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~梅雨時はカビと共に、害虫も増える季節~梅雨時は「ダニ」と「カビをエサにする害虫」に注意!

@Press / 2014年6月6日 14時30分

虫博士写真
高温多湿が続く梅雨時は、害虫にとって過ごしやすく、増殖するのに適した時期です。実験室で害虫を飼育するのに適した環境である「気温25℃・湿度75%」は、梅雨時に近い環境です。
今回は、梅雨時に気をつけたい害虫として「ダニ」と「カビをエサにする害虫」について、ライオン株式会社が販売している殺虫剤ブランド『バルサン』の研究を担当している薬品第2研究所の亀崎 宏樹(通称「虫博士」)が駆除方法をご紹介します。


<ライオン株式会社 薬品第2研究所 亀崎 宏樹(通称:虫博士)プロフィール>
学生時代に応用昆虫学を専攻。以来、約30年間、ゴキブリやダニなどの害虫の生態や駆除剤の研究に携わる。殺虫剤ブランド『バルサン』の商品開発を担当し、研究成果を学会で報告する他、大学での特別講演や、生活者向け講座などで「害虫の生態や駆除方法」についての講演も行っている。


1.梅雨時に気をつけたい害虫には、どのようなものがあるのでしょうか?
梅雨時はカビの季節というイメージがあるかと思いますが、害虫の活動が活発になる時期でもあります。梅雨時だからこそ気をつけたい害虫について解説します。

(1)ヒョウヒダニ
アレルギー疾患の原因として有名なダニです。角質やフケ、人の食べかすなどをエサにし、ほとんどの家の布団やソファー、カーペットなどに生息しています。温湿度が高くなる時期に増殖します。

(2)コナダニ
食品に発生し、部屋に生えるカビもエサにすることが知られています。発育期間が10日余りと短く、1日に20個以上の卵を産むことがあります。ダニの中でも高温多湿を特に好むため、梅雨時は大発生につながります。しかし、吸血するなど直接人に害を与えることはありません。

(3)ツメダニ
ダニ類や小型の昆虫をエサにするダニです。エサとなるコナダニなどが増えると、それにともない、増えることがあります。吸血はしませんが、刺すため、激しい痒みを感じます。

(4)カビを食べる害虫「チャタテムシ」
昆虫の中には、カビを食べるものが数多く知られています。その代表がチャタテムシです。屋内の湿度が高い場所(畳、壁紙、貯蔵食品など)に生息し、カビ類や酵母などを好んでエサにしています。
湿度が高い場所にはエサとなるカビも繁殖しやすいため、カビと同じ場所に発生することがあります。カビが原因で大発生し、多数が室内に這い出す事例が報告されています。


2.簡単にできる梅雨時の害虫対策
害虫の発育速度が早くなる梅雨時は、成虫になる速度が早くなることから、増殖率が高まり大発生につながります。大発生する前に、以下の対策をしっかり行い、駆除することが大切です。

(1)できるだけ乾燥を心がける
晴れた日には、できるだけ布団類を干して乾燥させることが重要です。布団を干すだけではダニを駆除することはできませんが、増殖を抑える効果はあります。また、換気をして部屋の湿気を下げることも大切です。

(2)開封したままの食品は、密閉性の高い容器で保存する
小麦粉や調味料などは害虫の発生源になるので、密閉性の高い容器に入れ、可能なら冷蔵庫に保管するのがよいでしょう。

(3)カビの掃除をする
前述のように、カビを食べる害虫は、コナダニやチャタテムシなど、数多く存在します。大発生させないために、こまめにカビの掃除をしましょう。


なお、ダニを駆除する目的で、掃除機で掃除をする場合、死んだダニを取り除くことはできますが、生きたダニを取り除くことは困難です。そのようなときには、まず「くん煙剤」などの空間処理剤を使用し、ダニの殺虫をしてから掃除機をかけると効果的です。試してみてください。

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プレスリリース提供元:@Press

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