男女の手術に対する意識の違いが浮き彫りに 下肢静脈瘤手術に関する調査結果2015
@Press / 2015年4月21日 11時30分
北青山Dクリニック(所在地:東京都渋谷区、院長:阿保 義久)では、2014年に下肢静脈瘤の手術を受けた方を対象に、郵送によるアンケート調査を行い、20代~80代の男女335名から回答を得ました。
■症状の発生時期
症状の発生時期(画像1)を見ると、発症から手術までの期間は女性の方が長く(10年以上)放置している割合が高くなっています。
また男性のほうが「不明」が多いのは、足を出すことが少なかったり、見た目を女性よりは気にしないからとも予測できます。
画像1: http://www.atpress.ne.jp/releases/60613/img_60613_1.png
■下肢静脈瘤発生後、放置していた理由
女性が手術に踏み切れず、その結果症状を放置してしまう理由には「手術が怖い」、「入院が必要だから」という割合が男性よりも高く、医療行為に対する恐怖心や日常生活への影響の心配があることがわかります(画像2)。
また、放置してよいと言われたという結果に対しては「女性にはよくあること」という認識が医療機関側にあったという可能性があります。
画像2: http://www.atpress.ne.jp/releases/60613/img_60613_2.png
この件に関して下肢静脈瘤治療を15年間続けてきた北青山Dクリニック阿保 義久院長は次のように話しています。
「下肢静脈瘤は自然に治る病気ではなく、患者さんが気になる症状を持っているのに『医療機関側から放置してよいと言われた』というのは本来適切な対応とは言えない。侵襲の大きな治療法しか選択できないために治療には入院が必要不可欠だった時代は医療機関側が患者さんに治療を勧めにくかったという背景はあるが、現在は治療法が進化し外来で治療が実施できるので進行性の下肢静脈瘤は早期に治療をするのが理想と言える。生活への支障や恐怖心から手術に踏み切れない患者さんに対しては、手術や治療に対する理解を深めてもらうために治療内容を丁寧に説明して、情報の開示に努めるべき。」
■治療に踏み切った理由
そして2014年に手術に踏み切った理由(画像3)としては、男女ともに半数近くが症状の悪化を挙げていますが、女性のほうが「血管内治療が選択できるようになったため」、つまり皮膚をあまり切らずに身体に優しい手術が受けられるようになったことを理由に挙げている方が多くいます。
画像3: http://www.atpress.ne.jp/releases/60613/img_60613_3.png
今回の調査で、医療技術の進歩によって低侵襲治療を受けられるようになったことが、ストリッピングなどの手術に対しては恐怖心があった層が手術に踏み切るきっかけになっていたという実態が明らかになりました。
今後医療機関側はさらに広く正確に情報を開示することによって、下肢静脈瘤手術を受ける人口は増加すると予測されます。
【クリニック概要】
医院名: 北青山Dクリニック
住所 : 東京都渋谷区神宮前3-7-10 AKERA(アケラ)ビルB1
院長 : 阿保 義久
URL : http://hand-vein.com/
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プレスリリース提供元:@Press
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