「上海 プードン データセンター」の提供開始について ~中国本土最高レベルの電力可用率を備えたサービスを低コストで利用可能~
@Press / 2014年11月19日 15時0分
NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、中国・上海浦東(プードン)開発区において、2014年11月20日より、サーバールーム面積約2,600m2(1,000ラック相当)の「上海 プードン データセンター」の提供を開始します。
1.背景
中国のデータセンター市場は前年比20%以上の著しい拡大傾向にありますが、高い信頼性を備えた設備や、高度な運用管理ができるデータセンターが不足している状況が続いています。
NTT Comは、現在上海に2つのデータセンターを展開していますが、お客さまのさらなる要望にお応えするため、新たなデータセンターの提供を開始します。
2.概要・特長
「上海 プードン データセンター」は、NTT Comが中国本土で提供するデータセンターの中では初めて、設備設計・構築・運用までの全てを自ら実施するデータセンターです。これにより、品質やコストをNTT Comが一元的にマネジメントできるため、お客さまは、グローバルで統一された安定した品質のデータセンターサービスを魅力的な価格でご利用いただけます。NTT Comが持つ豊富な提供実績や技術ノウハウを結集することにより、一層の低コスト化を実現した本データセンターは、中国本土で高度なICT基盤を求める金融機関、製造業、ITサービス事業者などのお客さまにとって最適なデータセンターサービスを提供します。
(別紙)「上海 プードン データセンター」の仕様
http://www.atpress.ne.jp/releases/53787/att_53787_1.pdf
NTT Comは、本データセンターを中国本土におけるコロケーションサービス主要拠点としてだけではなく、「Bizホスティング Enterprise Cloud」などのクラウドサービスの主要基盤としても活用予定です。今後もNexcenter(*1)ブランドの下、「高品質」、「低コスト」、「柔軟性」を統合した次世代データセンターサービスの需要に応えていきます。
「上海 プードン データセンター」の外観イメージ
http://www.atpress.ne.jp/releases/53787/img_53787_1.jpg
(1) 従来より約2割コストを低減したハイスペック・データセンター
本データセンターは、万一の停電や設備故障、設備点検時の機能停止に備え、電源・空調・通信ルートなど各種設備の冗長化を図っており、災害時にも安全な設計としています。電力供給の可用率は中国本土のデータセンターでは、最高レベルの99.9999%を実現するほか、1ラックあたり10kVAの高密度電力供給を望まれるお客さまの要望にも対応可能です。さらに、設備や運用コストを上海エリアの他のデータセンターより約2割低減し、トップクラスのコストパフォーマンスを実現しました。
(2) 高信頼・低遅延・低コストのネットワーク環境
本データセンターでは、キャリアニュートラルポリシーの採用により、複数の中国通信会社のネットワークが利用可能であり、ネットワークルートやキャリアを冗長化した可用性の高いネットワーク構成を実現することが可能です。また、全世界196カ国をカバーする「Arcstar Universal One」をご利用いただくことにより、高信頼、低遅延、低コストのグローバルネットワーク環境が実現します。
また、近年、中国においては、南北の通信事業者間の相互接続環境などが原因で、インターネット接続が不安定な状況が頻発していますが、本データセンターでは、通信設備と南北の通信事業者のネットワークが直接接続しているため、このような不安定な接続状況の影響を受けずに快適な通信環境が実現できます。加えて、中国国内各地のインターネット網内を最適ルートで接続できるBGPインターネットサービスや中国国内VPN接続サービスもご利用いただけます。
(3) ITIL(*2)など国際認証規格に準拠した先進の運用体制
日本語・英語・中国語による24時間365日対応のサービスデスク、オンサイトスタッフによる各種マネジメントサービスは、ITシステム運用管理の包括的ガイドラインであるITILのみならず、国際認証であるISO 27001、ISO 9001、ISO 20000などにも準拠した安全かつ効率的なオペレーションを提供します。
*1:データセンターサービス ブランド「Nexcenter(TM)」
グローバル品質でフルサポート、先進のデータセンターサービスで、お客さまのビジネスを加速します。
Nexcenter ロゴ
http://www.atpress.ne.jp/releases/53787/img_53787_2.jpg
*2:Information Technology Infrastructure Libraryの略。ICTサービスの運用・管理におけるベストプラクティス、ノウハウをまとめた書籍群。英国規格のBS 15000のベースとなっており、業界標準として認知されています。
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プレスリリース提供元:@Press
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