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2015年春季特別展「 バーネット・ニューマン 十字架の道行き 」

@Press / 2015年3月11日 11時45分

1. 《十字架の道行き:第1留》(1958年) ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
 MIHO MUSEUM(所在地:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300、館長:辻惟雄)は、2015年(平成27年)3月14日(土)~ 6月7日(日)までの期間、春季特別展「バーネット・ニューマン 十字架の道行き」を開催いたします。

 20世紀を代表する画家の一人、バーネット・ニューマン(1905-70)は、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコらとともにアメリカ抽象表現主義の中心的存在として並び称されています。彼が真に追い求めたものは、神話を欠いた現代社会において、いかに崇高な芸術を創造していけるのかという課題でした。8年の歳月を費やして描き上げられたニューマン後期の連作《十字架の道行き》14点、および《存在せよ II》は、まさにその結晶と呼ぶべき傑作です。それら15枚のキャンバスに囲まれる時、動乱の20世紀を果敢に生き抜いたニューマンから、21世紀の私たちへのメッセージがきっと聞こえてくるでしょう。
 このワシントン・ナショナル・ギャラリーの至宝が、この春日本初公開されることになりました。同館とMIHO MUSEUMの設計がともに世界的な建築家I.M.ペイの手によるという繋がりから、この企画が実現の運びとなったものです。
 本展覧会は、1966年ニューヨークで大反響を呼んだグッゲンハイム美術館における「十字架の道行き」展から半世紀を経てのリバイバル展となります。さらに、古代の聖なる美術品を擁するMIHO MUSEUMでの展示は、優れた芸術作品のみが持ちうる時代や地域を超えた崇高な精神性が響きあい、ニューマンの傑作と対峙する千載一遇の機会となることでしょう。本展覧会は、この名作の真価を明らかにするとともに、世界のモダンアート美術展の歴史において、大きな1ページとなることが期待されます。


■開催概要

展覧会名  2015年春季特別展「バーネット・ニューマン 十字架の道行き」
開催期間  2015年(平成27年)3月14日(土)~ 6月7日(日)
会  場  MIHO MUSEUM
      〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
      Tel:0748-82-3411 Fax:0748-82-3414 URL http://miho.jp
主  催  MIHO MUSEUM、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、京都新聞
後  援  滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、エフエム京都
関連講演会 当日先着100名様(美術館棟受付にて10時より整理券配布)・南レクチャーホール
      3月21日(土)14:00~「出来事の詩学」
      三松幸雄(みつまつ・ゆきお 明治大学・多摩美術大学 兼任講師)
      4月25日(土)14:00~「バーネット・ニューマンの〈十字架の道行き〉」(仮題)
      大島徹也(おおしま・てつや 本展ゲスト・キュレーター、愛知県美術館 主任学芸員)
開館時間  午前10時~午後5時 【入館は午後4時まで】
休館日   毎月曜日【※ 5/4は開館、5/7は休館】
入館料   一般1,100円、高・大生800円、小・中生300円(いずれも消費税込)
      【20名以上の団体は各200円割引】
同時開催  企画展「曽我蕭白『富士三保図屏風』と日本美術の愉悦」(北館)
次回予告  2015年7月4日(土)~8月30日(日)
      夏季特別展「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」


■お問い合わせ先

MIHO MUSEUM (ミホ・ミュージアム)
〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
TEL.0748-82-3411 FAX.0748-82-3414 URL. http://miho.jp


■作品写真

1. バーネット・ニューマン《十字架の道行き:第1留》
 1958年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
 National Gallery of Art, Collection of Robert and Jane Meyerhoff
 1986.65.1 © 2014 The Barnett Newman Foundation

2. バーネット・ニューマン《十字架の道行き》展示風景
 (ワシントン・ナショナル・ギャラリー「七人のアメリカの巨匠展」1986年6月4日-11月15日より)
 Photo by Kathleen Buckalew. National Gallery of Art, Washington, Gallery Archives


■MIHO MUSEUMについて

 MIHO MUSEUMは1997年11月に、琵琶湖の南、自然豊かで風光明媚な湖南アルプスの山中に誕生しました。
 建築設計は、フランス・ルーブル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館、北京、香港の中国銀行ビル等で世界的に知られるI.M.Pei氏によるものです。設計のテーマは「桃源郷」、東晋の詩人、陶 淵明の「桃花源記」にある仙境の楽園 ー桃源郷の物語を、構想・設計・建設に6年の歳月をかけて、信楽の地に実現したのです。
 所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、西アジア、中央アジア、南アジア、中国、朝鮮、古代アメリカなどの古代美術と、仏教美術や、茶道美術をはじめ、絵画、漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて、約2,000点からなり、季節により内外からの出陳を加えて、常時250~500点を展示しています。
 その質の高いコレクションは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、オーストリア・ウィーン美術史美術館、オランダ・ライデン国立古代博物館などで公開され、海外からも高く評価されています。
 美術館本館は「自然と建物と美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに、建築容積の80%以上を地中に埋設し、建物の上にも自然を復元しています。幾何学模様が織りなすガラス屋根からは、明るい太陽の光が降り注ぎ、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。
 施設としては、2つのホール、オリジナルグッズをそろえた3つのショップ、無肥料・無農薬の厳選された食材を使用したレストランと、喫茶各1店舗があります。レストラン別室では、団体様用の昼食も提供しています。
 MIHO MUSEUMは30万坪の敷地に、信楽の大自然、建築、美術品、すべてが融合した感動の空間です。



詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

2. 「十字架の道行き」 ワシントン・ナショナル・ギャラリー展示風景

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