マツダ、市販されているSUVの中でトップの燃費を誇る「CX-5」を発売!

Autoblog JP(オートブログ) / 2012年2月16日 19時0分

マツダ、市販されているSUVの中でトップの燃費を誇る「CX-5」を発売!

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マツダは、次世代技術「SKYACTIV」を全面的に採用した新型SUV「CX-5」を16日に発売。クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルは、日本国内で販売されているすべてのSUV(ハイブリッド車や軽自動車も含む)の中でトップの燃費性能を誇るという。
マツダの「SKYACTIV」とは、「優れた環境・安全性能」と「走る歓び」を高次元で両立するために、既存の技術を見つめ直し、徹底的に改良することから始めたという次世代技術の総称。昨年6月には小型車「デミオ」にまず「SKYACTIV-G(ガソリン)」エンジンが採用され、ハイブリッド車並の燃費をガソリン・エンジンだけで実現している。

今回発表された「CX-5」は、そのマツダが誇る次世代技術が、ガソリンとディーゼル双方のエンジンをはじめ、ボディ、シャシーにまで全面的に採用された初めての量産モデル。「プラットフォームやパワートレインを一新するだけでなく、研究開発から生産にいたるクルマづくりのすべてのプロセスを刷新した」というから、本格的に生まれ変わった新世代マツダ車の第1段と言ってもいいだろう。今後登場するマツダ車の出来映えを占う意味でも大事なニュー・モデルだ。



その大切な役割を担う車種に、マツダは主力モデルの「アクセラ」や「アテンザ」ではなく、まったく新しいSUVを選んだ。すでに東京モーターショーで実車がお披露目されているので、ご覧になった方も多いだろう。CX-5は、本格的なオフロード向け4輪駆動車ではなく、快適な街乗りも重視した、いわゆる「クロスオーバーSUV」と言われるジャンルに属するクルマだ。前輪のみを駆動する経済的な2輪駆動モデルも用意されている。

全長4,540mm × 全幅1,840mm × 全高1,705mmというサイズは、2006年から昨年2011年まで生産されていたマツダの同種モデル「CX-7」に比べて155mm短く、30mm幅も狭いが、60mm背が高い。「獲物に飛びかかろうとするチーター」の姿を参考にしたという躍動感のあるスタイリングは、マツダの新デザイン・テーマ「魂動」(鼓動、ではないことに注目)をSUVという形で表現したもの。今後新たに登場するマツダ車には、このデザイン・テイストが採用されるはずだ。なお、CX-5のデザインは、"見た目の良さ" だけでなく、すべてのSUVの中でトップレベルのCd値0.33を実現しているという。



そんな外皮に隠された車体は、「走りの軽快感と安定感、上質な乗り心地を同時に実現」した「SKYACTIVシャシー」と、「操縦安定性、衝突安全性能を飛躍的に向上」させた「SKYACTIVボディ」で構成される。どちらも従来より軽量で剛性も上がっているそうだ。

搭載されるエンジンは、自然吸気ガソリンと、2ステージ・ターボチャージャー付きディーゼルの2種。中でも注目は高価なNOx後処理装置なしでポスト新長期規制をクリアした、「SKYACTIV-D 2.2」と呼ばれる直列4気筒直噴ターボ "クリーン・ディーゼル" エンジンだ。2,188ccの排気量から、175psの最高出力と、42.8kgmという「4.0リッターV8ガソリン・エンジン並みの」最大トルクを発揮しつつ、燃費は4輪駆動モデルでもJC08モードで18.0km/リッターを記録するという(前輪駆動モデルなら18.6km/リッター)。

ガソリン・ユニットは一足先に「アクセラ」でも採用されている「SKYACTIV-G 2.0」の圧縮比を13.0:1にまで高めたもの。1,997ccの排気量を持つこの直列4気筒直噴エンジンは、前輪駆動モデルで最高出力155psと最大トルク20.0kgm、4輪駆動モデルでは154psと19.9kgmを発生し、燃費はそれぞれ16.0km/リッターと15.6km/リッター(いずれもJC08モード)。CX-5では、燃焼室内に残る排ガスを大幅に低減するという4-2-1排気システムが新たに採用されている。



価格はディーゼルの標準グレード「XD」の、2輪駆動モデルが258万円、4輪駆動モデルが279万円。本革パワー・シートや19インチ・ホイールを標準装備した豪華仕様「XD L Package」は、2輪駆動が298万円、4輪駆動は319万円。
ガソリン仕様は、量販グレートと言えそうな「20S」の2輪駆動が220万円、4輪駆動は241万円。廉価グレードの「20C」は2輪駆動のみだが、205万円と車格を考えればお値打ちかも(いずれも消費税込み)。
CX-5は全車がエコカー減税に適合しており、購入時の自動車重量税と自動車取得税がディーゼル・エンジン搭載車は全額免税、ガソリン・エンジン車は75%減税となる。



アイドリング停止機構「i-stop」はディーゼル車も含めて全車に搭載。トランスミッションは新世代6速AT「SKYACTIV-DRIVE」のみ。サイドモニターとバックガイドモニター映像をルームミラーに表示する機能は全グレードに標準装備されるが、ブレーキの自動制御で衝突被害の軽減を図る「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」や、24GHzレーダーを使って左右の後側方車両を検知する「リア・ビークル・モニタリング・システム(RVM)」は、「XD L Package」に標準装備、「XD」と「20S」ではメーカー・セット・オプションとして装着可能、「20C」は装着不可となっている。



かつては黒煙を撒き散らすトラックなどのイメージから、悪者扱いされ、閉め出されたディーゼル車。しかし現在は技術の進歩により、昔とは比べものにならないほど、排ガス中の大気汚染物質を減少させたクリーン・ディーゼル・エンジン搭載車が内外の自動車メーカーから発売されている。その中でマツダが開発したSKYACTIV-Dは、燃焼技術のみでこのクリーンな排ガスを実現させたというところがポイントだ。高価な排ガス浄化システムを必要としないので、ガソリン仕様車と比べても車両価格は15〜17%程度高いだけ。このくらいなら燃料費(燃費がいいだけでなく、軽油はレギュラー・ガソリンより安い)で、もとが取れるかも、と考える人もいるかも知れない。

ざっと計算してみよう。
例えば、1リッターの価格をレギュラー・ガソリンが140円、軽油が120円とする。JC08モード燃費を信じるならば、CX-5の20Sグレード(4輪駆動)で15万km走行したときの燃料費総額は約134万6千円。「XD」グレード(同じく4輪駆動)では約100万円。2車の価格差38万円を燃料費だけで埋めるためには、それ以上の距離を走らなければならない。一般的なドライバーにはやや荷が重いのではないだろうか。
もっとも、排出されるCO2の量でいえばディーゼルの方が地球に優しいともいえるし、動力性能の面では、パワーもトルクもディーゼル仕様の方が上。もとなんか取れなくても、強大なトルクによる走りを愉しむためだけでも、積極的にディーゼルを選ぶ理由はありそうだ。ちなみに4輪駆動同士で比較すると車両重量はディーゼルの方が約100kgほど重い。

ディーゼル・エンジンのクルマに乗ってみたいけれどSUVは必要ない、という方は、もうしばらくお待ちいただければ4ドア・セダン「アテンザ」の新型にもこのエンジンが搭載される(と言われている)ので、そちらを是非。



CX-5に関する詳しい情報は以下のリンクから公式サイトをどうぞ。なお、4月1日までに成約すると、注文したクルマと同じカラーの1/43レジン製CX-5オリジナル・ミニカーがもれなくプレゼントされるそうだ。

マツダ CX-5 スペシャル・サイト

ギャラリーには東京オートサロン2012に出展されていたカスタム仕様の画像もご用意。低められた車高とブレンボ製ブレーキに注目!

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