1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年8月および 関西圏・中京圏版 2014年8月 を発表

@Press / 2014年8月28日 10時30分

東京23区面積別TVI
 不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年8月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2014年8月」を発表しました。


 首都圏版では「市場競争力の低い20m2未満の賃貸住宅(東京23区)」および「2014年6月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率、賃料指数)」を掲載しています。
 また関西圏・中京圏版では「二極化が進む大阪市各区の人口増減」および「2014年6月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率、賃料指数)」を掲載しています。
 これらの分析はアットホーム株式会社から提供を受けた、アットホーム全国不動産情報ネットワークに公開された情報若しくは成約状況を用いて行われています。


1.首都圏版の概要
(1) 市場競争力の低い20m2未満の賃貸住宅(東京23区)
 東京23区においては、20m2以上の賃貸住宅の更新確率は概ね45%ですが、20m2未満の賃貸住宅の更新確率は約35%と、とびぬけて低い値となっています。仮に残りの65%の半分が毎年入れ替わるとすると、20m2未満の賃貸住宅の募集期間は2014年3月時点で約3ヶ月ですので、空室損失及びテナント募集費用として、満室想定年間収入の約11%が毀損することになります。
 空室率TVIにおいても、20m2未満の物件の空室率は際立って高い値となっており、厳しい市場環境にさらされていることがわかります。
 東京23区の20m2未満の新規物件供給は、1991年をピークに減少傾向にありますが、それでも新規単身者向け物件の10%程度を占めています。

図 東京23区面積別空室率TVI推移へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/50348/img_50348_1.jpg


(2) 2014年6月期の1都3県賃貸住宅指標
 供給量増加の影響で東京23区の空室率TVIの上昇が継続しています。一方で東京23区の募集期間は短縮傾向にあります。これは市場競争力のある物件のテナント付けは順調に推移していることを示しており、市場競争力による賃貸住宅の二極化が進行していることを示唆しています。
 賃料指数は、神奈川県と千葉県は横ばい傾向ですが、それ以外の地域で上昇傾向が顕著になってきました。特に東京23区で前期に比較して大きく上昇しています。


【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント)  : 12.30
募集期間(ヶ月)     : 2.94
更新確率(%)      : 45.24
中途解約確率(%)    : 37.18
賃料指数(2004年1Q=100):100.07

<23区>
空室率TVI(ポイント)  : 11.97
募集期間(ヶ月)     : 2.94
更新確率(%)      : 44.58
中途解約確率(%)    : 37.57
賃料指数(2004年1Q=100):100.79

<市部>
空室率TVI(ポイント)  :15.69
募集期間(ヶ月)     : 2.95
更新確率(%)      :48.95
中途解約確率(%)    :36.26
賃料指数(2004年1Q=100):97.41

【神奈川県】
空室率TVI(ポイント)  :12.98
募集期間(ヶ月)     : 3.31
更新確率(%)      :47.60
中途解約確率(%)    :36.32
賃料指数(2004年1Q=100):98.13

【埼玉県】
空室率TVI(ポイント)  :15.64
募集期間(ヶ月)     : 3.36
更新確率(%)      :49.36
中途解約確率(%)    :36.69
賃料指数(2004年1Q=100):99.36

【千葉県】
空室率TVI(ポイント)  : 12.98
募集期間(ヶ月)     : 3.30
更新確率(%)      : 50.74
中途解約確率(%)    : 35.67
賃料指数(2004年1Q=100):100.11

(出所)データ提供:アットホーム株式会社、分析:株式会社タス


バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html


2.関西圏・中京圏版の概要
(1) 二極化が進む大阪市各区の人口増減
 大阪市の中で人口が常に増加している区は福島区、西区、天王寺区、浪速区、阿倍野区、淀川区、鶴見区、北区、中央区の9区です。ただし淀川区と鶴見区の増加幅は小さく、ほぼ横ばいの状況です。
 人口が常に減少しているのは、港区、大正区、西淀川区、生野区、旭区、城東区、住吉区、東住吉区、西成区、住之江区、平野区の11区となっています。また、ここ1年で人口の増加幅が減少したのが、都島区、此花区、東淀川区、東成区の4区です。
 東京都においてはベイエリアへの人口集中が進みつつありますが、大阪市においてはベイエリアの人口は減少傾向にあります。また、外側の区においても、神戸市とのアクセスの良い淀川区の人口は増加傾向にありますが、南側の区からは人口が減少傾向にあります。このように、地域的な特徴はあるものの、大阪市の中においても、外側の区から、内側の区へと中央への集中トレンドが生じています。この傾向は今後も継続するものと思われます。


(2) 2014年6月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標
 関西圏の空室率TVIは引き続き改善傾向にあります。賃料指数は静岡県で横ばい、それ以外の地域で上昇傾向となっています。

図 関西圏・中京圏空室率TVIへのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/50348/img_50348_2.jpg

【大阪府】
空室率TVI(ポイント)  : 7.56
募集期間(ヶ月)     : 4.60
更新確率(%)      : 36.12
中途解約確率(%)    : 50.47
賃料指数(2009年1Q=100):100.59

【京都府】
空室率TVI(ポイント)  : 13.21
募集期間(ヶ月)     : 5.49
更新確率(%)      : 21.52
中途解約確率(%)    : 63.87
賃料指数(2009年1Q=100):101.11

【兵庫県】
空室率TVI(ポイント)  : 11.28
募集期間(ヶ月)     : 5.09
更新確率(%)      : 20.32
中途解約確率(%)    : 69.99
賃料指数(2009年1Q=100):103.67

【愛知県】
空室率TVI(ポイント)  :15.54
募集期間(ヶ月)     : 5.45
更新確率(%)      :29.08
中途解約確率(%)    :54.09
賃料指数(2010年4Q=100):99.15

【静岡県】
空室率TVI(ポイント)  :22.92
募集期間(ヶ月)     : 6.48
更新確率(%)      :25.92
中途解約確率(%)    :57.06
賃料指数(2010年4Q=100):97.26


バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html


■株式会社タスについて
 インターネットによる不動産評価、及び不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。

会社名  : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地  : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金  : 1億8千万円
出資   : トヨタ自動車株式会社
       朝日航洋株式会社
       株式会社三友システムアプレイザル
       豊田通商株式会社
Web    : http://www.tas-japan.com/

詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

関西圏・中京圏TVI

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください