スズキの軽オフロード車「ジムニー」を、ミリタリー・ジープ仕様にカスタムして遊ぶ!

Autoblog JP(オートブログ) / 2012年4月1日 19時0分

スズキの軽オフロード車「ジムニー」を、ミリタリー・ジープ仕様にカスタムして遊ぶ!

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2月に開催された「ノスタルジック2デイズ」の会場で、サンド・ベージュ色のミリタリー・ジープを見付けた...と思ったら、これ実はスズキのオフロード用軽自動車「ジムニー」をベースに改造したクルマなのだった。意外とリーズナブルな金額で作れるそうなので、"こんなクルマの楽しみ方もある" ということでご紹介したい。
1940年代にアメリカ陸軍で正式採用された小型四輪駆動車、ウイリス社の「MB」は、「ジープ」という通称でよく知られている。軍の要求するスペック、走行性能と耐久性を備え、目的のために不要な装備を一切削ぎ落としたストイックでタフな姿には、惹かれる "民間人" も多い。

我が国では三菱自動車がジープのライセンス生産を1998年まで行っていたが、本家以外にも、このジープから影響を受けて誕生したオフロード車は数知れず。1970年に発売されたスズキ ジムニーもその1つだ。

数あるジープ派生オフロード車の中でも、ジムニーが特徴的なのは、日本の軽自動車規格に合わせて作られていること。車両価格も維持費も比較的安く抑えられることから、山岳地域などにおける "生活必需4駆車" としてだけでなく、オフロード走行を手軽に楽しめるクルマとしても広く愛され続けている。

ラダー・フレームを採用する伝統的な構造と軽量な車体によって、ジムニーが高い悪路踏破性能を発揮することも見逃せない。アウトドア・レジャーから本格的なクロスカントリー競技にまで使えるジムニーによるオフロード走行は、敷居が低く、しかし奥は深いのだ。



快適性と安全性を高めた現行モデルも、普段のアシとして使うなら大変優れたクルマではあるのだが、ジムニーの後ろにジープの面影を見るマニアにとっては、やはりハードな雰囲気が色濃い初代モデルの方が趣味の対象としては魅力があるようだ。中でも「初代の最終型」である「SJ10」型なら、排気量は539ccにまで拡大されているから現代の路上でも充分実用に耐えるし、ジープ譲りのワイルドなスタイルと、2ストローク・エンジンの乗り味も楽しめる。

ただし、1981年まで製造されたSJ10型は、頑丈なジムニーとはいえども、そろそろボディその他の箇所に大掛かりな手当が必要な時期。それならレストアするついでに、さらに憧れのウィリス MBに近付けて、ミリタリー風に仕上げてしまおう、と考え出されたのが、今回ご紹介する「ジムニー用MBキット」だ。製作したのは板金・塗装のスペシャリストである愛知県の「二階堂ボディ・ワークス」という会社である。

ウィリス・ジープの文字通り「顔」であるスリットの入ったフロント・グリルと、平板なフェンダーやボンネットで構成されるFRP製キットは、全部で23万8,000円。取り付けには別途20万円の工賃が必要だ。さらにボディのレストアと全塗装もお願いするなら費用は30万円。今回展示されていた車両は、特製のサスペンションやフロント・ディスクブレーキ、5速トランスミッション、4点式ロールバー、ビキニトップ、スペシャル・シートなどが組み込まれているので、合計174万7,200円という価格が付けられていた。



ベース車を探すのが大変なのではないかと思って訊いてみたところ、「ウチに何台か出番を待っている」クルマがあるそうで、希望があれば二階堂ボディ・ワークスの方で用意してくれるそうだ。外装のみをMB風に仕上げたクルマなら、ベース車込みで100万円くらいで手に入れることができるとのこと。もちろんボディ・カラーはお好み次第。購入後に追々、カスタマイズしていく "楽しみ" もある。幌は「簡単に付けられるものがある」ので、「ドアも付ければ、雨でも雪でも乗れる」そうだ。2ストローク・エンジンの乗り味については「トルクはありますね」。ウェーバー・キャブレターや特製シングル・チャンバーなどのチューニング・パーツでパワーアップも可能。さらに5速ミッションを入れれば100km/h巡航も快適で、「本物(のジープ)より速いですよ」とのこと。



ミリタリー・ルックとオフロード走行、旧車の楽しみにオープン・エアの開放感までいっぺんに味わえる、MB仕様ジムニー。100万円で買える "遊びグルマ" としては、なかなか魅力的ではないだろうか。

興味を持たれた方は以下のリンクから公式サイトをご覧いただきたい。

「二階堂ボディ・ワークス」

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