日本初!ピーナッツに含まれる単一のタンパク質を原料としたピーナッツアレルギー診断薬を市場投入

@Press / 2014年11月5日 11時0分

サーモフィッシャーサイエンティフィックグループの一員であるファディア株式会社(所在地:東京都台東区、代表取締役社長:イアン・マイケル・スミス/Ian Michael Smith)は、ピーナッツに含まれる単一のタンパク質を原料とした、ピーナッツアレルギー診断補助を目的とする体外診断用医薬品「イムノキャップアレルゲンコンポーネント f423 Ara h 2(アラエイチツー)(ピーナッツ由来)」を日本で初めて市場に投入したことを発表します。


ピーナッツは、重篤な食物アレルギーを引き起こす原因食物として知られ、欧米では食物アナフィラキシー(*1)による死亡の主因として広く認知されています。卵や牛乳などによる食物アレルギーは、成長に伴い摂取しても症状が出なくなるケースが多く見られますが、ピーナッツは経年による耐性の獲得が難しいという特徴があります。日本でもピーナッツアレルギーの患者数は近年増加傾向にあります。ごく微量の摂取でも発症する可能性があるため、患者やその家族は加工食品への混入に常に細心の注意を払わなければならないなど、心理的負担やQOL(Quality Of Life:生活の質)の低下が課題になっています。


ピーナッツアレルギーの確実な診断には、医師の管理下で実際にピーナッツを摂取する経口負荷試験(*2)を実施する必要があります。しかし、過去にピーナッツ摂取によりアレルギー症状が誘発されたことのある患者に対してこの試験を実施することは、「食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン」で推奨されていないため、実際には、日常生活における摂取後の明らかな症状の有無と、従来のピーナッツアレルギー診断薬による検査結果に基づいて判定が行われます。


従来のピーナッツアレルギー診断薬は、ピーナッツから直接抽出した多種類のタンパク質を原料としており、ピーナッツアレルギーの患者を高い確率で陽性と判定できる一方で、症状を発症しない人も陽性と判定してしまう場合があります。


この度日本市場に初投入した「イムノキャップアレルゲンコンポーネント f423 Ara h 2(ピーナッツ由来)」は、ピーナッツアレルギーの発症と強い関連性があるとされるAra h 2(ピーナッツに含まれる単一のタンパク質(アレルゲンコンポーネント)の一つ)を原料としており、これによりピーナッツ摂取後に症状が誘発されない人でも陽性判定となり得るという、従来の検査試薬が持つ課題を大きく改善しました。ただし、Ara h 2以外のタンパクが原因となっている患者の検査結果が陰性となる場合があるので充分な注意が必要です。
従来のピーナッツアレルギー診断薬と「イムノキャップアレルゲンコンポーネント f423 Ara h 2(アラエイチツー)(ピーナッツ由来)」による検査を組み合わせることにより、ピーナッツアレルギー診断の精度をより高めることができます。そのため、危険を伴うピーナッツの経口負荷試験の実施を減少させ、経口負荷試験をほぼ半減できるという報告もあります(*3)。

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