【ノスタルジック2デイズ】'80年代の軽自動車が、"箱スカ"「日産 スカイライン」仕様に!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年3月25日 16時0分

【ノスタルジック2デイズ】'80年代の軽自動車が、"箱スカ"「日産 スカイライン」仕様に!


2月23・24日に開催された旧車イベント「ノスタルジック2デイズ」で、千葉市の旧車専門店「美光WORKS」が展示していた3代目「日産 スカイライン」、通称「箱スカ」。プリンス自動車工業と日産自動車が合併後の1968年に発売され、「GT-R」の名前を持つスポーツ・グレードがレースで大活躍したことでも有名な人気が高い旧車である。だが、その端に置かれた一台はひとまわり小さく、しかもよく見るとピックアップ。実はこれ、スズキがかつて販売していた軽自動車「マイティボーイ」をベースに製作された、箱スカのミニ・レプリカなのだ。

Gallery: Suzuki Mighty Boy "Skyline Replica"


 
スズキが1983年に発売した「マイティボーイ」(下の画像:右)は、2代目「セルボ」(下の画像:左)のボディ後部を荷台にしたピックアップ・トラック型の軽自動車。といっても積載能力を重視した実用車というよりは、スズキによれば「ファッション性の高い軽商用車」として、主に若者向けに低価格で売り出された。「スズキのマー坊とでも、呼んでくれ」というTVCMをご記憶の方も多いだろう。発売当時の価格は廉価グレードの「PS-Aタイプ」が「45万円から」(と、TVCMでもわざわざアピールしていた)、上級グレード「PS-Lタイプ」でも49万8,000円と、当時販売されていた4輪車の中では最も低価格。東京JAPというバンドが担当していたCMソングでは、いきなり「金はないけどマイティボーイ〜」という歌詞で始まるという、色々な意味で吹っ切れたユニークなクルマだった。



そんなマイティボーイをベースに作られた「箱スカ仕様」は、お店の方のお話によれば、「本物の箱スカ GT-Rを持っているお客さんから依頼を受けて」山梨県のエアロパーツ製作会社「吟屋工房」が販売しているキットを利用して製作したものだとか。「ボディ各部は、ウチが(キットをベースに)加工してパテ埋めしたり、FRP製のパーツをメッキしたり」した上、ヘッドライトを4灯に変更。エンブレム類は「全部、本物(純正品)を付けている」そうだ。内装はドア内張、天井などを黒のレザーで張り替え、タコメーターを追加。「箱スカのシートを忠実に再現した」という。マフラーは「ダブルに加工」、足回りはお約束の「ワタナベ(アルミ・ホイール)を履かせてローダウン」されている。ボディ・カラーは「オーナーが所有する箱スカ GT-Rと同じ色にしたいと言われて」、独特の渋みがあるシルバー・グレイで塗装されていた。



エンジンはノーマルとのことなので、排気量543ccから最高出力28ps/6,000rpmと最大トルク4.2kgm/3,500rpmを発生する水冷4ストローク直列3気筒「F5A」型が搭載されているはず。トランスミッションはなかなか珍しい5速MT仕様だ。「全部で220万円くらいかかっている」そうだが、現オーナーから委託を受けて現在販売中の価格は145万円(消費税込み)となっている。クーラーも付いているので、旧車オーナーがアシとして使うとカッコ良さそうだ。会場では隣に置かれていた本物の箱スカ(GT-R "仕様" )よりも多くの注目を集めていた。



"金がなくても" 若者がクルマを買えるようになった1980年代前半と、日本のモータリゼーションが本格的に確立した1960年代後半という2つの時代が、複雑に見え隠れするこのカスタム軽自動車。だから多くの "ずっとクルマが好きだった日本人" の心に刺さるのかも知れない。より深く突き刺さってしまった方は、以下のリンクからお店の公式サイトを覗いてみては?

美光WORKS

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