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下町の中小企業が深海探査を目指す「江戸っ子1号プロジェクト」 芝浦工業大学が技術協力し、世界初の快挙を達成

@Press / 2013年11月27日 17時30分

海中に投入される機体
下町の中小企業が集まり世界初の商業探査機を開発し、8,000mを超える深海探査にチャレンジする「江戸っ子1号プロジェクト」が、11月21日(木)から24日(日)まで房総沖の日本海溝で実験を行い、水深約7,800mという超深海で3Dハイビジョンカメラによる魚類の撮影に成功しました。芝浦工業大学(東京都江東区豊洲/学長 村上 雅人)は、「江戸っ子1号プロジェクト」に産学官連携活動の一環として技術協力しており、教員や学生が機体の設計、撮影用カメラの制御、通信機器の開発などに携わり、企業とともに取り組みました。

詳細ページ
http://www.shibaura-it.ac.jp/news/detail_j/id/3189/
「江戸っ子1号プロジェクト」
http://edokko1.jp/


■「江戸っ子1号プロジェクト」と芝浦工業大学
「江戸っ子1号プロジェクト」とは、下町の中小企業の力を結集し深海探査機を開発して8,000mの深海探査を行うというもので、芝浦工業大学は4年前のプロジェクト発足当初から、主に下記のとおりの技術協力を行ってきました。さまざまな分野から教員と学生が集まり、機体の開発と実験を繰り返してきました。

・デザイン工学科 表面デザイン工学研究室(戸澤 幸一 教授)
プロジェクト全体の工程の統括など

・機械機能工学科 生産加工プロセス研究室(青木 孝史朗 教授)
機体の設計・CADによるモデリング・強度解析・組立など

・電子工学科 電子機械システム研究室(小池 義和 教授)
音波通信を用いた3Dハイビジョンカメラや照明の電源のON/OFF制御を行うための制御基板の開発など

・通信工学科 移動通信ネットワーク研究室(森野 博章 准教授)
衛星アンテナやGPSアンテナを用いた船体との位置情報の通信を行うための通信機器の開発

・生命科学科 生体高分子学研究室(岩田 健一 准教授)
深海の泥を採取後の新種生物の獲得とゲノムDNAの解析など(ただし今回は泥の採取はできず)


■世界初の快挙を達成
実験には、教員1名と学生4名が同乗し、機体の投入から回収までの作業を行いました。その結果、水深約7,800m地点で3Dハイビジョンカメラによる魚類の撮影に成功するという世界初の快挙を達成しました。また、投入した3機ともに回収を行うことができ、全体として実験成功という結果となりました。

このプロジェクトには学生も多く携わりました。今回のように、学生が企業と一緒になって研究開発に取り組むという経験は、実践型技術者を育成する芝浦工業大学にとっても大きな成果といえます。

芝浦工業大学は、地域の企業をサポートし、大学で培った技術や知恵を産学官連携によって還元するという今回のような取り組みを多く積み重ね、引き続き社会貢献を行っていきます。

@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press

【関連画像】

機体を海中に投入する様子実験の成功を喜ぶメンバー

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