IEEEがプレスセミナーを開催 『ロボットの現状とこれからの未来像』

@Press / 2014年10月31日 14時30分

画像1「ACM-R3H」
IEEE(アイ・トリプル・イー)は、ロボットへの関心がますます高まっている中「ロボットの現状とこれからの未来像」と題したプレスセミナーを2014年10月9日(木)に開催しました。今回は、IEEEフェローを務め2014年の「IEEEロボット・オートメーション賞」を受賞した広瀬 茂男先生(株式会社ハイボット 取締役CTO、東京工業大学(東工大) 名誉教授、立命館大学 客員教授)にご登壇いただきました。


■これまで開発されたロボットと現在開発中のロボット
今回のセミナーでは、広瀬先生がハイボットと東工大で開発してきたロボットの紹介、これからのロボットがどうなっていくかということが語られました。広瀬先生は東工大での40年以上の研究者生活において約150体のロボットを開発しており、今回はその中から先生が開発したロボットの中でも有名なヘビ型の「ACM(Active Cord Mechanism:索状能動態)」シリーズの1体「ACM-R3H」(画像1)と、同じくヘビ型で最小75mmのパイプを点検できる配管点検用の「Pipetron」(画像2)、4脚型の「TITAN VIII(改良型)」(画像3)、水陸両用クランク車輪型移動ロボット「R-CRANK」(画像4)の4体が会場に登場し、3体を実際に稼働させました。

また水陸両用のヘビ型ロボット「ACM-R5」を動画で紹介、現在は製品化され、福島第一原子力発電所で建屋内に溜まって問題となっている汚染水中での情報収集といった利用の話も進んでいるようです。さらに今後の予定として、ダムなどの水中構造物の近接目視(点検)などを位置計測しつつ安定に実施できるテザー進展操舵型ROV(水中ロボット)や、自在適応桁で支えられる橋梁点検ロボットシステムの研究開発が進んでいることも紹介しました。


■50年後にヒューマノイドロボットは存在しない?!
日本はマンガやアニメの影響などから、ロボット=ヒューマノイド(人間型)というイメージが一般に根強く浸透しています。その影響からか、ロボットの研究者もヒューマノイドを重視する人が多いのが日本の特徴です。広瀬先生は、その状況に対して数十年も前からノーを唱えてきており「ヒューマノイドを完全否定するわけではないが」と前置きした上で、今後のロボット開発は人間型にこだわるべきではなく、たとえば50年後の世界では、ヒューマノイドは必要がなくなっている可能性が高く、存在しないだろうとの見解を述べました。

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