芝浦工業大学、イタリア・ラクイラ大学と福祉機器開発ワークショップを開催

@Press / 2014年11月19日 9時30分

現地での歩行アシスト装置のシミュレーション風景
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 村上雅人)は、システム理工学専攻の大学院生11名が、本学の協定校であるイタリア・ラクイラ大学との福祉機器開発プログラムに参加し、ラクイラの街で使える「福祉機器」の開発に向けたワークショップを2014年9月15日~26日の約2週間、現地ラクイラにて行ったことをご報告いたします。

本ワークショップは、両校の学生にとって、互いの国の環境や文化の違いを理解しながら、それに合わせた柔軟なアイデアを発想し、形にするというトレーニングの場となりました。また、他国の学生とのディスカッションを通じて、将来国際的に活躍できる技術者として必要な視点や、考え方を得る機会となりました。


1. 背景
ラクイラ大学とは1998年に海外協定を結び、交換留学、交換授業などを行いながら積極的な交流を続けています。本ワークショップは、文部科学省の「地域イノベーション戦略支援プログラム(※)」の一環で実施され、2012年はラクイラ大学、2013年は芝浦工業大学にて同様の「車いすの開発プログラム」を行いました。3回目となる今回は、車いすに限定せず、新たな福祉機器の開発に取り組みました。

<現地での歩行アシスト装置のシミュレーション風景>
http://www.atpress.ne.jp/releases/53899/img_53899_1.jpg

※「地域イノベーション戦略支援プログラム」とは
地域イノベーションの創出に向けた地域の主体的かつ優れた構想に対して、関係府省の施策を総動員して支援するため、経済産業省及び農林水産省と連携し、「地域イノベーション戦略地域」の選定を行い、選定した地域に対して、文部科学省が支援を行うもの。芝浦工業大学は2011年度に採択された。


2. ワークショップの概要
ワークショップでは、両校の学生ら計20名を4グループに分け「ラクイラの街で利用できる福祉機器開発」の課題が与えられました。2009年の大地震で被害を受けたラクイラの街は、未だところどころでアスファルトや石畳が損失しており、急な斜面、狭い歩道、高い段差などの障害が多く残っています。このため学生たちは、高齢者や障害者が街の中心に出てくることができないという問題を踏まえ、ワークショップに取り組みました。

学生たちは、まず現地調査で実際にラクイラの街を歩き、スロープの角度や歩道の幅を確認した後、グループごとにコンセプトを考案しました。イタリア人の斬新なアイデアや提案に対して、日本人学生が実現性を精査するなど、さまざまな観点から十分にディスカッションを行い、高い段差に対応できる歩行アシスト装置や、立ち乗り式電動二輪車「セグウェイ」をヒントにした可動性装置など、グループごとに多様な福祉機器のコンセプトができあがりました。最後はCADを使ったモデリング、シミュレーションまでを行い、実現性を検討しました。

@Press

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