11月16日(日)、六本木・森美術館で“参加するアート”を開催。 ピカソ「ゲルニカ」を砂絵で描いたリー・ミンウェイ「砂のゲルニカ」の上を、あなたも歩いてみませんか?

@Press / 2014年11月13日 15時30分

リー・ミンウェイ《砂のゲルニカ》2006年_1
台湾出身・ニューヨーク在住のリー・ミンウェイは、様々な観客参加型の作品やプロジェクトを展開し、国際的に活躍しているアーティストです。そして、森美術館で現在開催中の展覧会「リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート―見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる」の一環として、出展作品のひとつ「砂のゲルニカ」の巨大な砂絵の上を観客が歩く1日限りの画期的なパフォーマンスを11月16日(日)正午より開催します。

「砂のゲルニカ」には、3つの段階があります。最初の段階は展覧会開幕から11月16日(日)の正午まで、一部の未完成部分を残してリーが描いた大きな砂絵の「ゲルニカ」。そして2番目の段階が、同日正午から始まる観客参加型ライブパフォーマンスです。「砂のゲルニカ」の上を、皆さんがひとりずつ裸足でゆっくりと歩きます。そして観客たちが残した足跡によって、しだいに砂絵のイメージが消失していく一方で、リーは砂絵の未完成の部分の仕上げを行っていきます。破壊と創造が同時に起こる、この画期的なパフォーマンスは日没まで続きます。そして3つ目の段階は、日没後、リーとスタッフがすべての砂を中央にかき集めることで訪れます。スペイン内戦時に戦禍の中で一夜にして失われた街を描いたピカソの大作「ゲルニカ」、リーはこの作品を捉え直し、砂絵という別の方法でつくり消し去ることで、喪失と再生が繰り返される世界の非永続性を表現しています。今週日曜日は、是非皆さんもその“足”で参加し、体感してみてください。

URL : http://www.mori.art.museum/jp/index.html

また、「砂のゲルニカ」の他にも、リー・ミンウェイによる様々な観客参加型の作品を公開中です。以下はその一例です。

1.「ひろがる花園」
会場内の花壇を彩るガーベラの花。あなたは、その一輪を持ち帰ることができます。ただし、来た時と違う帰り道を通り、見知らぬ人にその花を贈りものとして渡してください。見知らぬ人との予期せぬ出会いは、森美術館を出発点として街中に花園をひろげてゆくことでしょう。

2.「プロジェクト・手紙をつづる」
リラックスした空間の中で、あなたが大切な人に言えなかった感謝や謝罪の言葉を手紙に書いてください。そして封をして宛先を書けば投函され、開封状態のままであればアートとして他の観客にも公開されます。他人の手紙を読み、自分でも書く。そんな親密さを共有することによって生まれる温かな繋がりを、体験してみてください。

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