ピーター・クック×磯崎 新、世界的建築家による対談イベント12月15日開催~京都精華大学で「未来」をテーマに対談~
@Press / 2014年11月25日 16時0分
京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:竹宮 惠子)デザイン学部建築学科では、来る2014年12月15日(月)に、建築家のピーター・クック(本学客員教員)と磯崎 新による対談イベントを京都精華大学で開催します。
イベントページ
http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/event/lecture/2014/12/15/27642/
イギリスの前衛建築家集団「アーキグラム」の中心メンバーであり、「クンストハウス・グラーツ」(オーストリア・グラーツの古い町並みの中に建てられた宇宙船のような外観をもつ流線型の美術館)などの設計で知られるピーター・クック。「パラウ・サン・ジョルディ」(バルセロナオリンピック競技会場)や「ヒマラヤ・センター」など世界各地で建築や都市の設計を手がけるとともに、批評活動も活発に展開、最近では新国立競技場の建築計画の変更に対する主張が話題になった磯崎 新。
2人は「建築 / architecture」の想像力を「建物 / building」の現実から切り離し、まったく新しい「未来」の空間を描き続けてきた世界的建築家です。しかし、いまや社会は「成長」という概念を失いつつあり、それにともなって「未来」という言葉の色合いも変わりつつあります。明日に「新しさ」を求めることが困難になったこの時代に、どのように「未来」を問い続けられるのかを、建築の視点から両氏が語り合います。
◆イベント概要
京都精華大学デザイン学部建築学科主催
ピーター・クック客員教員×磯崎 新 対談
From Future of Yesterday to Future of Tomorrow
「未来」の「原像」
日時 : 2014年12月15日(月)15:00~
会場 : 京都精華大学友愛館3F 多目的ホール Agora(アゴラ)
講師 : ピーター・クック
(建築家 / 京都精華大学デザイン学部建築学科 客員教員)
磯崎 新(建築家)
モデレーター: 鈴木 隆之(建築家・小説家
京都精華大学デザイン学部建築学科 教員)
定員 : 300名 ※先着順 / 事前申込不要
参加費 : 無料
※今回の対談は英語で行われ、日本語への通訳はありません。
予めご了承ください。
◆登壇者プロフィール
【ピーター・クック / Peter Cook】
建築家。英国王立芸術アカデミー教授。UCL名誉教授。1960年代に活躍した前衛建築家集団「アーキグラム」の中心メンバー。2002年、英国王立建築家協会ゴールドメダル、07年に英国王室よりナイトの称号を得る。現在、京都精華大学客員教授。(アーキグラム / Archigram:1961年に結成され、1970年代初頭にかけて活躍したイギリスの前衛建築家集団であり、彼らがロンドンで出版した同名の雑誌のこと。建築という枠を飛び越え、詩やグラフィック、アートを自由に行き来する個性的なビジュアルが話題となり、コラージュなどを多用した実験的なメディア作りとコンセプチュアルなアプローチは建築業界だけでなくポップカルチャーを愛する人々までも強く刺激した。)
【磯崎 新 / Arata Isozaki】
建築家。1931年大分市生まれ。1963年磯崎新アトリエを設立。以来、国際的建築家として活躍。世界各地で建築展、美術展を開催し、また多くの国際的なコンペの審査委員、シンポジウムの議長などを務める。カリフォルニア大学、ハーヴァード大学、イェール大学、コロンビア大学などで客員教授を歴任。建築のみならず、思想、美術、デザイン、文化論、批評など多岐にわたる領域で活躍。代表的な建築作品に、大分県立中央図書館(現アートプラザ、1966)、群馬県立近代美術館(1974)、ロサンゼルス現代美術館(1986)、バルセロナ市オリンピック・スポーツホール(1990)、なら100年会館(1998)、北京中央美術学院美術館(2008)、ヒマラヤ・センター(2010)、カタール国立コンベンションセンター(2011)など。近年のプロジェクトは、中国の鄭州市鄭東新区都市計画、可動式コンサートホールARK NOVAなど。2013年、岩波書店より過去50年間にわたり書いてきた文章を編集した『磯崎新建築論集』を刊行。
【鈴木 隆之 / Takayuki“Taki”SUZUKI】
建築家・小説家。京都精華大学建築学科教員。京都大学工学部建築学科卒業。第30回群像新人文学賞受賞。「世界建築家」展(1995)、「SDレビュー展」(2006)、「J- Fest in Moscow」(2011、2012)。建築近作に「小説家の家」ほか。著書に『ポートレイト・イン・ナンバー』、『未来の地形』(以上 小説)、『500万で家をつくろうと思った』、『建築批判』(以上 建築論)など。ロシア・クラスノダールにおけるワークショップ(2013)など海外での教育実績多数。現在、アメリカのシナリオライターと映画原作および映画内建築のデザインを制作中。そしてその原作小説を、2014年に『パーフェクト・ワールド』(論創社)として上梓。
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プレスリリース提供元:@Press
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