と呼ばれ、手先を隠すためにつけられています。袖の色縞(セクトン)と透けるように織り出された寿字円文(じゅじえんもん)、花唐草が華やかさをプラスしています。

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円衫(ウォンサム)

●関連企画●
※すべて参加無料(ただし当日の観覧料が必要)、事前申込不要です。

▼アジ旅スペシャルトーク
「アジアのおしゃれ」をテーマに、展示作品について研究員による解説を行います。

・10月1日(火) 14:00~(約30分)
講師:沼沢ゆかり(東洋・日本染織)
・10月29日(火) 14:00~(約30分)
講師:原田あゆみ(東洋彫刻)

会場:東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
定員:各回90名(先着順)
※開場は各回15分前です。

詳細は確定次第ウェブサイトでお知らせします。

▼ボランティアによるガイドツアー
「博物館でアジアの旅」にあわせて、当館ボランティアが、東洋館のガイドツアーや構内のアジアに関連する樹木を紹介するガイドツアーなどを企画しています。

*その他詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。


●当館初!音声ガイドシステムVOXX LITEを導入●
「博物館でアジアの旅」の期間中、東洋館で音声ガイドシステムVOXX LITEを導入します。
ご自身のスマートフォンで展示作品のそばに配置された二次元コードを読み込むだけで、よりディープな解説を文字と音声のいずれかでお楽しみいただけます。
アプリのダウンロードは不要。音声でご利用の際は、音量をおさえるかイヤホン等でお楽しみください。


●オリジナルグッズのご紹介●

画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/403580/LL_img_403580_12.jpg
オリジナルグッズ3点

■舎利容器(しゃりようき)クッション 4,840円(税込) ※写真上
東洋館の名品、中国・スバシの「舎利容器」(東洋館3室で展示)が、実物の4/5スケールでクッションになりました。
特徴的な形の再現にこだわりながらも、抱き心地もバツグンです。
音楽を奏でる天使や仮面をつけた舞人がお家の中をにぎやかします。

■花蝶文様ピンバッチセット 2,750円(税込) ※写真左下
華やかな刺繍(ししゅう)で彩られた清朝の伝統衣装、「坎肩(かんけん/カンジェン) 紅透紋紗地花蝶文様(べにすきもんしゃじはなちょうもんよう)」(東洋館5室で展示)をモチーフにしたピンバッジ。
まるで衣装から飛び出したような蝶と牡丹をバッグやポーチに取りつけてさりげないおしゃれのポイントに。

■ブローチ如意形時計(にょいがたとけい) 14,850円(税込) ※写真右下
清朝のゴージャスな如意形時計を象(かたど)ったブローチ。
カットガラスを使用し、実物に劣らぬ輝きを再現しました。
胸元に沿えれば注目間違いなし!

このほかにも「博物館でアジアの旅 アジアのおしゃれ」に関連した東洋館オリジナルグッズを多数ご用意していております。


●博物館でアジアの旅 アジアのおしゃれ●
会期 : 2024年10月1日(火)~11月10日(日)
会場 : 東京国立博物館 東洋館
開館時間 : 9時30分~17時00分
※金・土曜日は20時まで
※10月25日(金)、10月26日(土)は19時まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日 : 月曜日、10月15日(火)、11月5日(火)
※10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館
観覧料(税込): 一般 1,000円/大学生 500円
※総合文化展観覧料でご覧いただけます。
※特別展、有料イベントは別料金。
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。
入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。
※障がい者とその介護者1名は無料。
入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。
※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等については、
今後の諸事情により変更する場合がありますので、
東京国立博物館ウェブサイト等でご確認ください。
お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)
ウェブサイト: https://www.tnm.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

コート 濃紺ヴェルヴェット地花卉文様金銀糸刺繍重要文化財 観音菩薩立像菩薩立像

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