ホテル三日月で生産した陸上養殖エビが中国料理「謝朋殿」の季節メニューに採用されました
@Press / 2024年12月13日 10時15分
ホテル三日月(千葉県木更津市)が本年4月、国内リゾートホテル初となる陸上養殖したエビ「木更津ぴちぷり海老」が、株式会社グリーンハウスフーズ(東京都新宿区)が展開する中国料理「謝朋殿」の季節メニューとして採用されました。
今回採用されたメニューは「木更津産有頭海老と里芋の重慶唐辛子炒め(写真)」として、海老とセロリ、旬の里芋の食感、香辛料の香りをお楽しみいただける逸品です。同メニューは、食材に精通した仕入れ担当(目利き)が、地元農家から直送される冬野菜など、南関東の自然が育んだ新鮮な食材を使用した旬の料理として高い人気を誇ります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/420379/LL_img_420379_1.jpg
木更津産有頭海老と里芋の重慶唐辛子炒め
■経緯:千葉県食材提案会(2023年11月)から生まれた商談
採用のきっかけは、昨年11月、ANAクラウンプラザホテル成田で開催された千葉県食材提案会(主催:千葉県食材提案会企画運営事務局、リッキービジネスソリューション株式会社)でした。この会に出席したグリーンハウスフーズの担当から「バナメイエビの国内生産の優位性は、活でいかに鮮度を表現するかが重要なので、流通を相談したい」と課題を投げかけられていたことが始まりです。これを受けた株式会社Seaside Consulting(R)は、生産支援先のホテル三日月(三日月物産株式会社)と協議し、ホテル三日月が10月、急速冷凍保存装置(アートロックフリーザー)を購入することで、急速冷凍保存されたエビを出荷できることとなり、商談が成立しました。
■ポイント:「7-12g有頭+急速冷凍保存」が、国内エビ養殖事業成功のカギ
今回の採用における特筆すべき点は、謝朋殿が7-12gサイズの有頭エビを採用した点です。国内エビ養殖事業者にとって、養殖期間中、エビの成長に伴い飼育尾数を減らすこと(間引き)が、残個体の成長に欠かせません。国内エビ養殖事業者数はまだ少ないですが、輸入冷凍エビが96%(重量ベース)を占める中、国産エビ産業を確立すべく、事業者は懸命な経営努力を続けています。
今回採用となった7-12gサイズ有頭エビを使用する利点は以下の通りです。
【消費者にとって】
●殻が柔らかく、殻ごと食べやすい。
●殻や尻尾にはカルシウム、キチン質など、身体をつくる栄養素が豊富に含まれている。
・カルシウムには、骨や歯を作る働きの他に、神経興奮の抑制効果や血液凝固作用の促進効果などがある。
・カルシウムが不足すると骨から溶け出して供給されてしまうので、継続的に摂取すれば骨粗しょう症の予防にもつながる。
・キチン質は血圧の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げたりする健康効果が期待できる。
・キチン質には、腸内をきれいにする効果や、毒素を排出してくれるともいわれており、免疫力を強化したり、肥満を防いだりする効果も期待できる。
【飲食店にとって】
●有頭での調理は、殻を剥く手間がかからない。
●食材に頭部を含めることで、より深みのある味わいが出せる。
●急速冷凍保存されたものは、保存が可能である上、解凍後も生食が可能となる。解凍後にドリップがでないため、鮮度を保った状態で調理ができる。
■今後の展開
この取組みが、SDGsを加速させる期待があります。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/420379/LL_img_420379_3.jpg
SDGs ロゴ
多くの飲食関係者によって、国産7-12gサイズ養殖有頭エビの利用がすすむことで、国内食料自給率の向上など、多くの社会課題が解決に向かうことが望まれます。
■中国料理「謝朋殿」について
「謝朋殿」は“日本の四季を中華する”をコンセプトに、上海料理を基本に広東、四川、北京など各地域の調理技法を融合させ、医食同源の哲学と、日本の旬の食材の持つ自然な味わいを大切にした1967年創業の本格中国料理店です。
◇公式サイト : https://www.shahoden.com/
◇公式Instagram: https://www.instagram.com/shahoden_official/
■株式会社Seaside Consulting(R)について
当社は、耕作放棄地のエビ陸上養殖を国内で初めて実現した企業として、社会課題解決型事業を展開しています。本年4月のホテル三日月の新規エビ養殖事業の生産支援に続き、7月からは徳島県那賀町の遊休中の平谷小学校におけるクルマエビ陸上養殖の実証テストを受託しています。
これまで13回のTV取材を受けるなど注目を集め、本年4月には、水温管理に特化した低エネルギー運用の陸上養殖水槽に関する特許を出願するなど(特願2024-059309)、開発型企業として成長を続けています。
商号 : 株式会社Seaside Consulting(R)
代表者 : 代表取締役 平野 雄晟、平野 彩
所在地 : 〒299-2115 千葉県安房郡鋸南町下佐久間2720
設立 : 2017年3月3日
事業内容 : ・千葉県鋸南町でのエビの養殖
・陸上養殖のコンサルティング
公式サイト : https://tsuku2.jp/seasidebianca
X(旧Twitter): https://x.com/YuseiVegan
Instagram : https://www.instagram.com/seaside_consulting/
YouTube : https://www.youtube.com/@seasideconsulting7101
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
【関連画像】
この記事に関連するニュース
-
【謝朋殿】サステナブルな食の未来を目指して。陸上養殖「木更津ぴちぷり海老」を使用したオリジナルメニューを期間限定販売
PR TIMES / 2024年12月19日 16時45分
-
【来春初出荷へ】エビの陸上養殖施設が完成し関係者にお披露目…新ブランド育成への取り組みとは(静岡・磐田市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年12月3日 17時25分
-
アイエンター、ホテル三日月のエビ養殖場で「AI魚体サイズ測定カメラ」の実証実験を開始
PR TIMES / 2024年11月28日 13時15分
-
【らでぃっしゅぼーや】サステナブルな本格ごちそうお鍋セットが新登場!
PR TIMES / 2024年11月28日 11時0分
-
豊かな海を未来の子供達に残すために。サステナブルな食料確保の手段『平山式陸上養殖』を活用した国産サーモン「MIYABIサーモン」販売開始!
@Press / 2024年11月25日 10時0分
ランキング
-
1《追悼・渡辺恒雄さん》週刊ポスト記者を呼び出し「呼び捨てにするな、“ナベツネさん”と呼べ」事件
NEWSポストセブン / 2024年12月21日 16時15分
-
2オープンAIの新たな生成AI「人間並み」近づく…安全性を確認するため当面は研究者に限定提供
読売新聞 / 2024年12月21日 18時19分
-
3ゴーン被告「日産の内部はパニック状態」「ホンダはこの取引に押し込まれた」
読売新聞 / 2024年12月21日 18時30分
-
4車両生産で相互乗り入れ検討 ホンダ、日産にHV供給も
共同通信 / 2024年12月21日 16時3分
-
5「本当に就職に強い大学ランキング」トップ150校 卒業生が1000人以上で実就職率が高い大学
東洋経済オンライン / 2024年12月21日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください