新進気鋭の演出家・望月龍平が手がける戦後70周年記念音楽劇「『君よ生きて』~先人たちが繋いだ命のバトン~」が6月26日東京公演を皮切りに全国ツアーをスタート!
@Press / 2015年6月23日 11時0分
新進気鋭の演出家・望月龍平(元劇団四季トップスター)が手がける、「シベリア抑留」をテーマにした音楽劇「『君よ生きて』~先人たちが繋いだ命のバトン~」が、戦後70周年を迎える今年、6月26日の東京公演を皮切りに全国ツアーを開始いたします。
本作品は、現代に生きる20代の青年(トモキ)が、亡き曾祖父(善吉)の魂に誘われ、時代を超えて、第二次世界大戦の終焉直後に起こった悲運ともいえる「シベリア抑留」の過酷さを体験するというものです。
芝居の舞台となるのは、現代の日本、シベリアのラーゲリ(収容施設)、そして抑留者たちの生還地となった「岸壁の母」で知られる舞鶴港。時代考証は、ユネスコ世界記憶遺産への登録を目指す舞鶴市と「舞鶴引揚記念館」の全面的なバックアップのもと、様々な資料をもとにして行われました。また、実際の抑留体験者たちとも面会し、語られた内容を芝居作りに生かしております。
ひとつの舞台で時間と空間を巧みに変えながら、本作品が伝えようとしているのは、戦争という過去についての言及ではありません。演出を担当した望月龍平は以下のように語ります。
「もちろん、多くの先人たちが犠牲になったシベリア抑留という史実を忘れてはいけない、というメッセージはベースにあります。しかしもっと伝えたいのは、過酷な中を必死に生きようとした先人たちの姿であり、想いです。
その想いとは、命のバトンを何とかして次代へとつなげたい、そして、日本をより良い国にして欲しい、そんな切実な想いなのです。
戦後70年のいま、果たして日本はそんな先人たちが願ったより良い社会になったのか?命のありがたさを誰もが感じ、自他の命を軽んじるようなことのない社会になったのか?一人ひとりが、自分にできる形で、次代へと何かのバトンを渡そうと必死に生きているか?
そんなことを自分も含め、音楽劇『君よ生きて』を通して、みんなで考えてみたい。」
シリアスなテーマを根底にもつ本作品ですが、笑いを演劇の重要な要素と考える望月演出において、ユーモアセンスあふれるキャラクター設定も行われている。中でも、ストーリーをリードする抑留体験者である曾祖父(善吉役・小西のりゆき)が、本作の登場人物の中でも、いちばん明るくひょうきんなキャラクターとして登場します。
「取材でお会いした抑留体験者の方が、『そう悲惨な体験ばかりではなかったよ』と笑顔で語られたのを聞いて、善吉は希望の光を投影させた明るいキャラクターにしよう、そう思ったのです。」(望月氏)
しかし実際には、極寒のシベリアでの重労働は、人を極限状態へと追い込みました。それでも必死に生へしがみつこうとする先人たち。それは無事日本に帰還し、「命のバトン」を次代へと繋ぐことこそが、彼らの生きる希望だったからなのでしょう。
笑いと涙、そして、随所にちりばめた歌・音楽によって、本作品は観る者に「命の重さ」訴えかけます。
「必死に生きようとしてくれた先人たちがいたからこそ、今の僕たちの命がある。その日本人の誇り高き魂を語り継いでいきたい。そして、命があることは当たり前ではなく、奇跡にも近いものだという感謝の思いを呼び覚ましたい。それが舞台人の僕に託された次代へ繋ぐべく『命のバトン』なのではないか。戦後70周年の今年、そんな思いを込めて、この作品を全国展開させたいと思っているのです。」(望月氏)
【望月龍平プロフィール】
1997年~2008年まで劇団四季在籍。「CATS」「ユタと不思議な仲間たち」など様々な演目でメインキャストを演じる。2013年より自身の龍平カンパニーを主宰し、「鏡の法則」「twelve」「『文七元結』the musical!!」の脚本・脚色・演出などを手掛ける。
【作品概要】
音楽劇「『君よ生きて』~先人たちが繋いだ命のバトン~」
演出・脚色/望月龍平、上演時間/2時間、初演/2014年3月
<作品解説>
本作品は「生きることの感動と喜び」をテーマにした演劇作品をリリースする演出家・望月龍平が贈る、オリジナル音楽劇です。「シベリア抑留」という重いテーマを扱いながらも、ユーモアやファンタジー要素を織り込みながら、現代のあらゆる世代へ向けた「命のメッセージ」を紡ぎ出していきます。
主なキャストには、ディズニー映画「魔法にかけられて」の日本語版“So Close~そばにいて”を歌った小西のりゆき、ディズニー映画「ムーラン」でムーランの歌パートを担当した伊東えり他、劇団四季出身者やミュージカル舞台で活躍する若手俳優たちが参加。楽曲提供並びに舞台でのライブ演奏をリードするのは、個性的な歌唱法で人気のシンガーソングライター、ユウサミイ。
<あらすじ>
夜の舞鶴港。小樽から到着したフェリー。人生に不安を抱え、あてのない旅をするトモキは亡くなったはずの曾祖父、善吉と出逢い、時空を超えた旅に誘われる。たどり着いたのは第二次世界大戦後。シベリアの収容所でトモキはなんと「善吉」として生きることになり……。
【抑留体験をされた木内さんからの本作観劇後の感想】
亡くなった方は、この劇を天国で観てて嬉しいと思います。私も逝ったら、君たちのことは後世の人が演ってくれて「犬死じゃないよ」と天国で胸を張って、話してあげたいと思います。自信を持ってやってください。この通りだったから。
シベリア抑留体験者 木内信夫さん
【東京公演データ】
公演日程:6月26日(金)~28日(日)
開演時間:26日19:00、27日・28日 13:00/17:30 (開場は開演30分前)
会場 :東京フィルムセンター映画・俳優専門学校「1F特設ステージ」
東京都江戸川区西葛西 3-14-9
チケット:ステージシート6,000円/一般6,000円/
学生3,800円(要・学生証提示)
※未就学児童入場不可、前売り券・当日券の区別はございません。
お求め先:サンライズプロモーション東京
TEL 0570-00-3337(全日10:00~18:00)
サンライズオンライン http://sunrisetokyo.com/
<東京公演キャスト>
小西のりゆき、高橋航大(新人)、伊東えり、岡田静、秋本みな子(トリプルキャスト)、武藤寛、冨田浩児、青木結矢、谷口あかり、武田優子、石橋佑果、ユウサミイ(Guitar,Vo)、小澤時史(Piano)、馬江尚子(Violin)、他
<スタッフ>
楽曲提供・音楽監督/ユウサミイ、脚本/まきりか、振付/柴田桃子、舞台監督・美術/齊藤樹一郎、音響/小川陽平、照明/高橋英哉・鈴木麻友、企画・製作/株式会社蒼龍舎
<資料提供・協力>
舞鶴市・舞鶴引揚記念館、東京フィルムセンター映画・俳優専門学校、東京アニメ・声優専門学校
【全国公演データ】
◆舞鶴公演/京都府
7月3日(金)13:00(貸切公演)、4日(土)12:30/18:00、5日(日)12:30/18:00
会場:舞鶴市総合文化会館 小ホール(京都府舞鶴市浜町2021)
主催:舞鶴市、「君よ生きて」舞鶴公演を盛り上げる会
◆大阪公演
7月18日(土)18:00
会場:立命館大学 大阪いばらきキャンパス内 立命館いばらきフューチャープラザ グランドホール(大阪府茨木市岩倉町2-150)
主催:吹田夢☆志団
◆福井公演
7月19日(日)18:00、20日(月)13:00/17:30
会場:福井まちなか文化施設 響のホール(福井県福井市中央1-4-13)
主催:福井テレビ
◆名古屋公演/愛知県
7月29日(水)18:45、30日(木)13:30
会場:名古屋市中村文化小劇場(名古屋市中村区中村町字茶ノ木25 中村公園文化プラザ3F)
主催:株式会社蒼龍舎
◆広島公演
8月15日(土)13:00~永松茂久氏トークショー(45分)、14:00~音楽劇『君よ生きて』
会場:広島国際会議場 フェニックスホール(広島県広島市中区中島町1-5)
主催:広島実行委員会、プロデューサー/藤本修平
◆千葉公演
8月21日(金)18:30
会場:千葉市美浜文化ホール 2Fメインホール(千葉県千葉市美浜区真砂5-15-2)
主催:株式会社蒼龍舎
◆八王子公演/東京都
8月28日(金)18:30
会場:八王子市芸術文化会館 小ホール(東京都八王子市本町24-1)
主催:株式会社蒼龍舎
◆横浜公演/神奈川
8月29日(土)17:00、30日(日)12:30/17:00
会場:県民共済みらいホール(神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8-2 県民共済プラザビル1階)
主催:株式会社蒼龍舎
【一般の方からのお問い合わせ】
株式会社蒼龍舎
Tel&Fax: 03-6456-0557
メール : info@rmcompany.co.jp
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プレスリリース提供元:@Press
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