【ビデオ】「マツダ6(日本名「アテンザ」)」が、グランダム・レースで初のクラス優勝!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年4月24日 12時0分

【ビデオ】「マツダ6(日本名「アテンザ」)」が、グランダム・レースで初のクラス優勝!


4月20日、アメリカ・ジョージア州のロード・アトランタで行われたロレックス・グランダム・レースにおいて、「SKYACTIV-D」ディーゼル・エンジンを搭載した「マツダ6(日本名「アテンザ」)」が参戦4レース目にして見事、初のクラス優勝に輝いた。

Gallery: Mazda6 GX Grand-Am racer


 
「グランダム(Grand-Am)」とは、アメリカ国内のサーキットを転戦するスポーツカー・レース。中でも高級腕時計で有名なロレックスが開催スポンサーとなっている「ロレックス・シリーズ」はその最高峰カテゴリーだ。以前にもご紹介した通り、マツダの北米現地法人であるマツダ・ノース・アメリカン・オペレーションズ(MNAO)は、以前からタッグを組んでモータースポーツ活動に参戦してきたスピードソースと共同で、日本では「アテンザ」の名前で販売されている新型4ドア・セダン「マツダ6」をベースとするレースカーを開発し、2013年からグランダム・レースに追加された新カテゴリー「GX」クラスに参戦している。




デビュー戦となった1月の「デイトナ24時間レース」では準備不足が祟り出場した3台のマツダ6が全てリタイアという結果に終わったが、第2戦、第3戦は2台を送り込んで1台が完走。ただし、いずれもスポーツカー・レースでは百戦錬磨のポルシェによる2シーター・スポーツカー「ケイマン」の後塵を拝している。

そして4月20日に行われた第4戦。マツダ6は前日・当日のプラクティスで、マツダスピードからエントリーしている70号車が両日ともケイマンを上回るラップタイムを記録。2時間45分に及ぶ決勝レースでも序盤からGXクラスの先頭を走り続けていたが、レース残り40分を切るあたりでトラブルが発生し長時間のストップを強いられる。替わってゼッケン00を付けたヴィジット・フロリダ・レーシングのマツダ6がクラス・トップに立つと、そのままケイマンを抑え切ってチェッカー・フラッグを受けた。この結果はマツダ6による初のレース優勝であると同時に、グランダム・レースにおけるディーゼル・エンジンの初勝利でもあり、また00号車をドライブしたジョエル・ミラーとアンドリュー・カーボネルにとっても初めてのグランダム優勝となった。



MNAOのモータースポーツ・ディレクターであるジョン・M・ドゥーナン氏はこの初優勝について次のように語っている。

「1991年に私たちはアジアの自動車メーカーとして初めてル・マン24時間レースを制しました。そしてSKYACTIV-D クリーン・ディーゼルを搭載したマツダ6による今回のグランダム GXクラスにおける優勝は、マツダが挑戦することを今でも決して恐れていないということを証明するものです。これは今後多くの勝利につながるはずの第一歩ではあり、マツダの市販車開発に携わるエンジニアと、スピードソースのレース・エンジニアたちがいかに上手く協力して仕事を成し遂げたかということでもあります。私たちは予てからこう言い続けていました。"最良の市販車からこそ最高のレースカーは生まれる"と。実際にこのレース用エンジンは、その半分以上のコンポーネントが市販車用エンジンと共有です。つまりこのレース活動は、マツダ車の品質、耐久性、信頼性を保証する、確かな具体例となるはずです。また、レースとは真のチーム・スポーツでもあります。今回の初優勝は、マツダR&Dやスピードソース、そしてスポンサーの全員によるサポートがなければ決して成し得なかったでしょう。この勝利はプロジェクトに関わる全ての人たちのものです」

そしてスピードソース・エンジニアリングのオーナーであるシルヴェイン・トレンブレー氏は次のように語る。

「ジョエルとアンドリューがシャンパンを浴びている様子は、この優勝がまさに"チームワーク"の勝利であることを表現していました。この勝利はスピードソースとMNAO、マツダ本社の全員で分かち合うものであり、また、何ヶ月もの間、長時間に及ぶ懸命の作業を続けてくれた全ての人々に捧げるものであります。デイトナにおける荒削りなデビュー戦の後、全員が最大限の力を尽くし、実に短期間でクルマの速さと信頼性を向上させてくれました。新しいクルマでレースに参戦する場合、普通なら1年目は開発期間にあてて、2年目でやっと勝ちを求めに行き、そして3年目にようやくチャンピオン獲得に挑戦するものです。私たちはすでに2年分をたったの4レースで成し遂げてしまいました。デトロイトで開催される次のレースが待ち遠しくて堪りません」

最後に優勝ドライバーであるジョエル・ミラー選手の喜びの声もご紹介しておこう。

「マツダ6は完璧な状態で用意されていました。SKYACTIV-Dのトルクは終始ロード・アトランタのコースを力強く引っ張ってくれたし、マツダ6のハンドリングも最高でした。レースの間、我々は必要に応じて時にはプッシュし、時にはペースを守ることを心掛けました。2時間45分のレースの間、一度しかコーションが入らなかったので、リラックスできる時間はほとんどありませんでしたが、チームのクルーは常に僕やアンドリューとコミュニケーションを取り、トラフィックを抜けるための指示を与えてくれました。一所懸命働いてくれたチームの皆に優勝を持ち帰ることが出来てとても嬉しいし、この活動が今後も続くことが楽しみで堪りません。過去8年以上の期間、マツダはカートで走っていた僕をスカラシップ・プログラムによってここまで引き上げてくれました。マツダ6でレースをすること、そしてマツダの歴史にSKYACTIVテクノロジーの初勝利を刻めたことをとても誇りに思います」



佐藤琢磨選手のインディカー・シリーズ初優勝に続いて、アメリカン・モータースポーツでジャパン・パワーが活躍しているニュースをお伝えできることは嬉しい限り。マツダ6が参戦するこのグランダムというレースについては、デイトナ24時間を別にすれば日本ではあまり馴染みがないかも知れないが、プロトタイプ・レーシングカーにはシボレー、フォード、BMWがエンジンを供給し、また市販車ベースのGTクラスではお馴染みの「フェラーリ 458 イタリア」「ポルシェ 911GT3」を相手に「シボレー カマロ」が活躍するという、日本やヨーロッパのスポーツカー・レースとはちょっと変わったエントラントや、アメリカ各地のサーキットを舞台とするあたりが結構面白い。今回のレースの公式ハイライト映像をご紹介しておくので、興味を持たれたら是非ご覧いただければと思う。

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