多剤耐性菌分解技術『アースプラス(TM)』に関する研究成果を東北大学・福島県立医科大学が国際的な英国の感染症学会に発表

@Press / 2014年11月18日 9時30分

懸念される汚染部位
株式会社信州セラミックス(所在地:長野県木曽郡、代表取締役社長:櫻田 理)は、薬剤とは異なる固体で継続性を持った抗菌・抗ウイルス特許技術『アースプラス(TM)』を東北大学大学院の賀来 満夫教授・遠藤 史郎講師(内科病態学講座 感染制御・検査診断学分野)、福島県立医科大学の金光 敬二教授(感染制御学講座)に研究委託し、両大学はその成果を、2014年11月16日~18日にフランス/リヨンで開催された HIS(Healthcare Infection Society)※1に発表しました。

本研究では、『アースプラス(TM)』を加工したポリエステル生地を使用し、院内感染型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(ATCC BAA-1699)、市中感染型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(ATCC BAA-1680)、バンコマイシン耐性フェカリス菌(ATCC 51299)、基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生大腸菌(臨床分離株)、多剤耐性緑膿菌(臨床分離株)、多剤耐性アシネトバクター属菌(臨床分離株)に対する顕著な効果と抗菌持続性(耐工業洗濯150回後)を確認しました。

※1 Healthcare Infection Societyは、イギリスの感染制御学の学会。医療関連感染に関わる世界で最も権威のある学会の一つと言われています。


■『アースプラス(TM)』とは( http://www.earth-plus.jp )
細菌、ウイルス、アレル物質、臭い等のタンパク質を持続的に吸着分解するセラミックス複合材です。食品添加物に認可されている成分(ハイドロキシアパタイト、酸化チタン、金属の銀)で構成され、塗料化・溶融化することで繊維、フィルム、金属等へのコーティングが可能です。
※『アースプラス(TM)』は、株式会社信州セラミックスの登録商標です。薬剤との補完を基本概念に持ち、衛生管理分野の質の向上(環境表面の持続的抗菌作用)を目的に開発した技術です。


■背景
医療関連感染は8割が接触感染によるとされています。これは世界的に未解決の課題で、特に、頻繁に交換が困難な病室内のカーテン、衣類、寝具、マット等のベッド周りの繊維製品の細菌による汚染が懸念されていました。これらは患者の最も身近にあるものであり、重要な感染源の一つとして考えられています。従来の薬剤による一過性の効果では必ずしも十分ではなく、継続的に細菌等を制御する方法が必要とされていました。最近の日本環境感染学会でも、薬品により耐性化した多剤耐性菌(グラム陰性菌、グラム陽性菌)が増加傾向にあると発表されています。

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