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ユビキタス社の「Ubiquitous Network Framework」が、ローム社の国際標準規格IEEE 1901対応 「HD-PLC」inside規格準拠ベースバンドLSIに採用

@Press / 2014年5月9日 15時0分

HD-PLCinside_usecase
株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下 ユビキタス社)は、組込み機器向けネットワークプラットフォームソリューション「Ubiquitous Network Framework」が、ローム株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:澤村 諭、以下 ローム社)製の国際標準規格IEEE 1901対応「HD-PLC」inside規格準拠ベースバンドLSIのOS並びにTCP/IP通信用ソフトウェアとして採用されたことを発表いたします。

<製品情報>
ローム社の国際標準規格IEEE 1901対応「HD-PLC」inside規格準拠ベースバンドLSI
http://www.rohm.co.jp/web/japan/news-detail?news-title=2013-09-30_news&defaultGroupId=false

「HD-PLC」insideは、「HD-PLC」insideの規格に準拠した電力線を使用した高速通信技術であり、電源コンセントを通じて家庭内ネットワークの構築やインターネット接続を可能にします。「HD-PLC」insideは、従来の「HD-PLC」アダプターをマスター機器として使用し、より小型・省電力で動作しますので、従来ネットワーク化が難しかった生活家電機器などを情報家電機器へ容易に進化させられます。

ユビキタス社はローム社のinside規格準拠ベースバンドLSIに、組込みシステム向けのマルチスレッド対応カーネル「Ubiquitous Kernel」とTCP/IPプロトコルスタックを含む「Base Package」を実装いたしました。また、TCP/IP通信をコマンドベースで容易に利用可能な「シリアルソケットインターフェース」機能を搭載し、UARTを持つホスト機器などのハードウェア構成を変更せず、インターネットにつながるネットワーク対応製品の開発を可能にします。

これにより、「HD-PLC」inside通信機能を家電等の機器内に搭載することが容易に可能となり、外付け「HD-PLC」アダプター製品を使用せずにコンセント経由でホームネットワークやインターネット接続が可能となります。また、ユビキタス社のECHONET Lite対応ミドルウェア製品「Ubiquitous ECHONET Lite」の組み合わせによるECHONET Lite対応機器の開発、Internet of Things (IoT) Platform「dalchymia」のクラウド連携APIとの組み合わせによるIoT対応デバイス開発を行うことも可能となります。

本LSIを生活家電などの機器に搭載することで、電力線のみでTCP/IP通信を行うことができるため、従来の接続方式における課題であった、Ethernetケーブルでの配線、無線LANを使用した際の接続・設定などが不要になります。本LSIは2014年6月に製品リリースを予定しています。

ユビキタス社は、本LSI対応のECHONET Lite SDKを初めとしたソフトウェア開発キットを販売するとともに、自社開発の電力見える化ソリューションである電力計測機器製品での採用や、クラウドサービスとの連携およびOEM提供の拡販に活用する予定です。

ユビキタス社は、2014年5月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」ユビキタス社ブース(西1-72)において、ローム社製の国際標準規格IEEE 1901対応「HD-PLC」inside規格準拠ベースバンドLSIを使用して、ユビキタス社が開発したNetwork Framework及びECHONET Lite搭載の試作機を展示し、電力線による家電連携を実現したデモを展示いたします。

※1:「HD-PLC」は、高速電力線通信(High Definition Power Line Communication)の略です。「HD-PLC」は、パナソニック株式会社が提唱する高速電力線通信方式の名称であり、パナソニック株式会社の日本およびその他の国での登録商標もしくは商標です。「HD-PLC」insideは、既存の電力線を活用する高速の電力線搬送通信の一つとして注目されている「HD-PLC」の組み込みに適した規格であり、生活家電やHEMS、BEMS、HAN関連機器などに組み込むことで、電力線を通信のネットワークとして利用できるようになります。新たな規格には間欠動作機能が搭載されており、従来のPLC製品と比べ大幅な低消費電力化を実現します。

※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。


■HD-PLCアライアンス 会長 荒巻 道昌様のコメント
当アライアンスにおいて、ユビキタス社会の実現と新たなスマート通信インフラを目指した活動を進めていく中で、各社によって「HD-PLC」insideを活用したソリューションが実現したことを大変喜ばしく思います。「HD-PLC」inside商品が生活のさまざまなシーンで活用されていくことを期待しております。


■ローム株式会社 LSI商品戦略本部 産業機器担当 リーダー 上林 忠史様のコメント
この度のユビキタス社様との協業を大変嬉しく思っております。従来のPLC製品と比べ大幅な低消費電力化と小型化を実現した弊社のinside規格準拠ベースバンドLSIとユビキタス社様のネットワーク関連ソフトウェア技術を組み合わせることで、両社の強みを生かし、様々なアプリケーションへの対応が可能となりました。今後大幅な発展が見込まれるスマートエネルギー関連分野や生活家電分野など、多様な分野での採用拡大を推進していきたいと考えております。


■株式会社ユビキタス 代表取締役社長 佐野 勝大のコメント
このたび、ローム社との協力により「HD-PLC」inside向けにユビキタス社の「小さく、軽い」Network Frameworkを実装し、「HD-PLC」ソリューションとして発表させていただくことを大変嬉しく思います。本ソリューションにより白物家電など、さまざまな機器の、電力線を介した電力の見える化やスマートグリッドを実現することができます。今後も、日々拡大を見せるHEMS/ホームコントローラーの市場において、ソフトウェアプラットフォームベンダーとして普及を加速する一端を担っていきたいと考えています。


■ローム株式会社(証券コード6963)について
ローム株式会社は、社会をより便利にそして豊かに、皆様の生活を安心で快適にするために、LSIをはじめ、ディスクリート半導体、光半導体、モジュール、バイオチップにいたるまで、さまざまな分野で多くの先端デバイスを製造しております。
詳細につきましては、ホームページ http://www.rohm.co.jp/ をご覧ください。


■ 株式会社ユビキタス(証券コード3858)について
ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・ 暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術からIoT(Internet of Things)時代に向けたクラウドプラットフォームまで、多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。


■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。ユビキタス社の業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信・マイルストーン開示などをご参照ください。

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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