エレクトロビット(EB)とニュアンス、新型アウディTTで自然な音声対話を実現 新型アウディTTのバーチャルコックピット、インテリジェントな音声技術と自然言語理解技術を活用し直感的なドライバーとの対話を実現
@Press / 2014年10月10日 12時30分
フランス、パリ - より人間らしい人と機械の対話が実現しようとしています。エレクトロビット(以下、EB)とニュアンスコミュニケーションズ(以下、ニュアンス)は2014年10月2日、パリモーターショーにおいてニュアンスの音声技術と自然言語理解(NLU:ナチュラル・ランゲージ・アンダースタンディング)技術が、新型アウディTTロードスターのバーチャルコックピットに採用されたことを発表しました。これによりドライバーは、アウディのインフォテインメントやナビゲーション機能を、まるで友達に話しかけるように自然な音声対話で操作することができます。直感的な音声コマンド機能によって、ドライバーと同乗者は定型的な音声コマンドにこだわることなく、ごく日常的な言葉を使ってシステムメニュー、電話、チューナー、メディアおよびナビゲーション機能などを操作することが可能となりました。
新型アウディTTは、ニュアンスのコネクテッドカープラットフォーム「Dragon Drive!」による音声対応インフォテインメントにNLU機能を搭載した、アウディとしては初めてのモデルです。ドライバーと同乗者は、車載での利用環境に最適化された高精度な音声認識と音声合成により、一貫性が高く、自然な音声対話を体験することができます。これによりドライバーは前方を注視してハンドルを握ったままの状態で、スマートかつ安全な車載システムの利用を実現しました。
EBのオートモーティブビジネスセグメント事業運営担当上級ヴァイスプレジデントのマーカス・シュップフナー氏は、「NLUは、アウディの革新的なバーチャルコックピットコンセプトの必要不可欠な要素で、ドライビングダイナミクスのように直感的な車載システムの利用体験を実現します。バーチャルコックピットはヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)開発における画期的な出来事で、新たな業界スタンダードの基礎を築くものです。」と語ります。
EBは、業界をリードするニュアンスの音声技術をアプリケーション開発エコシステムに組込み、ナビゲーション、電話、オーガナイザー、その他のシステムのアプリケーションとの円滑なやりとりを可能にしています。EBとアウディの共同所有企業であるe.solutions GmbHは、様々なアプリケーションを総合的なHMIシステムに統合する開発担当し、シームレスなユーザー体験を創造しました。EBとe.solutionsの両社は、これまでも業界をリードするEBの統合型HMIソフトウェアプラットフォーム「EB GUIDE」の開発に共同で取り組んでいます。
より簡単で直感的なユーザーとの音声対話を実現するニュアンスのNLUは、アウディの新しいHMIコンセプトであるバーチャルコックピットに組込まれ、ナビゲーション、電話、Eメール、マルチメディアコンテンツなどの操作を自然な発話で行うことを可能にしました。NLUを採用していない音声対話システムの場合、ユーザーは質問とその答えの長いやりとりを経て、さらに特定の音声コマンドやフレーズを発話する必要がありました。
一方、NLU技術を採用した新しいインフォテイメントシステムでは、例えば「ルート上の次のガソリンスタンドはどこ?」や「一番近くのレストランを探してくれない?」といった自然な話し言葉の意味を理解することができます。新型アウディTTに搭載されるNLUは現在ドイツ語とイギリス英語に対応しており、その他の言語も今後追加される予定です。その他にも、20言語以上のNLU未対応の音声操作に対応しています。
今回の新型アウディTTにおけるNLUの採用は、EB、ニュアンス、アウディの音声技術に関する長期的パートナーシップにおける新たな重要なステップとなりました。2008年のアウディA1のリリース以来、EBとニュアンスは、最先端の音声技術を多数のモデルに提供してきました。この新しいNLUシステムは、その他のアウディのモデルにも順次搭載される予定です。
ニュアンスのオートモーティブ事業担当ヴァイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのアーンド・ヴァイルは、「自然で直感的なシステムとの対話は、優れたユーザー体験を実現し、ユーザーの支持を得るための重要な要素です。アウディのバーチャルコックピットは、ユーザビリティに関する新たな到達点であり、ニュアンスの音声技術およびNLU技術が、革新的なコンセプトの一部として新型アウディTTに搭載されていることを誇りに思います。」と語っています。
■エレクトロビット(EB)について
EBは先進の技術を創造し、それによりお客様に豊かなエンドユーザーエクスペリエンスを提供しています。EBはワイヤレス及びオートモーティブの分野において需要の多い、組込み向けソフトウェアおよびハードウェアソリューションを専門にしています。2013年の売り上げは1億9,930万ユーロ、営業利益は810万ユーロになります。エレクトロビットコーポレーションはNASDAQ OMXヘルシンキ証券取引所に上場しています。
http://www.elektrobit.com/
■エレクトロビット(EB) ― Automotive Softwareについて
エレクトロビットは自動車業界において組込みソフトウェアソリューションの最も重要なサプライヤーのひとつです。先進的な製品を開発することに加えて、AUTOSARやFlexRay、インフォテイメント、ナビゲーション、HMI及びドライバーアシスタントシステムなど、幅広いソフトウェアソリューションを提供し、自動車産業のためのサービスとコンサルティングに特化しています。エレクトロビットは車載用デバイスを市場へより早く、より多く提供できるよう、インテグレーションや開発ツールの向上に取り組み続けます。
http://www.automotive.elektrobit.com/
■ニュアンス・コミュニケーションズについて
ニュアンス・コミュニケーションズ(Nuance Communications Inc.)は、世界中の企業および消費者の皆様に音声および言語に関するソリューションを提供する大手プロバイダです。その技術、アプリケーションおよびサービスは、人のデバイスおよびシステムとの対話方法を大きく変え、ユーザー体験をより感動的なものにします。毎日、数百万のユーザー、数千の企業が、実績に裏打ちされたニュアンス・コミュニケーションズ社のアプリケーションを体験しています。さらに詳しくは、 http://www.nuance.com よりご確認いただけます。
※ニュアンス、およびニュアンスのロゴは、ニュアンス・コミュニケーションズ社またはアメリカ合衆国および/またはその他の国に所在する子会社各社の商標または登録商標です。その他すべての会社名または製品名も、各所有者の商標である場合があります。
※当報道資料は、2014年10月2日(現地時間)に Elektrobit CorporationおよびNuance Communications, Inc.が発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLよりご確認いただけます。
http://www.elektrobit.com/index.php?id=4118&locate=201410%2F1860182
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プレスリリース提供元:@Press
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