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フィットネス・ヘルスケアデバイスが2年間で20%以上伸長 - 運動・健康意識の高まりが生む新たな市場 -

@Press / 2024年10月24日 11時0分



GfK/NIQ Japanは、全国の有力家電・IT取扱店の販売実績データ等を基に、運動・健康に関連する家電製品の動向をまとめ、その内容を10月24日に発表した*1。
【概要】
・内閣府の世論調査では自身の健康に不安を感じている人が59%にのぼるなど、健康や運動への意識が高まっており、それらをサポートするフィットネス・ヘルスケア家電の需要が伸びている。
・スポーツ用途のウェアラブル端末、外音も取り込めるオープンイヤーイヤホンは、22年比でそれぞれ39%増と51%増と伸長した。
・測定データを専用アプリ等に自動送信し管理できるデバイス連携体組成計は、22年比で23%増となった。
【国民の健康・運動への意識】
 内閣府が実施した「国民生活に関する世論調査」によると、自身の健康に不安を感じている人々が59%という結果が出た*2。また、別の健康意識に関する調査では、健康状態を保つ、または高めるためにやりたいこととして、休息・リラックス時間を増やす(睡眠時間を増やす・良質な睡眠をとる)、体を動かす時間を増やす、という回答が多かった *3。健康のために、良質な睡眠など生活の質を高めたり、運動したりするなど、具体的な行動への意識が高まっている様子がうかがえる。
【フィットネス・ヘルスケアガジェットは22年比で20%以上伸長】
 運動・健康意識が高まる中で、フィットネス・ヘルスケアに関わる機器の販売が伸びている。
 フィットネス関連では、スポーツウォッチ*4の販売数量が対22年比で39%増となった(図1)。ウェアラブル端末*5の中でもこれらのウォッチは、通常の時計機能に加えて、心拍数モニター、GPS、距離計測、スピード計測など、運動に役立つさまざまな機能を備えている。防水性や耐衝撃性が高く、ランニング・サイクリング・登山などのアクティビティにおいて需要が高まっている。また長時間のバッテリー持続や睡眠トラッカー機能を搭載しているモデルも多いため、日常生活における健康管理にも活用できる便利なデバイスとなっている。
 また、近年ワイヤレスタイプのイヤホンの市場拡大が著しいが、その中でも耳を完全に覆わず、外部の音を聞きながら音楽や音声を楽しめるオープンイヤーイヤホンの市場が成長している。オープンイヤーイヤホンの販売数量は22年比で1.5倍に伸長した。これらの製品はランニングやサイクリングのように外音に気をつけなければならないシーンに活躍する。加えて、防水性・防塵性にも優れているため屋外での活動にも向いている点、長時間着用していても耳が疲れにくい点も魅力の一つと言える。
 ヘルスケア関連では、デバイス連携体組成計の販売数量が22年比で23%増となった。これらの製品は、Wi-FiやBluetoothを通じて、測定したデータを専用アプリやクラウドサービスに自動で送信し、体重や体脂肪率、筋肉量、水分量などを記録・分析することができる。ユーザーは体調や体型の変化をグラフや数値で簡単に把握でき、ダイエットやフィットネスの目標管理がしやすくなる。複数のユーザーのデータを個別に管理できる機能を持つものもあり、家族全員の健康管理が出来ることも特徴だ。


画像 : https://newscast.jp/attachments/VWP8KHKUdfPc1Ibrreis.png


*1. 全国の家電・IT製品取扱店約1万店(量販店、専門店等)の販売実績に基づく国内市場規模データ/GfKジャパン調べ
*2. 内閣府 国民生活に関する世論調査(令和5年11月調査)
*3. 内閣府 令和5年度 男女の健康意識に関する調査報告書
*4. ランニングや山登りなどのスポーツ用途に訴求されているウェアラブル端末
*5. 搭載されているセンサーを利用して心拍や位置情報などのライフログを収集し、スマートフォン等と連携する機器および演算能力を持つ機器


NIQサイトはこちらから : https://nielseniq.com/global/jp/news-center/2024/1024-mi/




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プレスリリース提供元:@Press

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