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ACCESS、Blink対応ブラウザ「NetFront(R) Browser BE」を開発、提供開始 ― 業界で最も幅広いHTML5対応ブラウザソリューションを提供 ―

@Press / 2014年9月3日 11時0分

 株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下 ACCESS)は、Blinkをベースとしたブラウザ「NetFront(R) Browser BE」を開発し、本日より、提供開始致しました。ACCESSの家電向けブラウザ「NetFront(R) Browser」シリーズは、WebKitベースの「NetFront(R) Browser NX」および独自エンジンにより業界最高クラスの省メモリ性を実現した「NetFront(R) Browser v4」に、この度のBlinkベースのブラウザが加わり、家電・放送・車載などのメーカおよび放送局・ケーブルテレビ局などの放送事業者に向けて、業界で最も幅広いブラウザソリューションを提供します。

 「NetFront Browser BE」は、高い安定性を備えた先進のHTML5対応組み込み向けブラウザです。高機能デジタルテレビや、STB(Set-top-box)、ゲーム機器、車載インフォテインメントシステムなど、最新のHTML5規格対応の次世代プラットフォーム実装を目指す企業にとって理想的なソリューションです。

 「NetFront Browser BE」はACCESSの組み込み向けソフトウェア技術を結集して開発されており、ソフトウェアエンジンに加えて、OpenGL-ES(※1)、GPU(※2)アクセラレータなどの標準APIをサポートしています。また「NetFront Browser BE」はHTML5対応RUI(Remote User Interface)やDLNA CVP-2(※3)機能を必要とする放送事業者のシステム上で優れたブラウジング機能を実現します。

 「NetFront Browser BE」の主な特長は以下となります。

・最新のWeb技術であるBlinkベースのブラウザエンジンを商用製品開発向けに提供
・マルチコアSoCに理想的なマルチプロセスアーキテクチャー
・4KテレビのUIに最適なハードウェアGPU アクセラレーションをサポート
・ブロードコム製SoC(System on Chip)リファレンスプラットフォームをサポート
・特定のウィジェットやUIコンポーネントに依存しないため、メーカの開発における柔軟性を確保
・自社開発のHNSO(Home Networking Shared Object)プラグイン搭載によりDLNAのコンテンツ共有規格をサポート。
・(標準的な)テレビのリモートコントロールによるブラウザの操作をサポート
・組み込み向けに強化されたメモリマネジメント
・HTML5アプリケーションプラットフォーム(App Store)による、放送事業者のアプリケーション提供の可能性を拡大
・メーカや放送事業者が既存システムと連携したアプリケーションの構築を迅速に出来るようにSDKで提供

 ACCESS 最高技術責任者(CTO) 石黒 邦宏は、
「当社はブラウザ開発における豊富な経験から、幅広い市場に向けて業界最高クラスのブラウザを提供することが重要と考えております。『NetFront Browser BE』が加わり、当社『NetFront Browser』シリーズは、メモリ容量の少ないプラットフォームから、ミドルレンジのLinux(R)、ハイエンドのマルチコアCPUやグラフィックアクセラレータ搭載Androidまで、あらゆるテレビやSTBに向けてパワフルなブラウザソリューションを提供いたします。一層充実したブラウザソリューションにより、マルチスクリーンを見据えたメーカや放送事業者の最先端のUIやUX開発の取り組みを支援してまいります」と述べています。

【「NetFront Browser」シリーズについて】
 あらゆるハードウェアプラットフォームの要件に応える組み込み向けブラウザシリーズ「NetFront Browser」は、メーカや放送事業者に幅広い選択肢を提供します。快適なインターネット閲覧体験、世界最高クラスのレンダリングスピードおよびHTML5対応充実度、最適化されたメモリ消費により、テレビや、ゲーム機器、車載インフォテインメントシステムなど多岐にわたる器機に容易に組み込むことが可能です。「NetFront Browser」シリーズは、HbbTV、Hybridcast、BML、Gingaなど国内外の放送と通信規格に対応し、よりパワフルに、より組み込みやすく進化し続けています。

※ 1 OpenGL ES(OpenGL for Embedded Systems)は、携帯電話などの組み込み器機で採用されている3Dコンピューターグラフィックス用のAPI 。
※ 2 GPU(Graphics Processing Unit)とは、3Dグラフィックスの表示用に計算処理を行う半導体チップ。
※ 3 DLNA CVPとは、DLNAの「Device Profile」カテゴリーのうち、サービスプロバイダやコンテンツ配信事業者がDLNAネットワーク上で商業コンテンツの配信を行うためのDLNAガイドラインの一つ。


■株式会社ACCESSについて
 ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、 http://jp.access-company.com/ をご覧ください。

※ ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※ Androidは、Google Inc.の商標または登録商標です。
※ DLNAは登録商標です。Digital Living Network Allianceは、デジタル リビング ネットワーク アライアンスのサービスマークです。
※ Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
※ Hybridcastは、一般財団法人NHKエンジニアリングシステムの商標です。
※ その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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プレスリリース提供元:@Press

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