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スペインで開催される「第10回 世界ファブラボ代表者会議(FAB10)」にゴールドスポンサーとして協賛

@Press / 2014年6月27日 10時30分

ニール・ガーシェンフェルド氏
業務用インクジェットプリンターや3次元切削加工機を製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社(取締役会長兼社長:冨岡 昌弘、本社:静岡県浜松市)は、7月2日から8日までの7日間、スペイン・バルセロナ市で開催される「第10回 世界ファブラボ代表者会議(以下 FAB10:ファブテン)」にゴールドスポンサーとして協賛しますのでお知らせいたします。

URL(英語): https://www.fab10.org/en/


【Fab Labについて】
「Fab Lab(ファブラボ)」は、米国マサチューセッツ工科大学のニール・ガーシェンフェルド教授が提唱した、アナログからデジタルまでの様々な工作機器を取り揃えた市民工房です。現在、世界50ヶ国以上に250ヶ所以上のファブラボ拠点があり、「MAKE(作る)」「LEARN(学ぶ)」「SHARE(分かち合う)」の3つのコンセプトの下、個人の自由なアイデアに基づくものづくり「Personal Fabrication(パーソナル・ファブリケーション)」を支援するとともに、世界各地のファブラボ間のネットワーク化により、ものづくりに関する知恵やノウハウを共有し、国境を越えて協働するグローバルなものづくりコミュニティを形成しています。世界ファブラボ代表者会議は、年に一度、世界中のファブラボ関係者が一堂に会する場であり、特定のテーマの課題解決に協力して取り組むワークショップや実習、デジタルものづくりに関するシンポジウム、各Fab Labの成功事例や取り組み事例の紹介など多様な活動が行われます。


【協賛する背景】
当社が世界ファブラボ代表者会議に協賛する背景には、デジタル技術を活用したものづくりの可能性を広めることで、人々の想像性や創造性を解放し、新たな価値を実現していくというFab Labの理念への共感があります。新しい何かを生み出そうとする人々が、どのような夢やアイデアを持ち、グローバルレベルでどのように協働し、また、どのようにカタチにしていくかを目の当たりにすることは、当社のDesktop Fabrication(デスクトップ・ファブリケーション:机上でのものづくり)コンセプトを磨くうえで、また、「イメージをカタチに」のビジョンの下に開発される当社製品のさらなる可能性を追求するうえで最適な場であると考えております。


【昨年のFAB9】
昨年当社が協賛しましたFAB9(ファブナイン)では、ファブラボ・ジャパンのファウンダーである慶應義塾大学環境情報学部准教授、田中 浩也氏主導の下、デジタルものづくりの創造性が個々人に限らず、産業、教育、生活、芸術など幅広い領域に影響を与える裾野の広い活動であることが喧伝され、デジタルものづくりに対する人々の認知と関心が大きく高まりました。FAB9後は、日本各地で新たなFab Labが続々と設立されるとともに、総務省が、田中氏を座長とする「ファブ社会の展望に関する検討会」を設置し、人々がネットワークを介してデジタルものづくりに参画する「ソーシャル・ファブリケーション」の価値と将来ビジョンの検討を開始しました。一方で田中氏は、会場となった横浜市をFab City(ファブシティ)とする構想を打ち出し、FAB9をきっかけとして構築された社会的資本を活用し、Fab Labを中心に大学、行政、企業、市民が密接にかかわることで街全体の創造性を高めていくためのプロジェクトを始動しています。

FAB9とFAB9後のこうした動きを受けて開催されるFAB10は、「From fab labs to fab cities(ファブラボからファブシティへ)」というテーマの下、デジタルものづくりの創造性をFab Lab空間に限定することなく、生活環境と都市環境の課題解決といった文脈に位置付け、Fab Labがイニシアチブを発揮することで、都市の創造性を向上させていくための具体的な活動を推進するきっかけを提供するものになります。


【ファブラボ・バルセロナについて】
FAB10を主催するファブラボ・バルセロナは、ファブラボの創成期である十数年前から活動を開始した最古参のファブラボの一つです。ベネズエラ生まれの建築家でIAAC(カタルーニャ先端建築大学院大学)の教員でもあるトーマス・ディエズ氏を中心とするファブラボ・バルセロナは、モデルニスモと呼ばれる独自の建築様式を生み出したバルセロナに相応しい建築系のファブラボであり、2010年にデジタル工作機器を活用して作った実験的太陽光発電住宅「Solar Fab House(ソーラー・ファブ・ハウス)」を発表し、世界を驚かせました。また2013年には、気温や湿度、騒音の大きさ、太陽光の強さ、空気の状態などを含む環境情報を市民一人ひとりが測定し、インターネット上のサーバにアップロードすることができるセンサー、「Smart Citizen Kit(スマート・シチズン・キット)」を開発し、バルセロナ市と市民を巻き込んだ都市マネジメントシステムの実現に端緒を拓きました。現在彼らは、スマート・シチズン・キットのさらなる発展と市民参加型プロジェクトの実践を通じて、都市生活全般に付随して発生するデータを収集・分析・マネジメントすることで、バルセロナ市を環境に優しいサステイナブルなスマートシティの世界的なロールモデルにすべく可能性を探っています。将来的には、衣・食・住・遊にわたって、「必要とするものを自分たちでつくる、自己充足型の都市」の実現を視野に入れ、積極的に活動を推進しています。


【今後の展開】
デジタルものづくりのさらなる発展を望む当社は、新たなステージに入ったFab Labの活動を応援するとともに、より良い生活環境と都市環境を実現すべくDesktop Fabricationのさらなる社会性と可能性をともに追求してまいりたいと考えております。当社は昨年に引き続き、会期中に開催されるワークショップに当社製品を提供するとともに、開発を進めております3次元切削加工機の新製品と新開発の積層造形機を会場内のブースで展示し、創造力あふれる人々の期待にどれだけこたえることができるか、また、生活、都市、環境といったより幅広い文脈での課題解決にどのように貢献できるかを見極め、今後の製品開発に活かしてまいりたいと考えております。


「第10回 世界ファブラボ代表者会議(FAB10)」Webサイト(英語):
https://www.fab10.org/en/


【ローランド ディー.ジー.株式会社について】
ローランド ディー.ジー.株式会社は、業務用インクジェットプリンター、カッティングマシン、3次元切削加工機、彫刻機、メタルプリンターの分野で世界をリードするメーカーです。1台のプリンターで印刷とイラストや文字などの輪郭を切り抜くことができる「Print&Cut」テクノロジーの先駆者であるとともに、1997年の販売開始以来、世界中で14万台以上*の業務用インクジェットプリンターの販売を誇るナンバーワンブランドです。3Dの分野では、近年、義歯製作用のデンタル加工機でヘルスケア産業にも参入。個人ユーザーに向けたデジタルクラフトツール「iModela(アイモデラ)」「iDecora(アイデコラ)」も発売し、ホビー市場に新しい価値をもたらしています。

*2014年3月31日時点、当社からの出荷ベース。


【会社概要】
商号  : ローランド ディー.ジー.株式会社
設立  : 1981年5月1日
本社  : 〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4
代表者 : 取締役会長兼社長 冨岡 昌弘
資本金 : 3,668,700,000円
      東京証券取引所市場第一部上場
URL   : http://www.rolanddg.co.jp/
事業内容: コンピュータ周辺機器の製造および販売


※本ニュースリリースに記載の社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

田中 浩也氏スマート・シチズン・キットを紹介するトーマス・ディエズ氏ソーラー・ファブ・ハウス Photographer:Adria Goula

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