IP Infusion、機能強化した新世代ネットワークプラットフォーム「ZebOS-XP(R) Release 1.1」を提供開始 - 帯域スケーリング、ネットワーク拡張性、冗長性、ルーティングが大幅に向上 -
@Press / 2014年5月1日 11時0分
株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下 ACCESS)の米国子会社IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:大石 清恭、以下 IP Infusion)は、本日、IP Infusionの新世代のネットワークプラットフォーム「ZebOS-XP(R)」の帯域スケーリングやネットワーク拡張性、冗長性などを大幅に強化した最新版「ZebOS-XP(R) Release 1.1」を開発し、提供開始したことを発表しました。
「ZebOS-XP」は、昨今導入が加速しているテラビット級のネットワーク構築ならびにネットワーク機器開発を支援するために設計された、新世代のネットワークプラットフォームです。IP Infusionの既存のネットワークプラットフォーム「ZebOS(R)」の基盤システムを継承しつつ、高拡張可能性と高性能をあわせ持つソフトウェアアーキテクチャで構成されており、次世代のマルチプロセッサハードウェアのプラットフォームをサポートします。またSDN(※1)対応機能を備えており、新世代ネットワークを迅速かつタイムリーに市場投入できるエンドツーエンドのソリューションを提供します。
「ZebOS-XP Release 1.1」の主な機能は下記の通りです。
●McLAG(※2)による冗長化と帯域幅の増強:Layer 2スイッチングにおける複数シャーシ間のリンクアグリゲーションに対応し、帯域幅の増強、並びにリンクとノードの冗長性を確保
●Virtual Private LAN Service(VPLS)の機能拡張:Taggedモードを追加サポート(Ethernet VLAN)
●Multiprotocol Label Switching(MPLS)の拡張性向上:LDP-RSVP-TEモジュールの拡張性と性能を大幅に向上
●高可用性:Stateful Switchover(SSO)による無停止フォワーディング(Nonstop Forwarding)をOSPFプロトコルにて対応
●ユニキャストとマルチキャスト双方のルーティングの機能追加:OSPFにてRFC 1793をサポート。PIM(Protocol Independent Multicasting)においてBidirectional Protocol Independent Multicasting(Bidirectional PIM)をサポート
●64ビットのプロトコルと対称型マルチプロセッシング(SMP):64ビットに準拠し、全てのプロトコルモジュールでSMPの安全検証済み
●対応OSの追加:WRL 5.0(Kernelバージョン3.4.10)、Fedora 17(Kernelバージョン3.4.44)、VxWorks - 6.9(Basic L2, L3 protocolsのみ)をサポート
IP Infusion最高経営責任者(CEO)の大石 清恭は、
「モバイル端末が急速に普及し、ビッグデータ、SDN市場が立ち上がりつつある今、ネットワーク機器メーカは、飛躍的に増大するデータの運用課題に直面しています。IPIは、大規模なネットワークに対応し、より広い帯域、冗長性を継続的に提供できるソフトウェアソリューション『ZebOS-XP Release 1.1』により、こうしたネットワーク機器メーカの抱える課題に応えてまいります」と述べています。
※1 SDN(Software Defined Networking): ネットワーク構成を動的に設定するために、ネットワーク全体をソフトウェアで制御(定義)する、という次世代ネットワークコンセプト(技術)。
※2 McLAG(Multi-chassis Link Aggregation):複数のスイッチ間でリンクアグリゲーション(LAG)を構成する技術。
※3 OSPF(Open Shortest Path First):リンクステート型ルーティング・プロトコルの一つ。
■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、最適化されたイーサネットやIPサービス向けに高機能ネットワークソフトウェアを提供する、業界の先駆的企業です。ネットワーク業界の主要メーカは、IP Infusionの「ZebOS(R)」やその他のグローバル向け専門サービスを活用することで、製品の迅速な市場投入や競合他社との差別化を低コストで実現しています。IP Infusionの技術が組み込まれた製品は5大陸のほぼ全てのネットワークに搭載されており、またネットワークの機能向上や設備コストの削減、収益の改善を目指す企業による採用も増えています。IP Infusionはカリフォルニア州サニーベイルに本社を置き、ACCESS CO., LTD.の100%出資子会社です。IP Infusionに関する詳細は、 http://www.ipinfusion.com をご覧ください。
■ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、 http://jp.access-company.com/ をご覧ください。
※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP InfusionおよびZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
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プレスリリース提供元:@Press
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