VWから、世界ラリー選手権参戦用マシン「ポロR WRC」と、その一般公道向け市販モデルが公開!

Autoblog JP(オートブログ) / 2012年12月10日 8時0分

VWから、世界ラリー選手権参戦用マシン「ポロR WRC」と、その一般公道向け市販モデルが公開!


フォルクスワーゲンは8日、2013年のWRC(世界ラリー選手権)に参戦するラリーカー「ポロR WRC」とそしてもう1台、その "公道用市販モデル" とも言える「ポロR WRC ストリート」をモナコで発表した。

Gallery: Volkswagen Polo R WRC


 
2011年の正式発表以来、WRC参戦に向けて準備を整えてきたフォルクスワーゲンが投入するラリー用マシン、それが市販小型ハッチバック「ポロ」をベースにしたポロR WRCだ。ボンネットの中に収まるエンジンは、WTCC(世界ツーリングカー選手権)等とも共通の「グローバル・レース・コンセプト」規格に基づく排気量1.6リッター直列4気筒直噴ターボ。最高出力は315psを発生するというが、装着が義務づけられるエア・リストリクターによって約300馬力に制限される。電気制御系統には "仕掛け" が用意されているそうで、ドライバーがアクセル・ペダルから足を戻しても、エキゾーストで燃焼させたガスをターボに送り込んでタービンの回転を維持することが出来るという。いわゆるミス・ファイヤリング・システムとかアンチ・ラグ・システムと呼ばれる機構だが、フォルクスワーゲンではこのシステムが作動したときに聞こえる音から、単に「バンバン(Bang Bang)」と呼んだりするそうだ。6速シーケンシャル・トランスミッションと前および後車軸にそれぞれ備わる機械式ディファレンシャルを介して4輪を駆動する。



シャシーは市販車のポロと共通だが、前後フェンダー、ドア、ボンネット、テールゲートはカーボンファイバーとケブラーで製作した軽量なものに交換され、ワイドに拡げられたボディはレギュレーションによって定められている全幅いっぱいの1,820mmに達するという。4輪駆動システムを搭載するにも関わらず、車両重量は僅か1,200kg。これもレギュレーションで規定されている最低重量だ。

車内からはもちろん競技に不要な装備を全て取り外し、重量配分を適正化するためにドライバーとコ・ドライバーのシートをBピラーの位置まで後退させている。ステアリング・ホイールのすぐ横には油圧式ハンドブレーキが備わる。



この日発表されたドライバーは、2011年シーズンにシトロエンで5勝を挙げ、今年はポロR WRCの開発に携わってきたセバスチャン・オジェと、今季フォードで2勝したヤリ=マティ・ラトラバが同等待遇、つまりいわゆる "ジョイント・ナンバーワン" 体制で2013年WRCに臨むという。そしてIRC(インターコンチネンタル・ラリー選手権)で2年連続チャンピオンとなったフォルクスワーゲン・ジュニア・ドライバーのアンドレアス・ミケルセンが第4戦からサード・ドライバーとして参戦する予定だ。


Autoblog JP

トピックスRSS

ランキング