人材力を高める「日本式職業教育」を中国へ 『中日現代サービス業職業教育シンポジウム』開催
@Press / 2013年12月24日 10時0分
一般社団法人 JMA(本部:東京都港区、代表理事:村野 和雄、以下 JMA)と中国職業技術教育学会(以下 中国学会)は、〔交流、協力、革新、ウィンウィン〕をテーマに、合同で主催する『中日現代サービス業職業教育シンポジウム』を2013年12月14日・15日の両日、中国・深せん市で開催しました。
製造業からサービス業への転換を図っている中国では、1年前に「サービス業発展の第12次5カ年計画」が制定され、さらにこの度、「技術教育」のスピードアップを図る通達が出されたこともあり、人材力を高める「日本式職業教育」に各界から熱い注目が集まっています。初めての説明交流会となった今回は参加希望も多く寄せられましたが、前向きに検討する学校を絞り込み、中国側からは国内各地から約100名、日本側からは専門学校および企業から約30名が参加しました。
現在、中国では経済の発展と安定をめざすため、国民の高まる物質文化生活のニーズに応えるべく、生活レベルを向上させるサービス業の発展が大きな課題となっています。そして、リードしている先進国の全面協力を取り入れと追って出るという2極化強化を掲げる中国国家戦略に合致する本事業は、日本の専門学校で導入しているカリキュラムと教科書をJMAと中国学会が共同開発することで教育ソフトの活用および日本の提携校(姉妹校)への留学も可能となることもあり、積極的な導入意思の表明が相次ぎました。
日本のイオングループ(トップバリュ)の中国担当役員・山本 昌之氏による基調講演では、実践力を持った人材育成と採用に通じる人材の現地化やシニア成功例の水平移行等の話が展開され、またファッション、美容ヘアメイク、介護福祉、フードの4分野における分科会では、バンタングループ、滋慶学園グループ、ハリウッドワールド美容専門学校、横浜国際福祉専門学校、専門学校YIC京都の5校と業界関係者による教育プログラムや現状が説明され、強い関心と質問が寄せられました。
開催地である深せん市は、改革開放後、初の経済特区として中国経済をリードしてきた土地です。また、協力いただいた深せん市第一職業技術学校は、1983年に初めて開校された職業技術学校かつ国家重点学校でもあります。本事業のスタートにふさわしい必然が重なり、中国および日本の経済発展、両国の絆を象徴するプロジェクトとして、今後の活動を強化していきます。
また、12月19日、上海市にある華東師範大学内に拠点を置く「中日職業教育研究センター」の調印式が執り行われました。これより本格的に、日本の専門学校と中国の学校を結ぶ提携プロジェクトが始動します。
【中国職業技術教育学会について】
1990年12月に発足した中国の国家レベルの非営利的学術社会団体であり、中華人民共和国教育部と民政部の監督と業務指導を受けている。中国学会は中国の各省・自治区・直轄市及び単位単独市の職業技術教育学会が全てに会員団体をもち、更に4,000校以上の職業技術学院及び研究機関・業界組織企業の会員をもっている。
【一般社団法人 JMAについて】
2004年に日本メイクアップ技術検定協会として創業された、日本最大のメイクアップ技術検定試験運営団体である。日本及び諸外国においてメイクアップに対する定められた基準の設定や資格の認定をすること及び日本の専門学校、大学にて行なわれる職業教育プログラムを諸外国の教育機関に対して啓蒙及び導入を行うことを目的とし設立された。
【組織概要】
名称 : 社団法人 JMA
創立 : 2004年4月1日
代表者 : 代表理事 村野 和雄
本部所在地 : 〒105-0014
東京都港区芝3-3-10 芝園オーシャンビル5F
事業内容 : 検定試験運営、講習会・セミナー運営、イベント企画運営
URL : http://www.jma-makeup.or.jp/
@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press
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