大衆のアルコールはビールからワインへ!?ビール離れが進む中ワインが健闘、大衆世帯のワイン飲用率が上昇

@Press / 2014年7月15日 14時0分

Chart1
ブランドコンサルティング会社の株式会社リスキーブランド(本社:東京都渋谷区、代表:田崎 和照、以下「リスキーブランド」)は、同社が2008年から実施している生活意識調査MindVoice(R)調査(約4,000サンプル/年)を用いて「アルコール市場の動向」について分析を行いました。なお、未成年の回答者は分析対象から除外されています。

PDF  : http://www.riskybrand.com/topics/report_140715.pdf
Source: MindVoice(R) 2010~2014(株式会社リスキーブランド実施の生活意識調査)


【サマリー】
1.ビール離れが進行する中、ワインは健闘
Chart1は、この5年(2010年から2014年)の、アルコール類のカテゴリー別飲用率「日ごろよくお口にするアルコール類」の変化を示したものです。
ビールの飲用率は2010年では37%でしたが、2014年では32.5%でした。2010年から2011年の1年でビールの飲用率が急に(2.7ポイント)落ち込みましたが、これは、震災に伴う自粛ムードが影響していると考えられます。
ワインの飲用率はこの5年で1.2ポイント上昇し2014年では21.0%となりました。2010年の時点では焼酎とワインの飲用率はほぼ同等(0.2ポイント焼酎の方が上)でしたが、2014年にはワインが焼酎を3.3ポイント上回る結果になりました。
製品に値段の差があることから、ワインが日本酒や焼酎よりも上位にランクインした要因には、値段以外のことが関係していると考えられます。
その他、この5年で上昇したのはノンアルコールビール(+4.4)、ハイボール(+1.1)、スピリッツ(+0.7)、日本酒(+0.3)、低下したのは梅酒(▲4.3)、焼酎(▲2.3)、カクテル(▲1.6)、ウィスキー(▲1.5)、チューハイ(▲0.2)でした。ただしチューハイやカクテルはこの1年は上昇しました。
*( )内は増減ポイントを示します。

Chart1: http://www.atpress.ne.jp/releases/48540/img_48540_1.png

2.ビール離れは若者世代に顕著
Chart2は、この5年(2010年から2014年)の「日ごろよくお口にするアルコール類」についての結果の中から、ビール、ワイン、日本酒、焼酎の4種を抜粋し、それぞれの飲用率の変化を示したものです。
ビール飲用率の減少が最も顕著なのはヤング世代(20~34歳)です。2011年の自粛ムードが過ぎた後も、ヤング世代のビールの飲用率は継続的に減少しています。
また、ヤング世代ではビールと焼酎の飲用率が低下し、ワインと日本酒が上昇しています。ヤング世代の飲用率はこの5年でビールは6.9ポイント、焼酎は5.0ポイント減少し、ワインは2.0ポイント、日本酒は1.1ポイント上昇しました。
もしかしたら、居酒屋で「とりあえずビール!」というスタイルはヤング世代では低下し、ワインや日本酒を楽しむという形に変わってきているのかもしれません。居酒屋大手のワタミが2014年3月期の連結最終損益が49.1億円の赤字(同社は1996年の上場以来初めて赤字)と発表するなど、大手居酒屋チェーンの業績低迷は、ヤング世代のアルコールに対する行動様式の変化が影響しているとも考えられます。
また、ミドル世代(35~49歳)のビールの飲用率は2011年の自粛ムード期が過ぎた後は横ばいです。ワイン、日本酒、焼酎も年度による微増・微減はあってもさほど大きな変化はみられませんでした。
シニア世代(50~64歳)のビールの飲用率は、2011年の自粛ムード期もあまり関係なく、微減傾向ではあるもののあまり大きな変化はありません。シニア世代では、ワインの飲用率はこの5年で3.3ポイント上昇、日本酒は2010年から2012年までは上昇傾向にありましたがこの1~2年微減傾向、焼酎の飲用率はこの5年間で(数字的には微増ではあるものの)ほとんど変化していません。

@Press

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