ケアネット、医師1,000人に当直勤務に対する意識を調査 当直の前後も通常勤務がいまだ「常識」 約35%の医師が当直が原因のヒヤリ・ハットを経験

@Press / 2014年4月7日 10時30分

当直の回数と当直中の睡眠時間
医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野 元泰、証券コード:2150)は、2014年3月21日、病院に勤務し、当直勤務のある医師会員1,000人に対し、当直勤務に関する調査を実施しました。詳細を報告いたします。


【結果概要】
◆当直前後とも通常勤務と答えた医師は8割を超える
回答者の平均当直回数は、1ヵ月で3.5回、当直中の平均睡眠時間はおよそ4時間34分であった。年代別に見ると、若いほど当直の回数が多く、当直中の睡眠時間も短かった。大学病院とその他の病院を比較すると、大学病院に勤務する医師のほうが当直回数が多かった。また、当直前後の勤務体系については、当直前は98.3%、当直後は83.3%が通常の勤務をしていると回答。当直後に半日勤務は12.7%、勤務なしは2.7%、当直前後ともに半日勤務や勤務なしと答えたのはわずか1%であった。ほとんどの医師が、当直時には32時間以上の連続勤務をしていることを示している。医師の当直勤務等による長時間過重労働が問題視されているが、まったく改善されていない現状が明らかとなった。

<当直の回数と当直中の睡眠時間>
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/img_45085_1.png
<当直前後の勤務体系>
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/img_45085_2.png

◆約35%の医師が当直が原因と思われるヒヤリ・ハットを経験
当直による睡眠不足や疲労が原因のヒヤリ・ハットの経験の有無を聞いたところ、34.9%の医師が「ある」と答えた。「ある」と答えた医師のほうが、当直回数が多く、当直中の睡眠時間も少ない傾向にあった。また、ヒヤリ・ハットの内容としては、「薬剤の処方(薬剤名・量など)のミス」が最も多く、そのほかにも、「診察中や手術中に眠ってしまった」「患者を間違え、指示を出した」「針刺し事故」といった回答があり、一歩間違えば、大事故につながり得る実態も浮き彫りとなった。

<ヒヤリ・ハット経験の有無>
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/img_45085_3.png

◆「当直明けの通常勤務はツライ」 ― 医師の悲鳴
自由回答では、「当直明けはツライ」「当直明けは休みにしてほしい」「せめて半日だけでも」「当直ではなく、夜勤だ」と当直明けの勤務に対し訴える声が多数見られた。一方で、「休むとなると、代わりがいない」「人員不足のため仕方がない」「病院の経営上やむを得ない」など医師の過酷な勤務に頼らざるを得ない現状も浮き彫りとなった。数多くの医師が勤務体制の改善や法的整備を求めている。

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