子育てとお手伝いに関する小学生母子の意識調査 毎日褒められている子どもは「友達が多い」!?
@Press / 2014年7月23日 13時30分
ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)は、この度、小学生の子どもを持つ母親と、その子どもを対象に、子育てと家庭でのお手伝いに関する意識・実態調査を実施しました。その結果、日頃よく褒められている子どもは「友達が多い」「授業でよく手をあげる」など自己評価が高い傾向が見られました。一方、母親は「子どもを褒めて育てたい」と考えていても、褒めるよりも叱ってしまうことが多い傾向があり、夏休みなどの長期休暇中は一層顕著になることが明らかになりました。
また、“褒める子育て”を実践している家庭では、子どもに日頃から「お手伝い」をさせることで褒める機会を作っていました。子どもも「お手伝い」をして褒められることを喜びとして感じていることから、積極性や自主性を高めることに繋がっていると推察されます。
<調査概要>
■調査対象:小学生の母親 669名 及びその子ども 448名 全国
■調査時期:2014年6月
■調査方法:インターネット調査
<調査結果サマリー>
1.褒められる子どもは「友だちの人数」が多い!?
・毎日褒められている子どもは、「友だちが多い」「授業でよく手をあげる」など自分をポジティブに評価。「学校が楽しい」「学級委員をしたことがある」割合も高いという結果に。
2.“褒める子育て”が現代ママの理想。でも実際には…
・母親に理想の子育てについて聞いたところ、56.8%が「子どもを褒めて育てたい」と回答。しかし、日常的に子どもを褒めている母親は約4割に留まる一方、叱っている母親は6割以上となっており、全体の9割がもっと褒めたいと感じている。
・夏休みは叱る頻度が増える傾向にあることが判明。理由は「一緒にいる時間が長いから」に次いで「子どもがダラダラしているから」。
3.“褒める子育て”に欠かせないのは、毎日の「お手伝い」
・母親が子どもを褒めるタイミングは「お手伝いをした時」が約8割と最も多く、「お手伝い」が“褒めチャンス”に。
・子どもが「お手伝い」をしてよかったと思うことは「褒めてもらえる」(54.5%)が最も多く、お小遣いやごほうびよりも「褒められる」ことがお手伝いのモチベーションになっている。
4.「お手伝い」を習慣化させるためには、“簡単なこと”からはじめて“しっかり褒める”
・日頃お手伝いをしている子どもの母親に、お手伝いを習慣化させる秘訣を聞いたところ、トップ3は「簡単なことに取り組ませる」「感謝の気持ちを伝える」「子どもの役目にする」に。
・お手伝いが習慣化している子どもにお手伝いをはじめるきっかけを聞いたところ、「自分から」が最も多く、4人に1人は「宿題だった」と回答。「お手伝い」のスタートは、きっかけとして夏休みの宿題が最適!?
<調査結果>
■褒められる子どもは「友だちの人数」が多い!?
近年、“褒める子育て”という言葉をよく耳にしますが、“褒めること”は子どもにどのような影響を与えるのでしょうか。褒められる子どもと褒められない子どもに、それぞれの自己評価を聞いたところ、グラフ1のような結果が得られました。
子どもが褒められている頻度と、「友達が多い」「授業でよく手をあげる」などポジティブな自己評価には高い相関が見られました。「学校が楽しい」「学級委員をしたことがある」割合も高いことから、子どもは褒められるほど積極性や自主性が高くなり、自信に繋がっていることがうかがえます。
グラフ1
http://www.atpress.ne.jp/releases/48894/img_48894_1.jpg
■“褒める子育て”が現代ママの理想。でも実際には…
母親に理想の「子育て」について尋ねたところ、「厳しくしつけたい」と答えたのはわずか16.4%という結果に。“褒める子育て”を理想としている母親が半数以上を占めました(グラフ2)。
しかし、実際に「普段から子どもを褒めているか」という質問に対しては、「毎日褒めている・よく褒めている」(11.8%・32.3%)が、全体の4割に留まる結果となりました(グラフ3)。
一方、叱る頻度を尋ねると、「ほぼ毎日叱っている・よく叱っている」(33.6%・31.8%)と答えた母親が6割以上にものぼりました(グラフ4)。また、子どもをもっと褒めてあげたいと思うか尋ねたところ、約9割が「思う」と回答しました。この事から、子どもを褒めたくても実際には叱ってしまうという、母親のジレンマがうかがえます。
グラフ2、3、4
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夏休みなどの長期休暇中に、子どもを叱る頻度が変わるか母親に尋ねると、34.2%が「増える」と回答(グラフ5)。つまり、3人に1人が子どもを叱りやすくなる傾向にある事がわかりました。増える理由については、「一緒にいる時間が長いから」が最も多く、次いで「子どもがダラダラしているから」、「兄弟げんかが増えるから」が挙げられました(グラフ6)。一緒にいる時間が長くなると、叱る面ばかり見えてしまうという母親が多いのではないかと考えられます。
グラフ5、6
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■“褒める子育て”に欠かせないのは、毎日の「お手伝い」
母親が子どもを褒めるタイミングは「お手伝いをした時」が最も多く、7割以上という結果に。次に割合が高かったのが「テストでいい点をとった時」でした(グラフ7)。高学年になると勉学面を評価する母親が増える傾向がありますが、日常的に子どもを褒めるには、「お手伝い」がよい機会になっています。
一方、子どもに「お手伝いをして良かったと思う事」を尋ねたところ、「褒めてもらえる」(54.5%)が最も多く、半数以上を占めました(グラフ8)。お小遣いやごほうびよりも、「褒めてもらえる事」が子どものお手伝いのモチベーションになっていることがわかります。
グラフ7、8
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■「お手伝い」の習慣化には、“簡単なこと”からはじめて“しっかり褒める”
母親に、子どものお手伝いを習慣化させるためには何が必要か質問したところ、「簡単なことに取り組ませる」(71.4%)、「感謝の気持ちを伝える」(68.4%)、「自分の役目として割り当てる」(52.4%)が上位に挙げられました(グラフ9)。簡単なことでも、やったらしっかり褒めて感謝の気持ちを伝えることで子どもの気持ちを満たすことが、長続きさせる秘訣と言えそうです。
一方、子どもにお手伝いを毎日するようになった理由について尋ねたところ、「自分からお手伝いをした」(59.2%)が最も多く、次いで「親にやるように言われた」(51.1%)、そして4人に1人は「学校の宿題」(26.5%)がきっかけであると答えました(グラフ10)。
また、6割以上の子どもが夏休みの宿題に「お手伝いがあった」と答えています。夏休みは子どもを叱ってしまいがちであることからも、「お手伝い」を本格的にスタートするよい時期ではないでしょうか?
グラフ9、10
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<添付資料>
“褒める子育て”の第一歩は、
“子どもがすすんでお手伝いしたくなる”環境づくりから
ライオン株式会社 リビングケアマイスター
杉本 美穂
今回の調査の中で、お手伝いのきっかけについて子ども達に尋ねたところ「自分から『お手伝い』をした」という回答が59.2%と最も多く、自主的な姿が見えてきました。
夏休みの宿題に「お手伝い」があった子どものうち、お手伝いを選んだ理由で最も多いのは「簡単そうだから」ですが、3割は「家族が喜びそう」という結果も(グラフ11)。
お手伝いが自分の役割として定着し習慣化していくには、自らすすんでお手伝いできる環境づくりと、子どもの気持ちをしっかり汲んで褒める(感謝の気持ちを表す)ことが大切ですね。
そこで、“子どもがすすんでお手伝いしたくなる”環境づくりのヒントをご紹介します。
グラフ11
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《お手伝いの環境づくりのヒント》
●子どもでも“簡単にできること”から、一緒に取り組む
準備も後片づけも含めて簡単なことなら、徐々に一人でできるようになり任せられます。
●“家族からの感謝”と“みんなの役に立っているという充実感”が得やすいことを選ぶ
家族のみんなが使う場所のお掃除などは達成感があるので、おすすめです。
●自分専用の道具や楽しいグッズを用意する
使うものや動作が楽しいと気分も上がり、やる気が出てきます。
≪おすすめの手伝い≫
▼とっても簡単で、家族みんなが喜ぶ「トイレのちょこっと掃除」
トイレ掃除を子どもにさせることに抵抗があるお母さんもいるかもしれません。ですが、トイレを使った後に、汚れてしまったところだけでも簡単に拭きとる「お手伝い」をはじめてみませんか?
とても簡単ですし、一日何回もチャンスがあるので、それだけ褒める機会が増えます。自分で掃除をすることで、トイレを汚さないように気をつける気持ちが芽生え、学校や友達の家のトイレを使うときの意識も変わるかもしれません。カレンダーとシールを置いて、拭き掃除の回数が見えるようにするとやる気につながります。
トイレの拭き掃除をお手伝いとしてはじめる前に、汚れやすい場所を一緒に確認してみましょう。
・座って用を足した場合⇒便座の裏(上部~中央)
・立って用を足した場合⇒便器のふちの上
便器の周囲の床
トイレ掃除イメージ
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<便利グッズ>
・かわいいパッケージとアップルの香りでトイレ掃除が楽しくできます。
「ルック まめピカチュウ」
(7月18日発売、数量限定)
http://www.atpress.ne.jp/releases/48894/img_48894_8.jpg
・トイレの中にカレンダーを用意。掃除をする度にシールを貼るとやる気がでます。
http://look.lion.co.jp/lavatory/mamepika/mamepikachu/
▼みんなが使う場所をキレイにできた喜びを実感!「浴槽の掃除」
浴槽につくザラザラした皮脂・垢汚れは、洗剤を使えば子どもの力でも落としやすいので、きれいになった実感が得られやすい場所です。
最初に、汚れがつきやすい「残り湯ライン」、「底の四隅」など、お掃除のポイントを教えてあげましょう。
浴槽の中を掃除するときは、無理な体勢で転倒しないように、中に入って洗うことも伝えてあげて下さい。
そして、お風呂に入った後には、ツルツルの仕上がりを実感して褒めてあげましょう!
浴槽の掃除イメージ
http://www.atpress.ne.jp/releases/48894/img_48894_9.jpg
<便利グッズ>
・手のひらサイズのかわいいスポンジに、ひもをつけておけば、使った後も片づけやすい。
・足元には、スリッパの代りに、お掃除専用のレインブーツを用意。
・泡が横に広がるので、残り湯ラインの汚れにつけやすく、少ないスプレー回数で使える。
便利グッズ 左:スポンジ、中央:レインブーツ、右:「おふろのルック」
http://www.atpress.ne.jp/releases/48894/img_48894_10.jpg
詳しい情報はこちら⇒ http://kaiteki.lion.co.jp/meister/living/
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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