日本は世界第三の貧困大国!?『世界「比較貧困学」入門』を発売

@Press / 2014年4月17日 14時45分

『世界「比較貧困学」入門』
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、2014年4月17日(木)石井光太著『世界「比較貧困学」入門』(PHP新書)を発売しました。

■世界の最底辺を知る著者が迫る「貧困の本質」

「日本は世界第三の貧困大国」――この事実をご存知でしょうか。一時は「派遣村」に代表される貧困問題がニュースとなり、生活保護をめぐる議論は断続的に世間をにぎわしています。たしかに私たちの将来の見通しはなかなか立ちません。でも、物質的に恵まれている日本で「貧しさ」を実感している人は、多くはないでしょう。
『絶対貧困』『遺体』などのベストセラーで知られるノンフィクション作家・石井光太氏は、これまで世界の最底辺を取材しつづけてきました。その経験をもとに、途上国の貧困を「絶対貧困」、先進国の貧困を「相対貧困」と定義し、あやふやな「貧困」の本質に迫ったのが本書です。
スラムに住む子どもたちが笑顔で生き、かたや充実した社会保障に守られながら希望をもてない人たちがいる――。住居、労働、結婚、食事といった生活の隅々で、両者の実態を比較します。

■日本の貧困は「社会のなかに溶け込んでいる」

世界とくらべて、日本の貧困にはどのような特徴があるのでしょうか。  日本では貧困が社会のなかに溶け込んでいるため個々の事例としてしかとらえられず、大きな渦となって見えにくい、と著者は指摘します。
それは裏を返せば、私たちのすぐ隣に貧困が潜み、だれもがそのふちに片足をかけていることを意味しています。対岸の火事ではないのです。そしてこのことは、社会学のような学問や理論では決して見えてきません。現場を隈なく歩きつづけ、世界と比較するからこそ知りえる光景が、目の前に広がっていました。
日本全体で約2,000万人、6人に1人が相対貧困であるという現実が厳然とある今、「豊かさの真実」を知るために必読の一冊です。

【おもな内容】
コミュニティー化するスラム、孤立化する生活保護世帯/家族と暮らす路上生活者、切り離されるホームレス/話し合う術をもたない社会、貧しさを自覚させられる社会/危険だが希望のある生活、保障はあるが希望のない生活/子どもによって救われるか、破滅するか/生きるための必要悪か、刑務所で人間らしく暮らすか/階層化された食物、アルコールへの依存/コミュニティーによる弔い、行政による埋葬

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『世界「比較貧困学」入門』
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-81620-3
定価:本体780円(税別)
新書判並製/272ページ
ISBN978-4-569-81620-3
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【Profile】
石井光太(いしい・こうた)

1977年東京都生まれ。作家。日本大学藝術学部文芸学科卒業。世界の物乞いや障碍者を迫った『物乞う仏陀』(文藝春秋)でデビュー。極貧のスラムに生きるストリートチルドレンや麻薬中毒者など、国内外の文化、歴史、医療をテーマに、現地に密着した取材、執筆活動を行っている。おもな著書に、イスラームの売春や性をテーマにした『神の棄てた裸体』、世界最底辺の暮らしについて講義した『絶対貧困』、マフィアに体を傷つけられて物乞いをさせられる子どもたちを描いた『レンタルチャイルド』、東日本大震災における釜石市の遺体安置所のルポ『遺体』、ハンセン病患者をテーマにした長編小説『蛍の森』(以上、新潮社)など多数。


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