インドに於ける糖尿病患者と予備軍への大麦普及の可能性と販売展望について ~在印日本大使館での天皇誕生日レセプションから事業スタート~

@Press / 2013年12月19日 11時0分

 精麦加工の最大手である株式会社はくばく(本社:山梨県南巨摩郡、代表取締役社長:長澤 重俊)は2013年インドに於ける糖尿病患者と糖尿病予備軍への大麦普及の可能性を感じインド市場での販売をパナソニックAPインディア社、ラディッタ社と共に開始するため12月中旬より本格的に商品輸出を開始致します。


1.背景
 大麦は太古から栽培された穀物であり現在も約1億3千万トンも生産されるメジャーな穀物です。大麦には昨今不足が認識されている食物繊維、特に水溶性食物繊維(β-グルカン)が豊富であり、様々な健康効果が証明されて来ています。アメリカ、ヨーロッパを始め大麦に健康強調表示を認める国も多くあります。しかし残念ながら世界の用途は醸造用と飼料用に利用されることが大半であり、ほとんど人間の食用に供されることはないのが現実です。
 当社は、この素晴らしい食材・大麦を食べやすくしてより多く食べていただき、健康になってもらいたい、という思いをもって事業を続けてまいりました。昨今、大麦の血糖値上昇抑制に対する効果が証明されたため、この機能を広く知っていただき、糖尿病で苦しむ方のお役に立ちたいと考えております。


2.経緯
 2012年5月にはくばく社長・長澤はインドでの糖尿病が社会問題化していることを知りました。あわせて、今後人口が増大し、大きな経済力を持つようになるこの国はお米が主食なので、日本の食文化でもある大麦ごはんでお役に立てるのであればこんなに素晴らしいことはない、と思い付きました。
 その後、インド・チェンナイを拠点にパナソニック社が炊飯器をインドで100万台/年販売し、大きな販売ネットワークを構築していることを知ります。そこで長澤は旧知のパナソニック幹部社員にお願いをし、2012年9月にパナソニックAPインディア・麻生社長にお会いできることになりました。その初回の商談で麻生社長には大麦の糖尿病に対する機能と可能性を理解いただき、パナソニック社としても健康、日本というブランド価値は重要である、ということで、一緒に大麦の普及をしていこう、という共通の目標を持ちました。
 その後、パナソニックAPインディア社、ラディッタ社にも協力いただき、インド向け大麦商品、メニューレシピなどを開発し、最初のロットを2013年12月中旬に輸出するに至りました。


3.今後の展開
 6,000万人以上いると言われるインドの糖尿病予備軍に対して、いかに「大麦の水溶性食物繊維が糖尿病に効くか」ということを認知していただき、実際の食生活に取り入れていっていただけるか、ということが重要です。
 その為にはくばくは、まずは富裕層、医療機関をターゲットにパナソニック社と共に認知活動を進めたいと考えています。糖尿病に対して効果がある商品が45ルピー/パック(70円程度)という値段で入手できる、ということは富裕層にとっては全く問題ない価格であり、この層に対して一番目立たない加工を施した大麦で拡販を目指します。富裕層に対しての情報発信は口コミをベースに考えており、SNSなどの活用が重要であると考えています。パナソニック社の炊飯器、グラインダーを使用する家庭は比較的富裕層であり、ターゲットが重なるため、パナソニック社のデモ販売、パンフレットへの掲載、PR会社などを通じて大麦が糖尿病に効く、という認知を広めていく予定です。
 一方、医療機関とのタイアップも重要視し、特に象徴的な医師を数名起用し情報発信していくことも念頭に入れております。医療機関のお墨付きを得ることができれば、力強い様々な展開が期待できます。まずは限られた経営資源を集中的に投下していくことを考えております。
 またこの過程で大麦をブランド化していくことも重要です。商品名を「Oomugi」とすることでオオムギという日本語の発音をブランド化していく一方で、在デリーの日本人医師 松丸 美砂子氏をインドにおけるブランドアンバサダーとして起用し、医療機関へのアプローチを積極的に進めて行く予定です。


4.事業開始時のイベント展開について
 事業開始にあたり集中的にイベントに参加し戦略的に露出を増やしてまいります。12月23日(月)に在インド日本大使館で開催される天皇誕生日のレセプションにおいてインド政財界の250名に、大麦をメニューの1つとして提供いたします。
 また、去る12月6日から8日にムンバイのグルメ見本市「UpperCrust Show 2013」でテスト販売を行い、1日約200食を販売しました。消費者から様々な意見をいただき、大麦が関心の高い商品であることを再認識するとともに、今後の商品開発に役立ててまいります。
 2014年1月17日(金)~19日(日)にはインド国内最大の日本見本市「クールジャパン・フェスティバル2014」に出展する他、翌1月20日(月)にはムンバイの医療関係や栄養士、料理人などを集めて、大麦の効果・効能についてセミナーを開催いたします。


5.将来像
 将来20億人を超える人口が予想されるインドにおいて、その内の1%の2,000万人の方が大麦を常食した場合、30g/日×365日×2,000万人=約22万トンという量を1年で消費することになります。現在の商品がユニットプライスとしては高いゆえ単純に売上換算は難しいですが、日本の平均単価で換算すると550億円となります。かつて日本で一番大麦が食されていた時代(昭和30年代前半)での消費量は約200万トンですので、10年後のインドの人口、穀物という特性を考えると20万トンという数字は現実的と考えられます。
 当社が以前より行っているオーストラリア乾麺事業の経験から、海外への新たな食物普及・展開には10年を要しますが、10年、20年先を見据えて今から行動を起こす所存です。


【会社概要】
社名  : 株式会社はくばく
所在地 : 〒400-0598 山梨県南巨摩郡富士川町最勝寺1351
代表  : 代表取締役社長 長澤 重俊
設立  : 昭和16年4月15日
資本金 : 98,000,000円
事業内容: 食品製造および販売
URL   : http://www.hakubaku.co.jp

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