三菱エンジニアリングプラスチックス、高誘電のポリカーボネート樹脂を開発
@Press / 2014年8月27日 10時30分
三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浦部 宏、以下 三菱エンプラ)は、比誘電率を約8まで向上させた高誘電ポリカーボネート樹脂を開発しました。特殊な処方を施すことにより、高誘電でありながら誘電率の異方性が少なく、誘電正接が0.01程度と低損失を実現しています。
URL: http://www.m-ep.co.jp/product/kinou/high_dielectric/
【背景】
近年、スマートフォン、タブレット等の携帯端末は高機能化・小型化が進み、無線通信のアンテナに割当てられるスペースはどんどん小さくなっています。一般の樹脂では比誘電率が3程度と小さく、小型のアンテナを設計することが出来ないため、誘電率の高い樹脂材料が求められていました。
三菱エンプラは、既に高誘電変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)を上市していますが、アンテナの製造プロセスによっては、使用する溶剤の関係でm-PPEが使用出来ない場合があるため、ポリカーボネートをベース樹脂に使用した高誘電樹脂を開発しました。
【三菱エンプラの高誘電樹脂の特徴】
・高誘電、低誘電正接、低異方性
・ベース樹脂は、m-PPEとポリカーボネートの2種類を用意
・優れた成形性、寸法安定性
三菱エンプラは、高誘電樹脂の他にも、LDS用のポリカーボネートをラインアップしており、携帯端末のアンテナ用の材料を幅広く展開して参ります。
* 補足 *
LDS:レーザー・ダイレクト・ストラクチャリング。レーザー照射立体回路成形
【会社概要】
社名 : 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
代表者: 代表取締役社長 浦部 宏
所在地: 〒105-0021 東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル
設立 : 1994年3月
資本金: 30億円
URL : http://www.m-ep.co.jp/
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
東北大など、強誘電体の分極反転挙動の観察をナノスケールかつ短時間で実現
マイナビニュース / 2024年5月2日 17時56分
-
導電性と粉塵対策を両立した半導体製造装置用CFRP部品の開発に成功 半導体業界の更なる発展に貢献
PR TIMES / 2024年4月30日 16時45分
-
5月28日(火) AndTech「高周波配線基板に対応した低誘電率・低誘電正接性を有する樹脂・材料の開発動向」WEBオンライン Zoomセミナー講座を開講予定
PR TIMES / 2024年4月26日 12時45分
-
「低コスト・高精細ディスプレイに資する産業用インクジェット装置」で第56回市村産業賞 功績賞を受賞
PR TIMES / 2024年4月19日 18時15分
-
表面平滑性Ra5nm 厚み20μmのフレキシブルジルコニアフィルムを実現
PR TIMES / 2024年4月16日 9時0分
ランキング
-
1初めての上京での住まい、失敗したことは? 3位「間取りが不便」、2位「想像より狭かった」、1位は?
J-CAST会社ウォッチ / 2024年5月12日 21時15分
-
2無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
3危険な「第4種踏切」なぜ無くならない? 事故が起きてから重い腰を上げる行政
乗りものニュース / 2024年5月12日 9時42分
-
4「サイゼが潰れたら喜ばしい」創業者が語る真意 「世の中が良くなることは、すべて最高だ」
東洋経済オンライン / 2024年5月12日 12時20分
-
5退職したいと伝えたら“陰陽師代120万円”を請求され……退職代行会社が明かす、本当にあった怖い会社
オールアバウト / 2024年5月12日 21時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください